馬絹の中村さん 厚生労働大臣表彰を受賞
共同募金運動に対する長年の功績が認められ中村布佐子さん(82)=馬絹在住=が、厚生労働大臣表彰を受賞した。
中村さんは、56歳から民生委員・児童委員となり、3期目からは宮前第3地区協議会の会長を15年務め地域の社会福祉の推進に貢献。赤い羽根共同募金は、毎年10月1日に行われ、宮崎台と宮前平の駅前で募金活動に取り組んだ。
「思い起こせば雨の日も風の日もみなさんに協力を呼びかけた。いろいろな活動を楽しくやってきたが、人の役に立ち評価され賞を頂けたのなら素直にうれしい」と受賞を喜んだ。
5年前に定年となったが、民生委員・児童委員としては毎週月曜日の朝に子どもたちの通学路に立ち「おはようございます」と呼びかける見守り活動を長年続け、夜間のパトロール、高齢者向けの食事会など、さまざまな活動を行ってきた。
生け花の草月流の師範として自宅で教室も開いている中村さん。今でも年末には、仲間たちとクリスマスリースを手作りし、社会福祉協議会のバザーで販売するなど活動を行っている。現在は区文化協会の副会長、第3地区社会福祉協議会の副会長、市市民自治財団の理事を務めている。