「武蔵村山にキンプリが来ましたよー!」河合郁人さん
東京の多摩地域にお住まいの方、出身の方もそれ以外の方にも多摩を愛して頂きたい番組「立飛グループpresents東京042~多摩もりあげ宣言~」(略して「たまもり」)。MCは土屋礼央さん(国分寺市出身)&林家つる子さん(八王子市の大学出身)。
今週のゲストも、河合郁人さん(武蔵村山市出身)。自身のYouTubeでの発信がきっかけで武蔵村山市の観光大使に就任! 東京で“唯一の駅無し市=武蔵村山市”のグルメについて熱くトークを展開するも、1つだけ困っていることもあるようで・・・。また、観光
「武蔵村山にキンプリが来ましたよー!」河合郁人さん(武蔵村山市出身)②
河合さんおすすめの観光スポット①「野山北公園自転車道」「むさむら桜まつり」
土屋:さっそくゲストのご紹介です、先週に引き続き、河合郁人さんです! よろしくお願いします!
河合さん:よろしくお願いしまーす!
土屋:先週は、お互い「埼玉西武ライオンズ」ファンということでライオンズ愛のマウント合戦で終わりました(笑)。
河合さん:盛り上がりましたね(笑)。
つる子:(笑)。
土屋:そろそろ多摩の話をしたいな、と。去年、「武蔵村山市」の観光大使に就任されて。それよりも前に、自身の YouTubeで「武蔵村山市」について発信をされていて、満を持してだったかと思いますが、お話が来た時の正直な感想は?
河合さん:めちゃくちゃ嬉しかったのと、地元の友達から<観光大使、やらないの?>みたいな話はしていたんですよ。まさかのお話が来たので、即OKを出して、ぜひぜひやらせてください!と。地元の観光大使になるということが、一つの目標でもあったんで。だから、すごい嬉しかったですね。
土屋:僕も「国分寺市」の観光大使をやっていますけど、ちょっとむずかしくて。親善大使と違って“観光”の場所じゃないですか。正直、多摩地域は住宅地がメインだから、観光スポットを探すのが大変じゃないですか、多摩に住んでいた人間からすると。
河合さん:まあそうですね。でもそれこそ、探すのは大変かもしれないですけど、逆に探しやすいですよね。いっぱいポイントがあるわけじゃないですから。
土屋:ああ、なるほどね。
河合さん:都内のようにいろんなものがあるわけではないので。「武蔵村山市」なんかはポイント、ポイントで楽しめるスポットはいっぱいあるし(笑)。
つる子:(笑)。
土屋:そうなんだね。正直、僕は「武蔵村山市」に目的として行くことが・・・
河合さん:そうですね。皆さん、おっしゃるんですよ。
土屋:通過することはあるよ。だから、逆に非常に興味があって。「武蔵村山市」の魅力はどこですか?
河合さん:魅力は、先週もお伝えしたのですが、良い意味で昔と変わらず懐かしさを感じられる。これが、「武蔵村山市」に住んでいた人だけでなく、初めて来た人でもどこかエモさを感じられる雰囲気がどこか残っているんですよ。
土屋:言い方は変だけど、空気がワントーン穏やかな感じがするんだよ。
河合さん:そう! で、気温もちょっと低い気がします。
土屋:Wi-Fiも飛んでない感じがする(笑)。
河合さん:ちょっと! めちゃめちゃなこと言ってる(笑)。
つる子:(笑)。
土屋:それくらい穏やかで、深呼吸したくなる。
河合さん:そうですね。僕の中で「武蔵村山市」の良い所は、「桜」。桜の時期に「野山北公園自転車道」の桜並木がすごく綺麗で。すごいんですよ!
土屋:(写真を見て)ほんとだ! ものすごい綺麗!
河合さん:「むさむら桜まつり」を毎年やっていて、屋台も出ることもあるんですけど、人がほとんどいない!
つる子:(笑)。
土屋:桜を独占できるんだ!
河合さん:独占できます! もちろん、地元の方は来ますけど。他の町の方は「むさむら桜まつり」のことを知らないので。
つる子:へえ!
土屋:「野山北公園自転車道」というのは地元の住民の方が自転車と歩行で使う遊歩道で、これが何百メートルも続いている所で、左右が桜になっていると。
河合さん:これはけっこう穴場です! 僕も今年、観光大使の仕事とは関係なく、桜を見たくて1人で行きました。いろんな桜の名所がありますけど、人がたくさんいて、がちゃがちゃしている部分もあるじゃないですか。写真が撮りたい放題!
つる子:すごい!
河合さん:「むさむら桜まつり」の時期は、夜、ライトアップもするんですよ。
土屋:良いね! 「小平市」もそうですけど、こういう細長い綺麗な道が多いですよね。
河合さん:これ、大正10年に、当時の東京市が「多摩湖」の貯水池まで導水管の工事のために敷いていた鉄道の跡なんですよ。
土屋:なるほど!! 線路が敷いてあったんだ!
