<同居でガッカリ!>実家をリフォーム!順調かと思いきや……母のムシでトラブルの予感【まんが】
私はジュンコ(30代後半)です。以前は、中学生の一人娘シズクと旦那のタカシ(40代前半)と3人で暮らしていました。しかし私の両親から同居の提案をされたことをキッカケに、実家を二世帯住宅にリフォーム。半年前から同居生活をスタートさせたのです。まだまだ介護なんて先の話ですが、年齢を重ねた両親の近くに居られたら安心です。約20年ぶりに過ごす両親との時間は、とても充実したものになるだろうと思っていました。
私たち家族は、数年前に両親から同居の相談をされたことをきっかけに一緒に暮らし始めました。
私個人としては、年齢を重ねた両親の近くに住むことができたら安心です。旦那や娘に相談したところ、2人とも前向きな反応です。
もともと実家とわが家がそう離れていないこともあり、通勤や通学にそれほど影響はありません。旦那も娘も了承してくれたため、正式にリフォームを開始。半年前から二世帯にリフォームされた実家で同居生活をスタートさせていたのです。
同居条件としては悪くなかったため、不満は特になかったのですが……最近、気が付いたことがあります。私が母にLINEをしても、ことごとく無視をされるのです。
そもそも同居をしているので、LINE自体母に送るのは月に1~2回程度。内容としては今日のように「仕事帰りにスーパーに寄るけれど、何か必要?」といった感じです。
母はよくスマホでゲームをしたり動画を見たりしています。 それゆえ、私のLINEの通知に気が付かないなんて、ありえないような気がするのです。 しかし今の口ぶりからすると、本当に私のLINEに気が付いていなかったような……。 母も年齢を重ねたせいか、あまり細かいことを気にしなくなってしまったのかもしれません。 けれどもこんなことが繰り返されると、私はモヤモヤ。 いっそ母にはLINEを送るのはやめようかなとも考えてしまいます。
母が激怒「連絡するって言ってよ!」身勝手な言い分は私にだけ?
仕事中、娘の中学から電話がかかってきました。
体調不良のため、娘が早退するそうです。幸い、自力で帰宅できるくらいの軽い症状ではあるとのことでした。
ただ、娘には家の鍵を持たせていません。今日父は出かけて不在。たしか母はパートが休みだったはずです。母が自宅にいれば問題ないのですが、もし母も出かけているとなれば、家の鍵を渡すために娘に私の職場に立ち寄るよう言わなければなりません。
急いでいた私は、母に電話をしました。
母は「急ぎの要件なら電話しろ」と言いますが、それでもゲームを中断されて不機嫌な態度です。
急ぎの内容でないなら「こんなことでLINEしないで」です。
LINEだろうが電話だろうが、用があるから連絡していることに変わりありません。LINEするのに前もって連絡が必要というのなら、双方それぞれのタイミングでチェックできるLINEの意味がありませんよね。
一番驚いたのは母の「『今日LINEする』って言ってくれなきゃ気が付かない」という発言でした。 意味がわかりません。 みなさん、いちいちLINEを送るのにそんな連絡しませんよね? それなのに父や弟、弟嫁や親戚とはよくLINEのやり取りをしているのは目撃します。 ということはつまり、母は私のLINEを見たくないのではないか……。 ひょっとするとLINEの通知自体をオフにしているのではないかという疑惑が浮上してきたのです。
鳴らない通知音「あぁ……嫌われてるんだ」私をないがしろにする母
LINEの無視以外にも、母に対する違和感はなんとなくありました。私が子どものころに思っていた、しっかりした母の印象とは異なり、「お母さんってこんな人だったっけ?」と感じてしまう場面がよくあるのです。
私も社会人となり結婚、妊娠、出産とライフステージの変化を経験しました。
さまざまな人生経験を積んだのちに両親と同居を再開してみると、母の言動に違和感を覚えることがしばしばあるのです。
「まさか私のLINEの通知を切るはずないよね……」と思いながらLINEで画像を送ったところ、LINEの通知音は鳴りませんでした。
その後もう2枚ほど追加で画像を送ったのですが、やっぱり母のスマホは鳴りません。これで、母が私のLINEの通知をオフにしていることは確実となりました。
いい年をした娘が、母から無視をされていることにショックを隠し切れないのはおかしいでしょうか? 気軽な気持ちで母に「私からのLINE、通知オフにしているでしょ?」と聞けたらいいのですが、今はまだこわくて真相を確かめることができません。 もしも通知を意図的に切っているとなると、今後母との関係が変わってしまうと感じたからです。 ひとまず旦那が帰ってきたら、このモヤモヤした気持ちを打ち明けたいと思います。
意を決して聞く!「私からの通知切ってる?」真相はいかに……!?
