【松屋】いいぞ、もっとやれ。店舗限定「カルビと厚切り上カルビ丼」がこじんまりと肉の祭典
スリランカの「デビルチキン」やベトナムの「コムタム風ポークライス」など、ここのところ松屋では国際色豊かな新メニューが目に付く。松屋にしか出来ないグローバル化を個人的にはとても応援している。
一方で、松屋は「牛めし」「カレー」「定食」の三本柱がメインのお店。ちょっとその三本柱がおろそかになってるんじゃないの~? ……と思いきや、店舗限定でとても良さげなメニューを発見したのでご紹介しよう。
・限定販売の意味
松屋の新メニューは基本的におおむね週1ペースで登場する。ものによって違うが登場期間はおよそ2週間で、1つの店舗に期間限定メニューが常時2種類用意されていることが多い。
それに加えて「店舗限定メニュー」があるケースも存在し、こちらはテスト運用がメインと考えていいだろう。評判が良かったメニューは全国展開につながる “最終関門” である。
・肉に肉
2025年9月11日現在、松屋では5種類の店舗限定メニューを展開中。「牛肉バターちゃんぽん焼き定食」も偏差値が低そうで気になるところだが、あえて目を付けたのは『カルビと厚切り上カルビ丼』だ。
ホームページにある商品画像には、センターにキムチが盛り付けられている。つまり松屋のレギュラーメニュー「キムカル丼」に厚切り上カルビを加えた商品、といったところだろうか。
肉の丼にあえて肉を重ねていく男らしさ。しかもカルビに上カルビを追加していくとはバカバカしいにも程がある。……いいぞ、もっとやれ。松屋らしさ全開でハッキリ言って嫌いじゃない。
というわけで『カルビと厚切り上カルビ丼』の販売店舗へ直行! 価格は1人前1180円だ。なお、販売店についてはこちらのページをご確認いただきたい。
・想定内だがイイ
で、やってきた『カルビと厚切り上カルビ丼』はというと、想像よりは肉々しくなかった。ただ事前の想像通り「キムカル丼」に、サイコロ状の厚切り上カルビとにんにくの芽が加わった丼であるらしい。
さっそく食べてみると……お、結構イイ。厚切り上カルビは食べ応えがあり、肉の旨味も十分。パッと見はさほどボリューミーには見えなかったが、食べてみるとなかなか満足度は高かった。
また厚切り上カルビがあることで、通常のカルビの良さも引き立っている。ライスの量に対して肉がかなりの比率で入っているため「肉を食べたい欲」は、しっかり満たされた。
ついでに言っておくとデフォルトのタレは塩分強めのソリッド系なので、甘めの味付けが欲しい人は卓上のタレで調整するといいだろう。基本は肉がのっただけのシンプルな丼のため、お好みの味にアレンジしていただきたい。
いずれにせよ『カルビと厚切り上カルビ丼』は「肉が多いカルビ丼」であり、こじんまりとした肉の祭典と言っていいだろう。海外メニューも好きだが単純明快なメニューもイイ! これはいずれ全国展開もあり得る……かもしれない。
参考リンク:松屋
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.