河合さん:これで資材などを運んでいて。そこに「横田トンネル」「赤堀トンネル」などのトンネルがあって、それも線路跡で。怖い雰囲気もあるんですけど、そこもまた良い味が出ているんですよ。
土屋:廃線跡なんて鉄道好きにはたまらないから。
河合さん:ここにトロッコが通っていたんだみたいな雰囲気がまだ残っていますから。「King & Prince」もそこでジャケ写を撮ってますから!
つる子:(笑)。
土屋:これぞ観光大使(笑)。
河合さん:キンプリファンの皆さん! 「武蔵村山市」に来てください! 「武蔵村山市」にキンプリが来ましたよー!
つる子:(笑)。
河合さんおすすめの武蔵村山グルメ①「村山かてうどん」
土屋:「武蔵村山市」は、今も豊かな自然というのは変わらずですか?
河合さん:「桜」だったり「野山北公園自転車道」の他にも、綺麗な水が流れていたり。水が綺麗なので、うどんもすごく美味しくて。「村山かてうどん」というものもあって。
つる子:へえ!
河合さん:埼玉がうどんをすごいアピールしてくるじゃないですか、どの町も。
つる子:そうですね(笑)。
河合さん:だから、「村山かてうどん」がまったく有名にならなくて!
つる子:(笑)。
土屋:そうね。「武蔵野うどん」とかもあるのに、うどんは埼玉のものだみたいな。
河合さん:「村山かてうどん」もコシがあるので、ぜひ食べてもらいたい!
つる子:「かてうどん」?
河合さん:けっこう歯応えがあるうどんで、うどんの横に添えられた茹でた野菜(=かて(糧))を言うみたいです。
土屋:もともと小麦しか採れなかったので、おうちで食べていたうどんが表にも広まっていったそうですよね。
河合さん:そうですね。「村山かてうどん」は、「武蔵村山」名物。
河合さんおすすめの武蔵村山グルメ②「村山ホープ軒」
土屋:「武蔵村山市」は食も頑張っているんですね。
河合さん:僕の中で「武蔵村山市」で一番好きな食べ物は、「村山ホープ軒」というラーメン屋さん!
つる子:あれ、ホープ軒って・・・
河合さん:色々なお店がありますけど、全然違います! 「村山ホープ軒」が一番・・・いちばん美味しいとか言っちゃいけないですね(笑)。
つる子:(笑)。
土屋:大丈夫ですよ(笑)。どんなラーメンなんですか?
河合さん:元祖背脂系なんですよ。見た目もけっこうコッテリしているじゃないかと思うんですけど、食べてみると意外とあっさりしていて。中太麺でツルッとした食感で、めちゃくちゃ美味しいですね。僕は幼稚園の頃から行ってますね。
土屋:お店の赤い看板には白字で「ホープ軒」と書いてありますね。食べ方は?
河合さん:僕はまずはそのまま食べて、途中、カウンターにある赤い粉を入れて真っ赤にして最後まで食べるという。
土屋:唐辛子系だ。ホープ軒では辛いのを入れる店はあまりないですよね。
河合さん:「村山ホープ軒」でブレンドしたものが置いてあって。
土屋:背脂の甘みと赤いパウダーの絡みが混ざって。
河合さん:めちゃくちゃ美味しいです。チャーシューにも合いますし。お持ち帰りのチャーシューも売っているんですよ。赤い粉も売っていて。家で、ネギを切って、チャーシューと赤い粉をかけたら、チャーシューだけを食べているのに「村山ホープ軒」の味がします!
つる子:(笑)。
河合さん:これはほんとに食べて欲しい!
土屋:「村山ホープ軒」は、「武蔵村山市」のどこら辺ですか?
河合さん:えーっと、これは・・・「多摩都市モノレール」の「上北台駅」から歩いて30分くらいかな。
つる子:(笑)。
河合さん:近いですよ(笑)。
土屋:人にお店などを説明する時に、最寄り駅が無いって大変ですね!
河合さん:大変です(笑)。この辺なんですよが言えないので。
つる子:(笑)。
土屋:これ、ラジオなどで説明するときは難しいですね。
河合さん:困った時はこう言ってます、<自分で調べてください!>。
つる子:(笑)。
河合さんおすすめの武蔵村山グルメ③「大紋」
土屋:それと、町中華でもお好きなお店があるとか。
河合さん:はい。「大紋」というお店が好きで、昔の実家のすぐ側なんですけど・・・わかりやすくいうと「しまむら」のすぐ近くです。おおま
つる子:(笑)。
河合さん:「大曲りの交差点」の。
土屋:よく渋滞する場所です(笑)。
河合さん:「大紋」さんは今もあるお店で、この前、『散歩の達人』の取材で久々に行ったんですけど、味が変わらないのが嬉しかったですね。
土屋:それは技術だね。変わらないのは素晴らしい。
河合さん:うちは出前でよく頼んでいたんですよ。「坂の上の河合です」と言うと、「大紋」さんもわかってくださって。
つる子:(笑)。
河合さんおすすめの武蔵村山グルメ④「天乃屋」の歌舞伎揚
土屋:そして続いて、「天乃屋」さん。こちらは・・・?