「ごめんなぁ……。俺は母親からLINEを無視されたことがないから、なかなか想像がつかなくて……」
旦那に胸の内を吐き出すと、やはり理解ができないといった様子でした。それもそのはず。義母は優しいので、そんなことをするとは思えないのですから。
「お義母さんの本心はわからないけれど……でもたしかに、俺の目から見ても、ジュンコがお義母さんからぞんざいな扱いを受けているな……と思ったことは何度かあるよ。でもそれはあくまで実の娘だからという信頼があるからこその対応なのだと思っていたけれど」
母の私に対する対応を「あれ?」と感じていたのは、旦那も同じようでした。
母が友人との飲み会にいくのに車で送るよう頼まれた私。
ひょんなことから母とふたりきりになる機会を得ました。
「いまなら……LINE通知の真相を聞けるかもしれない」
私は母がどんな反応をし、どんな返事をしてくるか内心ドキドキしながら聞いてみました。すると……。
私に対してぞんざいな母の言動は、私が「実の娘」だからかもしれない……。 そう思いつつも真実を確かめるのがこわくて、LINEの通知オフの件はしばらく聞くことができませんでした。 しかし飲み屋への送りをお願いされ、上機嫌な母とふたりきりになり、意を決して聞いてみたのです。 すると何も悪びれる様子もなく「通知オフにしている」とあっさり打ち明けた母。 自分の母親がこんな人だったなんて……。あっけらかんと話す母の神経を疑います。
鬱陶しいって……ホンキで言ってる?もう限界、一緒には暮らせない
母は、悪びれる様子もなく、私からの連絡を「鬱陶しい」と言い放ちました。あげく「私の用事があるときだけ連絡できればいいから」と、送り届けた私へのお礼もそこそこに、走り去ってしまったのです。
これが母の本心ならば、母との関係はもう終わりだと思いました。
どうして人が傷つくようなことを平気で言えるんだろう……。私の子どものころの印象に残っている母とはまるで別人です。今の母は「血のつながった他人」という言葉が一番しっくりくるような気がします。
家に戻り、母から言われたことを旦那に話しながら涙が流れてきます。
「それは、どんなに親しい人にだって言ってはいけない言葉だね……」旦那が優しく、私の話を受け止めてくれたのが救いです。
私たちがどうにかして同居を解消できないか話しているところに、娘がやってきました。
ローンの返済もまだまだ残るなか、同居の解消が現実的でないことは重々承知しています。 しかし言葉のとおり「母との関係は終わった」と感じています。 私が傷つく言葉を悪びれる様子もなく言う母は、もはや私の知っている母ではありません。 そんななか、娘のシズクが私たちの会話を聞いていたようです。 驚いたことに、娘も両親(シズクにとって祖父母)が好きではないとのこと。 私たち夫婦は、娘から詳しく話を聞いたのでした。
【母の気持ち】息子との同居、断念⇒クチうるさい娘と同居かぁ~……
