スタニスラフ・ブーニンの新録音を収録したアルバム『スタニスラフ・ブーニン NEW & BEST』が発売&最新コメントが到着
世界最高峰のピアニストの一人、スタニスラフ・ブーニンの待望の新録音「シューマン:色とりどりの小品 作品99」と、過去の名演奏を3枚組に収録したアルバム『スタニスラフ・ブーニン NEW & BEST』が2024年10月9日(水)に発売された。また、新録音のみを収録したデジタル・アルバム『シューマン:色とりどりの小品 作品99』の配信がスタートしている。
1985年に開催された第11回ショパン国際ピアノコンクールで優勝を果たし、日本では“ブーニン現象”と呼ばれるほど一大センセーションを巻き起こしたピアニスト、スタニスラフ・ブーニン。その後、世界中のオーケストラとの演奏や、日本では50以上の都市でツアーを行ったが、2013年に病気と怪我を患い、演奏舞台から姿を消してしまった。しかし2022年秋、療養生活を経て演奏活動を本格的に再開。9年ぶりのコンサートまでを追った様子はNHK-BSプレミアム『それでも私はピアノを弾く~9年の空白を超えて~』で放送され、大きな感動と反響を呼んだ。
今作『スタニスラフ・ブーニン NEW & BEST』はブーニンの約10年ぶりの新録音と、これまでの名演奏を収録した3枚組のアルバム。CD1枚目に収録されている新録音は今年7月、千葉県南総文化ホールで録音を行ったシューマン作曲「色とりどりの小品 作品99」。また、CD2,3枚目にはショパン、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンなど、ブーニンが長年取り組んできたレパートリーを網羅した内容になっている。
今作の発売に向けて、ブーニンは次のようにコメントを寄せている。
「2024年7月、私はシューマンの『色とりどりの小品 作品99』を録音するうえで、同時に2つの“プレミア“を経験しました。 ひとつは、FAZIOLI 308グランドピアノでの初音源化。もうひとつは、館山の「南総文化ホール」での初録音です。 実はこの2つの“プレミア“はまったく予期せぬものでした。 当初、ベストアルバムの提案をいただいたのですが、そこになにか新しい録音を加えられないかと考え、実現させたものです。 2024年7月、エキサイティングな創造に汗を流しながら夏を過ごしました。素晴らしい録音になったと思います。リスナーの皆さんに気に入っていただければ幸いです。」 (2024年9月5日 ドイツ・ケルンにて スタニスラフ・ブーニン)
ブーニンはファンからの多くの声援を受け、2023年の日本ツアーに続き、今年もリサイタル・ツアーを開催予定。10月の長野公演を皮切りに、全国各所で今作の収録曲を含むプログラムを演奏する予定になっている。