イオングループから10億円寄付、四日市市の新図書館などの整備に
三重県四日市市は9月12日、新図書館などの整備に、イオングループから10億円が寄付されることになったと発表した。市は、開会中の市議会9月定例月議会に、基本設計費などの補正予算案を追加上程しており、「市民の皆様が待望する新たな拠点施設を整備するための貴重な財源であり、イオングループ様のご厚意に対して深く感謝申し上げる」などとコメントした。
市によると、イオングループからは「知と交流の拠点施設（新図書館等拠点施設）の整備予定地は、イオングループの前身である岡田屋呉服店跡地に近接した場所であり、発祥の地とも言える場所において整備される施設のコンセプトに賛同し、地域の生涯学習、文化の発展に貢献していきたい」などとする寄付の意向が伝えられたという。
市は、開館から50年以上経過した市の図書館を、知識や情報、人に出会える滞在型図書館を核に、市民の創造、交流活動の場となる多目的ホールなどを組み合わせた「知」と「交流」の拠点として整備するとしている。