河合さん:歌舞伎揚で有名な「天乃屋」さんの工場が「武蔵村山市」にあって。
土屋:あの「天乃屋」が!?
河合さん:そこに子供の頃、よく行っていて。この“こわれ歌舞伎揚”というのが形が崩れちゃったやつで、普通の歌舞伎揚よりもお得に安く売っているんですよ。
つる子:いいな!
河合さん:(こわれ歌舞伎揚を食べて)ああ、美味しい! 変わらず美味しいや。
つる子:これこれ! みんな大好き!
河合さん:歌舞伎揚はみんな知ってるじゃないですか。だからこそ、もっと「武蔵村山市」に感謝して欲しいですよね。「武蔵村山市」が無かったらこんなに頻繁に歌舞伎揚を食べられてなかったんですからね。
つる子:(笑)。
土屋:元々「武蔵村山市」に駅があったら土地の値段が上がって工場を建てられなかったかもしれないからね。
河合さん:だから、駅が無くてよかったですよ。
つる子:(笑)。
河合さんおすすめの武蔵村山の観光スポット②「村山温泉 かたくりの湯」
土屋:でも、食べ物ばかり食べていたら、お腹いっぱいになって眠くもなりますよね。帰りますか? 「武蔵村山市」は食べる所しか、無いんでしょ?
河合さん:今のところ、桜以外は全部食べ物ですね(笑)。桜並木の近くにある「村山温泉 かたくりの湯」という温泉があるんですよ。地下1500mから汲み上げた天然温泉。それが令和5年4月から一度閉館してまして、再開に向けて今、準備中ですね。
つる子:へえ。
河合さん:「村山温泉 かたくりの湯」をなぜ僕が勧めるかというと、温泉やプールもあったり、休憩場所や食事も取れたりもしてすごく楽しめるんですけど、元々ここにグラウンドがあったんですよ。そのグラウンドでよく野球の試合をやっていたんですよ。
つる子:へえ!
土屋:思い出の地から温泉が出ちゃったんだ。
つる子:(笑)。
河合さん:最初、温泉が出た時は温泉施設ではなく、蛇口があって“温泉を持っていってください”という感じだったんですけど、ちゃんと温泉施設にしようということになって、グラウンドを潰して「村山温泉 かたくりの湯」が出来たんですね。
つる子:そうなんですね。
土屋:ちょっとセンチメンタルにもなるね。
河合さん:そうですね。温泉に入りながら、(ああ、オレはここで野球の試合をやっていたんだよな~)と。よく1人で入りに行ってました。
土屋:「狭山湖」の近くですよね。
河合さん:そうですね。坂を登れば「狭山湖」ですね。
土屋:ベルーナドームに西武戦を見に行って、初回に5点取られたら悲しくなってくるので帰りにここで癒して。
河合さん:そうですね。自転車道を通って。
土屋:デーゲームを見た後に南下して、今日紹介してもらった所を回るというパターンもあるよね。
河合さん:全然あると思いますよ。ベルーナドームにはみんな所沢から来るのかな。
土屋:「青梅街道」をずっと来るパターンと、「中央道」の国立府中ICで来るパターンがあるから。
河合さん:ぜひぜひ、怖がらずに立ち寄って欲しいですね。
つる子:(笑)。
河合さん:“ここはなんだろう”って怖がっていると思う。みんな優しいんで、ぜひ!
土屋:「馬車道」とかもあるからね。
河合さん:「馬車道」!
つる子:通じ合ってる(笑)。
「武蔵村山市の観光大使」河合郁人さんが思う、多摩地域の魅力とは
土屋:さあお時間です。「武蔵村山市」を中心に伺いましたけど、改めて、多摩地域の魅力についてこの年齢になって感じることはありますか?
河合さん:「武蔵村山市」はもちろん、多摩地域自体、懐かしさやレトロ感もあるような。そもそも好きだった食べ物や見るものの原点が多摩地域にはいっぱい詰まっているので。都内で疲れた方はぜひ、多摩地域に癒されに来ていただきたいなという気持ちでいますね。
土屋:お知らせはありますか?
河合さん:今回、「武蔵村山市」の話をしましたので、「かわいたちチャンネル」という僕のYouTubeをやってますので、そこで「武蔵村山市」に行っているのでぜひ見てもらいたいのと、僕のインスタグラムでも今年の「武蔵村山市の桜」の写真を載せているので河合郁人のインスタグラムもぜひご覧ください!
土屋:こんなに武蔵村山市に特化するインスタグラムをあげる人、いないですよ!
河合さん:(笑)
土屋:今後ともよろしくお願いします。2週にわたってゲストは、河合郁人さんでした!ありがとうございました!
河合さん:お仕事でありがとうございました!
(TBSラジオ『東京042~多摩もりあげ宣言~』より抜粋)