鍋焼きうどんの具材アイデア13選!選び方から基本のレシピまで
鍋焼きうどんの定番の具材や味付けは?
鍋焼きうどんは、日本の伝統的なうどん料理のひとつで、寒い季節に特に人気があります。だしの種類もさまざまで、特徴も異なります。
定番のだし / 特徴
昆布だし / 香りも味もすっきり
かつおだし / 香りと旨味が強い
干ししいたけだし / 独得の香りが強くコクもある
白だし / 香りと味のバランスが良く上品
めんつゆ / 甘みがあって風味が濃い
しょうゆベース / キリッと強い塩味と香り
合わせみそベース / 濃厚でコクのある味わい
味付けは、定番の昆布だしをはじめ、白だしやみそで作るものも主流です。また、関東では濃い口しょうゆを使ったしっかりめの味わい、関西では薄口しょうゆで仕上げた上品であっさりした味など、地域や家庭によって異なります。
だしの取り方や調味料の加え方によって、同じ鍋焼きうどんでも風味が大きく変わるのが魅力です。
鍋焼きうどんには、海老の天ぷらや鶏肉、しいたけ、ほうれん草、かまぼこ、卵などの具材が定番。彩り豊かで見た目も華やかになり、栄養バランスも整います。
【野菜】彩り豊かに!栄養満点でおすすめの具材
1. しいたけ
しいたけの深い旨味と独特の風味は鍋焼きうどんと相性抜群です。干ししいたけを使ってだし汁をとり、戻したしいたけを具材として使う方法と、生しいたけをだし汁で煮込む方法があります。
根菜が煮えてから加え、しっかり煮込むことで旨味を出しましょう。しいたけの代わりにまいたけやえのきだけもおすすめです。
2. ねぎ
さわやかな風味とやさしい甘みの長ねぎや、あざやかな緑色の小ねぎも定番の具材です。
長ねぎを使う場合は表面をこんがり焼きつけてから煮込むと、香ばしさもプラスしてより味に深みを出せます。
3. 青菜
ほうれん草や小松菜、春菊、水菜などの青菜は、地味な色になりがちな鍋焼きうどんのアクセントとして活躍します。
すぐに火が通ってアクの少ない小松菜や春菊、水菜は直接うどんと一緒に煮込みましょう。アクのあるほうれん草は下ゆでしてから加えてください。
4. にんじん
にんじんは鍋焼きうどんに華やかな色を添えてくれる具材。5~7mmの輪切りや半月切り、もしくは飾り切りにして存在感を出すのがおすすめです。
火が通りにくいため、だし汁と一緒に火にかけてやわらかくなるまで煮てからほかの具材やうどんを加えましょう。
【肉・魚介類】ボリューム満点!満足感をアップさせる具材
5. えび
えび天は鍋焼きうどん定番の主役。うどんつゆに天ぷらの衣が染みていっそうコクが深くなり、えびの淡泊な旨味とプリっと食感も味わえます。
あっさりとした鍋焼きうどんを作りたいときは、天ぷらの代わりに塩ゆでしたえびをトッピングするのもおすすめ。えびは火を通しすぎると硬くなるので最後に加えます。
6. 鶏もも肉
手軽に食べごたえと旨味のある鍋焼きうどんが作れます。
鶏もも肉を小さめのひと口大に切って最初から鍋に入れ、煮立ったらアクをすくいましょう。鶏の旨味がうどんつゆと一体になりますよ。
7. 豚バラ肉
豚バラ肉はコク深い鍋焼きうどんを作りたいときにぴったりの具材。豚バラ肉の脂のコクが溶け込み、濃厚な鍋焼きうどんに仕上がります。
うどんつゆがひと煮立ちしてから加えるのがポイント。あっさり食べたいときは薄切りの豚ロース肉や豚肩ロース肉、豚こま肉が合います。
8. かまぼこ
かまぼこは鮮やかな色とプリっと食感が魅力の具材。煮込むことで魚介の旨味も出てくるため、うどんつゆの旨味をより複雑でおいしく仕立ててくれます。
