源泉徴収不足で税延滞 伊賀市が一般財源で78万円納付 特別職5人の退職金
特別職5人に支給した退職手当の源泉徴収所得税額と市県民税特別徴収額で算出方法に誤りがあり、納付税額計約585万円の不足が生じていた問題で、三重県伊賀市は6月30日、市の一般財源から支払う国県市に対する延滞税などの金額が確定し、計78万3500円を納付したと発表した。
担当の人事課によると、5人の退職金に対する源泉徴収事務に関係した当時の所属職員7人に対し、文書や口頭で厳重注意した。市は4月18日に立て替え払いを済ませた後、退職者5人に徴収不足分の返還を依頼し、4人は全額を納付したという。
追加納付の対象は納期限が2020年5月10日以降の退職手当延べ8件。1人当たりの徴収不足額は約13万円から約378万円だった。