冷えやむくみの要因に。ふくらはぎのかたさを取るための1日1分ケア【理学療法士が教える】
「最近、どうも体が動きにくい...」「若い頃とは違う、体のあちこちの痛みが気になる...」。そんなお悩みを抱える方に、ぜひ知っていただきたいのが、理学療法士・整体師の木村翔太さん、通称「きむ先生」です。きむ先生は、「痛みなく健康に過ごす」をテーマに、なぜその症状が起こるのか、どうすれば解消されるのかを分かりやすく教えてくれると、多くの方に支持されています。書籍『老いをゆっくりにする 1日1分セルフケア』(KADOKAWA)では、さまざまな痛みの原因となる最重要4部位(背骨、股関節、肩甲骨、足首)を、体の状態に合わせて、1日1分ずつセルフケアする方法を紹介。人生100年時代と言われる現代、何歳になっても「痛みゼロ」でいられるように、この一冊を参考にしてみてはいかがでしょうか。
※本記事は木村翔太(きむ先生)著の書籍『老いをゆっくりにする 1日1分セルフケア』から一部抜粋・編集しました。
冷えやむくみに悩む人は、ふくらはぎがかたいかも?
ふくらはぎの筋肉は、伸びたり縮んだりすることでポンプの役割を果たし、体中に血液を巡らせています。ゆえにふくらはぎは、「第2の心臓」と呼ばれるほど重要な部位です。
ふくらはぎがかたくなると、ポンプとしての働きも弱り、冷えやむくみの要因となってしまいます。
そこでこのマッサージ法。
手を使わずに脚の大きい筋肉の力を利用してマッサージできるので、ぜひあいた時間に積極的にやってみてください。
ふくらはぎの表面というよりは、すねの骨にへばりついている筋肉をほぐすイメージで、ふくらはぎをひざに押しつけてマッサージしましょう。アキレス腱とつながっている筋肉なので、ここをやわらかくすることで、足首の動きも断然よくなりますよ!
結果、全身の血流もよくなる!
【足首】ふくらはぎ楽々マッサージ
1. 床にあおむけになって片ひざを立てる。そのひざの上に反対側のふくらはぎの中心付近をのせる。
2. ふくらはぎをひざに押しつけるようにマッサージをする。
3. ひざにのせている脚の向きを変えながら、ふくらはぎの外側もマッサージする。反対側も同様に行う。