1cm幅に切ってうどんと一緒のタイミングで入れましょう。
9. ちくわ
魚介の旨味が強いちくわは、煮るとうどんつゆを含んでやわらかくなります。食べやすいように斜め切りにして、かまぼこと同じタイミングで鍋に加えるのがおすすめです。
【その他】アクセントになる!ちょい足し具材
10. 卵
卵は鍋焼きうどんの味変としても活躍する具材。食べ進めて味わいに変化がほしくなったら、半熟卵を割って卵黄をうどんに絡めましょう。
卵は最後に加えてさっと火を通すのがポイントです。蓋をして弱火で2分、もしくは蓋をせずに弱火で4~5分煮ると半熟に仕上がります。
11. 油揚げ
油揚げは煮るとじゅわっとうどんつゆが染みてジューシーになり、やわらかい食感が楽しめます。揚げ物特有の香ばしさとコクも特徴。
くたくた食感にする場合は最初から、ほどよい食感を残す場合は根菜が煮えてから加えます。
12. 餅
食べごたえのある鍋焼きうどんを作りたいときは餅を入れてみましょう。
切り餅はトースターやグリルで4~5分焼いて表面に香ばしい焼き色をつけてから、スライス餅はそのまま卵と同じタイミングで鍋に加えてさっと煮ます。
13. 麩
うどんつゆがよく染みてやさしい食感の麩も、鍋焼きうどんにぴったりな具材。ふわふわの焼き麩やもちもちの生麩が見た目と食感のアクセントになります。
下ごしらえや鍋に入れるタイミングは商品記載の使用方法に従いましょう。
鍋焼きうどんの基本レシピ
調理時間:15分
めんつゆで味付けする基本の鍋焼きうどんレシピです。鶏もも肉の旨味がつゆに溶け出し、しいたけの風味や油揚げのコクが味に深みを出してくれます。
めんつゆひとつで味付けが完結するので、料理に手間をかけたくないときにもおすすめ。お好みの具材でアレンジもお楽しみください。
材料(1人分)
冷凍うどん:1玉
鶏もも肉:1/4枚(100g)
卵:1個
かまぼこ:20g
油揚げ:1/4枚
しいたけ:1枚
にんじん:20g
小ねぎ:1本
めんつゆ(3倍濃縮):50cc
水:250cc
下ごしらえ
・鶏もも肉は小さいひと口大に切る
・かまぼこを1cm幅に切る
・油揚げはさっとゆでて短冊切りにする
・しいたけは軸を取ってお好みで飾り切りする
・にんじんは厚さ5~6mmの輪切りや半月切りにするか、お好みの型で抜いて飾り切りにする
・小ねぎは斜め切りにする
作り方
具材を入れて火にかける
鍋に水、めんつゆ、鶏もも肉、にんじん、油揚げを入れて中火にかけて煮立たせます。アクが出てきたらすくいます。
ひと煮立ちしたら火を弱め、しいたけを入れてにんじんがやわらかくなるまで煮ます。
冷凍うどんとかまぼこを入れる
にんじんがやわらかくなったら具材を端に寄せ、冷凍うどんを入れて煮立たせます。
残りの具材を加え、小ねぎを添える
鍋の真ん中をあけて卵をそっと落とし入れ、蓋をして弱火で2分ほど煮ます。
卵が半熟になったら小ねぎを添えて完成です。
好きな具材でオリジナルの鍋焼きうどんを作ろう
鍋焼きうどんはお好みの具材で自由にアレンジできる料理。肉類や魚介製品、野菜、きのこ、大豆製品などの具材をたくさん使って豪華に、冷蔵庫にある食材を活用して手軽に、とシーンにあわせてオリジナルの鍋焼きうどんを作ってみましょう。
具材から出る旨味の組み合わせで、あたらしいおいしさに出会えるかもしれませんよ。
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ライター:Uli(フードコーディネーター/パンシェルジュ/薬膳アドバイザー/レシピライター)