川西にできた古民家カフェ『ハレバレ』心と体が自然と脱力する心地よい空間で食べる自然食ランチ 川西市
川西市街を少し離れ一庫ダムにほど近い自然に包まれた場所に、6月30日にオープンしたのが古民家カフェ『ハレバレ』(川西市)。
築60年ほどの古民家を仲間たちとともに100日かけてDIYで作ったという同店では、無農薬・自然栽培の野菜ランチの提供や雑貨の販売がされています。
玄関を開けると、そこには元の古民家の雰囲気や風合いを上手く活かした味のある空間が広がっています。
意図して飾られているわけではないのに、どこを切り取っても絵になるような素敵な雰囲気の店内にはあたたかくて優しい時間が流れているよう。
玄関と廊下には雑貨やドライフラワー、無農薬・自然栽培の野菜の販売スペースもありました。
無農薬・自然栽培の食材、天然素材の衣類や自然にやさしい生活用品など、古民家を通じた暮らしの空間づくりにより"衣食住にとっての安心が手に入る場所”であり、人と人との信頼やつながりも含めて”安心”だと感じてもらえ、訪れた人が心も体もほっとするようなひとときを過ごせる場所にしたいと言う店主の早川さん。
ここが人が集まる場所となり、地域とのつながりやコミュニティーが生まれる"村づくり"ができていくことを目指しているのだそう。
メインスペースは2間続きの広々とした畳の間。その続きにキッズスペースもあるので子ども連れでも安心して過ごせます。
メインスペースと区切られて、わんちゃんも一緒に過ごすことができるように靴のまま入れる個室(※完全予約制)も2部屋ありました。店内では豊能町の山々からの天然鹿などのお肉を使ったヒューマングレード無添加ジャーキーの販売もあり、わんちゃんのおやつにすごく好評なのだそう。
提供されているランチは畑の野菜たちに合わせて店主の気まぐれで毎日内容が変わる「気まぐれお野菜ランチプレート」。
地元の農家から届く新鮮な無農薬野菜を使用した副菜が毎日10種類ほどついています。
店主が厳選した体にやさしくて美味しい調味料と自家製の麹調味料で丁寧に調理されたランチプレートは見るからに体に良さそうな感じ。
いきなりですが一口目にメインの「鶏むね塩糀焼きエリンギあんかけ」。柔らかく調理されたお肉はやさしい味わいですごく食べやすくて美味しい。
「パプリカとカボッキー(韓国のカボチャ)のナムル」「オクラひじき白和え」「ケールチップス」。こちらも素材を活かしたやさしい味わいで体に自然に吸収されていくような感じ。毎日でも食べたくなるような一皿でした。
食後には自家焙煎された深煎りのコーヒーを飲んでまったり。心と体が自然と脱力していくような空間が心地良すぎて、実は取材を終えた後もしばらく滞在してしまいました。
娘が産まれたことを機に前から想っていた"少し不便でも自然で心豊かな生活"へと自分の暮らしを変え、仕事もその一部にしようと思ったのが出店のきっかけだという早川さんの”普段”が体現されたような同店。
"作られていない空間"だからこその心地良さ。自分を整えたい時に行ってみたくなるような素敵な場所でした。
場所
ハレバレ
(川西市一庫2-2-9)
営業時間
11:00〜17:00
駐車場
有(6台)
※席数と駐車場台数が同じため、原則1グループ様につき1台