誰でもできる釣具のコーティング&ケイムラ加工術 マニキュアタイプのウレタンで楽々
普段なんとなく使わないカラーのテンヤをリペイントしてみた。小型ルアーなら、マニキュアタイプのウレタンフィニッシャーが簡単で使いやすかったので紹介しよう。
釣具のリペイント
船釣りの準備をしていたとき、普段なんとなく使わないカラーのテンヤをリペイントしようと思い立った。
元々はホワイトとフルグローカラーだったのだが、なんとなく自分の中でこの色がハマっていなくて、いつも持って行っているが使わずに釣りが終わっていた。
そのままにするのももったいないので、一度マッキーで黒く塗った後に余っていたホログラムシールを上から貼ってみた。とりあえずホワイトとフルグローがフルシルバーになったわけだが、爪で擦った程度でホロシールは剥がれてしまう。
本来なら、この上からウレタンフィニッシャー等でどぶ漬けコーティングをして完成なのだがあいにく持ち合わせがない。うーん、どうしようかと悩みながら釣具屋に入った。
超手軽なマニキュアタイプ
ウレタンフィニッシャーは瓶で売られているので、そのまま塗装したいものをどぶ漬けするのだが、たかがこれ1個の為に1瓶買うのももったいない。物色していると、マニキュアタイプを発見した。そういえばこんなのもあったんだなあ。
これなら手軽に出来そうだ。ついでに横に置いてあったケイムラ塗装ペンなるものも気になったので購入。ペンで塗るだけでケイムラ加工出来るらしい。
手軽だが広範囲をムラなくは難しい
早速家に帰ってやってみる。ウレタンの硬化は4時間以上かかるので、寝ている間に乾燥させなければいけない。
こんな感じでペンチで持ち、塗りたいところに塗り付ける。マニキュアタイプなのでかなり手軽。ただ、テンヤのような小さい鉛系ルアーなら表面積が小さいので気にならないが、マニキュアの筆で塗るのでムラなく均一に塗るのは難しい。ロングジグやビッグベイトのように面積の大きいものはドブ漬けしたほうが綺麗に仕上がるだろう。
面積の小さいルアーやピンポイントな部分だけをコーティングしたい場合には使い勝手がいい。
使用感
翌日起きたころには硬化し終えていたので、試しに買っていたケイムラペンも塗ってみた。カラーはなんとなくで青をチョイス。
塗った感じは普通のマジック同様の感じだ。これでケイムラになるのならかなりお手軽である。実釣に関しては腕不足でまともに写真を撮るようなサイズが釣れず写真が無いのだが、当初の目的であったリペイント部分の補強については十分の効果を感じた。
下に貼ったホログラムシールの剥がれは無く、ウレタンコートでしっかり保護されている。ちょちょいと筆で塗るだけでとても簡単なので、使いどころは選ぶが大切なルアーの保護にちょうどいいだろう。
<檜垣修平/TSURINEWSライター>