Yahoo! JAPAN

【詐欺ではないので信じてほしい】新潟県上越市で特殊詐欺被害、電子マネーを繰り返し要求

にいがた経済新聞

上越警察署

上越警察署

上越警察署は2月28日までに、特殊詐欺(架空料金請求詐欺)被害の届出を受理し、現在捜査中であると発表した。

被害に遭ったのは、新潟県上越市居住の60歳代男性。1月21日、男性が職場で自分のパソコンのメールを閲覧中、パソコンの画面に「このパソコンはウイルスに感染しました。以下の電話番号に連絡してください」と表示された。

その後、60歳代男性が表示された電話番号に電話をかけると、片言の日本語を話し、実在するソフトウェア企業を名乗る男性から「遠隔でパソコンを直すので、私の指示に従って操作してください。パソコンの修理代と5年間のサポート代で5万円が必要です。電子マネーで支払いをしてください」と言われたことから、コンビニエンスストアで電子マネー5万円分を購入し、指示に従い電子マネーのコード番号を入力した。

すると男性から「入力コード番号が間違っています。このコード番号はもう使えないので、新しく電子マネーを買って、コード番号を教えてください」と繰り返し言われた60歳代男性は、その都度、電子マネー5万円分を購入し、コードを入力した。

さらに、男性から「詐欺ではないので信じてほしい。修理代やサポート代以外でかかった費用は返金します。返金は海外からになるので、海外送金は最低30万円がかかります。これまで教えてもらったコード番号の分を引いて、残り電子マネー15万円分が必要です」などと次々に支払いを要求され、電子マネー合計55万円分をだまし取られた。

被害に遭った60歳代男性は、支払金額が多すぎるため不審に思い、インターネットで調べたところ、同様の詐欺被害が複数発生していることを知り、被害に気付いた。

【関連記事】

おすすめの記事