リボンアートの作品や展示について熱い想いを語る! 俳優・アーティスト『のん』がROKKO森の音ミュージアムに作品を出展中 神戸市
8月24日から神戸六甲山上で開催中の「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」で、いま話題の俳優・アーティスト「のん」さんが手がけるリボンアートの作品が、ROKKO森の音ミュージアム(神戸市灘区)で展示されています。
建物の3階フロアでは全体がリボンアートで埋め尽くされ、昨年、朝来市と仙台市で発表された「真っ赤童」や東北の伝統工芸「こけし灯篭」や「赤べこ」にリボンをまとわせた作品に加え、今回の展示に合わせて作られた新作4点も登場しています。
今回の発表に先がけ、のんさん本人が同ミュージアムに来館。各々の作品の配置やリボンの補強具合などに目を配っていました。
のんさんは2020年からリボンアートの発表を開始。リボンアートとは、大量の様々なリボンを用いたアートで独自の世界観を表現し、そこには可愛さと不気味さ、美しさと怪しさを共存させているそう。
今回の出展に際し、「生まれる前から存在しているオルゴールが展示されているこのミュージアムに、私のリボンアートを存在させる。昔といまという時間をつなげることができたら素敵だなと思いました」と期待をよせたそう。
「サテンやオーガンジーなどを使ったリボンは洋風のものであり、和を意識したことはなかったのですが、昨年の生野(朝来市)で行った畳の空間でのリボンアートに挑戦したところ、和の空間との相性が良かった。その後、東北の伝統工芸とのコラボ企画を経て、今回は西洋のオルゴールが加わり、より”和洋混在”した空間での素敵な展示になりました」と話します。
一角には、新たな企画として、のんさん自身がリボンをまとった写真パネルも展示。「トルソーの布地や木など、モノに貼っているリボンを自分の肌に貼ってみると、無機質なリボンに血が通い始め、そのいきいきとした様子を伝えたくなり写真におさめました。これも新しいリボンアートです」と新たな経験と発見に興奮したそう。
今回の新作は従来と少し違うテイストに仕上がったそうで、「初めて下半身やお尻のトルソーを用いてリボンアートを作りました。すると、キュートなイメージのリボンが色っぽくなった。さらにいろんな貼り付け方を試行錯誤した結果、エロティックな美しさに行き着きました」とのこと。自身のそれまでの作品になかった新たな魅力が加わったことで、一歩先に進めた気がすると話します。
作りはじめたら休みもせず一心不乱に取り組み、寝食を忘れ、丸2日間かけて一作品を仕上げることもあるそうで、「自分の中で発掘できたこのリボンアートはライフワークであり、かけがえのないもの。アートをするうえで好きなものを見つめなおすきっかけにもなりました」と語るのんさん。
今回の出展について、「すごくうれしい!六甲ミーツ・アートに参加でき、地元で展示できるのは兵庫県民(のんさんは神河町出身)として嬉しい。六甲山は有名だし素敵なところなので県外の人にも自慢します!」と弾けるような笑顔を見せてくれました。
この展示は11月24日まで、神戸六甲ミーツ・アート会期中はお得な鑑賞パスポートなども用意されています。詳しくは公式サイトにてご確認ください。
会期
2024年8月24日(土)~11月24日(日)
場所
ROKKO森の音ミュージアム 森の音ホール 3階
(神戸市灘区六甲山町北六甲4512-145)