日本酒はダイエット中におススメのお酒!適量の日本酒の健康効果とは?【痩せるお酒の飲み方】
日本酒に含まれるアミノ酸が基礎代謝を高める!
本酒にも種類があって、大きく分けて米と水だけでつくられる「純米酒」と醸造アルコールが添加された「本醸造酒」の2種類があります。さらに、お米をどのくらい磨いたかという「精米歩合」で、「大吟醸」「吟醸」のグレードが変わってきます。
それぞれに独特な味わいがあり、個性豊かなのが日本酒の醍醐味。例えば、純米酒なら米本来の味と香りがあり、吟醸酒ならすっきりとして端麗な味わいが楽しめます。いずれにしても、日本酒は醸造酒なので蒸留酒にくらべて糖質が高めです。
一方、様々な栄養素も含まれており、健康効果が期待できるお酒でもあります。なかでも、注目すべきはアミノ酸です。人間の体にとって欠かせないのがたんぱく質ですが、そのたんぱく質を構成しているのが20種類のアミノ酸です。アミノ酸には体の中で合成できないものが9種類あり、それを必須アミノ酸といい、食べ物から摂取しなければなりません。
日本酒には、この必須アミノ酸も含まれています。ロイシン、バリン、イソロイシンなども日本酒に豊富な必須アミノ酸で、筋肉を強化し基礎代謝を高めてくれる重要な成分です。また、アラニンやスレオニンといった肝機能を助けるアミノ酸も日本酒に含まれています。 総合的なアミノ酸含有量は日本酒100mlにつき200〜500mg。飲みすぎはダメですが、アミノ酸摂取のために1日1合程度なら日本酒を嗜むのもよいでしょう。
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そもそもなんでお酒を飲むと太るの?
酒を飲むと太る。そう実感する人は多いのでは?お酒やおつまみのカロリーや糖質が原因なのでしょうか。もちろん、それも関係しますが、実はもっと根本的なところに「飲むと太る」原因があるのです。
お酒を飲むと、まずはアルコールが胃に到達して吸収されます。すると、アルコールの影響で全身の血流がよくなります。皆さんが経験する、お酒を飲むと血行がよくなって体が温まるという現象です。アルコールはある程度胃で吸収されたあと、小腸へ流れていきます。当然、小腸も血流がよくなっているので吸収力がアップ。流れてきたアルコールのほか、お酒やおつまみに含まれる糖質をたっぷりと吸収してしまいます。
お酒を飲むと脂肪をためこみやすくなる!
同じ糖質量でも、お酒を飲まないときよりも飲んだときのほうが、より多く糖質を吸収してしまう。これが、「飲むと太る」一番の原因です。糖質はとりすぎると、中性脂肪となって体に蓄積していきます。つまり、お酒を飲むと、体が脂肪をため込みやすい状態になってしまうのです。
また、お酒には胃を刺激して胃の動き(蠕動運動)をよくする作用もあります。胃が活発に動きはじめるので、どんどん食欲も増進します。その結果、お酒を飲みながら食事をすると食べすぎてしまったり、飲んだあとにシメのラーメンを食べたくなったりと、食欲が暴走。単純に飲むと食べる量が増えることで、太ることに繋がります。
お酒を飲むことで太りやすくなってしまいますが、本書ではお酒を飲んでも太りにくくなる、痩せることにつながる方法を紹介しています。気になる方はぜひ手に取ってご覧ください!
【書誌情報】
『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』
監修:土田 隆