武田砂鉄氏、安倍晋三氏と旧統一教会の写真について『自民党議員はまず知らないと言ってうやむやにしたい』
9月17日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)では、安倍晋三氏と旧統一教会の会長が、自民党本部で選挙支援の確認をしていたのではないかと指摘する朝日新聞の記事を紹介した。
番組で紹介した朝日新聞の記事によれば、安倍晋三首相(当時)が2013年の参議院選挙直前に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の会長らと自民党本部の総裁応接室で面談していたとみられることが複数の関係者への取材でわかった、とある。朝日新聞が入手した写真には、自民党萩生田光一元経済産業相や岸信夫元防衛相、それに教団の友好団体トップらが同席した様子が写っていた。また、この面談は参院選公示4日前の2013年6月30日で、複数の関係者は取材に「教団側による自民党候補者の選挙支援を確認する場だった」と証言した。
この記事を受けて、お笑い芸人の大竹まことは「参院選の直前に萩生田さんも岸さんも、記事によれば「ちょっと声をかけられたから行った(同席した)」と発言しているみたいだが、この人たちは国会議員であって、普通の人間みたいに「ちょっと写真を撮るから来て」って言われて撮るような写真ではない。」と発言した。
また、フリーライタの武田砂鉄氏は「旧統一教会と自民党の関係についてうやむやにした代表的な二つの発言のうち一つは、自民党の茂木幹事長が「これまで(旧統一教会とは)一切の関係を持っていないことを確認した」というものだが、そんなことはないでしょうと思う。
もう一つの発言は、岸田首相が「安倍さんと(旧統一教会)の関係については、(安倍さんが)亡くなったので確認することができず、調査にも限界がある」というものだが、もちろん亡くなったのは非常に残念な出来事だったが、関係について調べることはできるのではないかと多くの人が思った。
朝日新聞の今回の写真についても萩生田さんは「あの写真は自分だと思うけれども、知らない」と言ったり、安倍さんの秘書だった方たちも「知らない」と言い、岸信夫さんも「知らない」と言っている。
自民党議員はこのようにまず「知らない」と言って、情報が徐々に出てきてから、なんとなく意見を変えていくというところまで、二、三か月かかるということを繰り返している。今回の写真についても同じようなやり方でうやむやにしたいのでしょう。」と述べた。