私はエミコ(50代後半)です、2人の子どもは結婚をし、それぞれ家庭をもっており、現在は主人と2人暮らし。数年前に主人が定年退職をしたことをきっかけに、夫婦で「これからの生活」について話す機会が増えました。私たちのどちらかが体を悪くしたときに、近くに子ども家族がいれば安心ですよね。それに老後は賑やかなほうがきっと楽しいはず。私は次第に、自宅を二世帯住宅にリフォームし、子ども家族に同居してもらいたいと考えるようになったのです。
近い将来、今のように元気に過ごすことができなくなる日がくるでしょう。そんなとき、子どもたちに介護をしてほしいとまでは言いませんが、買い物や通院などの送迎、日常生活のちょっとした手助けをしてほしいと思っています。
主人の言う通り、娘のジュンコは近くに住んでいますが、なんだか昔から気が合わないのです。相性ってやつでしょうか。できることなら、息子夫婦と一緒に住めたら本望です。
しかし、そんな夢はすぐに砕け散りました。息子は、わが家から車で4時間もかかるところにマイホームを購入したというのです。
私が同居をしたいと思うのは、定年退職をした主人と今後ずっと2人きりで生活していくなんて考えられなかったからです。
ジュンコたちに同居の話を持ち掛けると、思っていたよりもすんなりとOKを出してくれました。これで私たちの老後は安泰です!
さっそく二世帯にリフォームし、同居生活をスタートさせたのですが……思ったより煩わしいと感じてしまう毎日なのです。
こちらからお願いをするかたちで、長女家族と同居することになりました。 賑やかで楽しい同居生活を夢見ていた私でしたが、いざスタートすると、実の娘なのにとても気疲れすることがわかったのです。 今では娘から声をかけられただけで煩わしいと感じてしまうほど。 「息子夫婦との同居なら、こんな感じにはならなかったのかなぁ……」 などと思うこともしばしばです。 実の娘に対して、どうしてこうも気疲れをしてしまうのでしょうか。
義母と重なる娘の姿!うるさいからオフにしちゃお~
実の娘に対して、どうしてこうも気疲れをするのだろうと考えたとき、ある答えにたどり着きました。
それは、私の義母です。
義母は数年前に病気で他界しましたが、口うるさい義母に何度も頭を悩ませました。
「わざと私をイラつかせているのか?」と感じるほど、義母の言葉にはいちいちトゲがありました。
そして今、ジュンコと義母の姿がときどき重なるのです。
同居をしているため、お互いあまりLINEのやり取りをおこなわないのですが、たまにLINEが送られてくるとなんだかイライラするのです。「こんなことでいちいちLINEしないでよ」と。「必要なら、こちらから連絡するから」とも思うのです。
ついに私は「ジュンコの通知はオフにしておこう。急ぎの用件なら電話してくるでしょ」という手段にでました。
ジュンコの口ぶりはときに義母を思い出させました。 あまりにも「鬱陶しい」と感じてしまい、ジュンコからのLINEの通知をオフにしたところ、ささやかながら反抗ができたようで満足感があったのです。 「お母さん、また私が送ったLINEを見ていないの?」と言われるたび、内心ニヤリです。 必要ならばこちらから連絡をするので何も問題ありません。
そんななか、ジュンコとタカシさんから「大事な話をしたい」と言われ、何かと思ったら「同居を解消したい」とのこと。 いったいどうしてでしょう?
【私の気持ち】同居解消に向け話し合い「キモッ!」母だけじゃなく父もサイテー
「母との関係は終わった」と感じた私は、旦那や娘と家族会議の末、両親に同居解消を申し出たのでした。
「あんたもしかして、そんなことで私のことを恨んでいるの?」
母は、そんなことで同居解消だなんておおげさだとでも言いたげな態度でした。
私は母のことを恨んでなんかいません。
むしろ母の本性がわかってよかったと思っています。私のLINEを意図的に通知オフにしていたのです。
「どうでもいいことを連絡されると鬱陶しい」
「私が用あるときにだけ連絡ができればOK」
なんて、悪びれもせず言われたらもう今後一緒に生活なんてできません。
そして、父もまた……最低なことをしていたのです。
私たちが同居解消をしたい理由は、母のことだけではありませんでした。
父は、私たち夫婦が不在のとき、しょっちゅう私たちの居住エリアに入ってきていたらしいのです。しかも、娘が着替えている最中、ノックもせずに部屋に入ってくることもあったそうなのです。
娘から父の話を聞いたときはショックでした。 同時に「娘に何てことをしてくれたんだ」と怒りを覚えました。 昔はそんな人ではなかったのに……。 どういう気持ちで父が娘の部屋に入ったか不明ですが、年ごろの娘が祖父を嫌いになってもおかしくない出来事です。 もちろん、この話を聞いた旦那は激怒。 すぐに後付けの鍵を購入し、ドアに設置したのでした。 さらに、私たちが同居解消を決めた理由は、これだけではなかったのです。
「オシャレしてもムダよ~」娘にもイヤミ炸裂!?家族を守る決断
母は、娘に対しても日常的に嫌味を言っていたようでした。シズクがスキンケアをしていたり、化粧をしていたときには
「中学生のくせに色気づいちゃって……あぁヤダヤダ。元がかわいくないんだから、ムダなことすんじゃないよ」
なんてひどいことを言うのでしょうか。
父も母も、いったいいつから人の気持ちが考えられない人間になってしまったのでしょうか……二世帯での同居生活はがっかりすることばかりでした。
私は、私や家族の心を守りたくて、同居を解消したいと思いました。
私の気持ちに、家族も賛同してくれて……だから新しい住居が決まり次第、この家を出て行くことにしました。
相手の気持ちも考えず、思ったことをそのままペラペラと口にして開き直る母に失望しました。 昔はこんな人ではなかったはずですが……。 さまざまな経験や年齢を重ねたことで、母は変わってしまったのかもしれません。 私が大人になったことで見えてきた部分もあるのでしょう。 引っ越しまでの期間は、なるべく関わりをもたないよう過ごしていこうと思います。 今ごろになって私にLINEを送ってくるようになった母が哀れで仕方ありません。
【母の気持ち】ご近所さんはウワサ好き!無視されるってツライ……
自宅を二世帯住宅にリフォームして、娘のジュンコ(30代後半)家族と同居生活を始めました。ジュンコとは昔から「合わないな」と思っていたのですが、実際に同居してみるとストレスが溜まる一方。すでに他界した憎き義母とジュンコの姿が重なるためだと気が付きました。ジュンコからのLINE通知はオフにするなど、あまり関わらないようにしていたところ、「同居を解消したい」と言われてしまったのです。
ご近所さんたちはウワサ好き……きっとあの人たちにも、ジュンコたちが出て行ったことが知れ渡っているのでしょう……。
たいしてご近所づきあいがあるわけではありませんが、なんだか気が重たいというか……居心地の悪さを感じます。
ジュンコたちが家を出て行ってから数か月後、息子家族が遊びにやってきてくれました。
「残りのローンはお姉ちゃんが払ってくれるから、あなたたちうちに住めばいいじゃないの~!」
と提案してみましたが、息子たちは困っている様子でした……。
明るくはしていますが、ジュンコたちに出て行かれてしまったことをとても後悔していて……本当はとても落ち込んでいます。
ジュンコたち家族がこの家を出て行って、もうどれくらい月日が経ったでしょう。 「新しい住所は、あとでLINEを送るから」 と言って出て行ったきり、ジュンコとは連絡がつきません。 こちらから送ったLINEを見てもらえないこと、無視をされることがこれほど苦しいなんて思いませんでした。 あらためて、娘に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。 いつの日か、ジュンコが会ってくれる日が訪れたなら……。 心から謝りたいと思います。