釣魚で作る「秋の味覚」レシピ：紅葉ダイの一夜干し 水分飛ばしてうま味が凝縮
九州地方では、そろそろ紅葉ダイの季節。脂こそ少ないものの、身の味が濃いのが最大の売りだ。今回は「紅葉ダイの一夜干し」を紹介する。
紅葉ダイとは
紅葉（もみじ）ダイとは晩秋に釣れるマダイのこと。ちょうど紅葉（こうよう）の季節で、同じころに釣れるマダイは紅色に見えることから、そう名付けられた。類義語としては春に釣れる「桜ダイ」も代表的。いずれも釣り人の間でよく使われる。
適合サイズ
適合サイズは20～30cmの小型。この型までは生殖機能が弱いためか、臭みがない。
下処理
まずはウロコを剥ぐ。水道水を当てながら丁寧に行う。次にエラとワタをとり、内側（腹側）を綺麗に洗えば下処理は完了。
干す
下処理後は魚に切り目を入れて軽く塩を振り、冷蔵庫内でひと晩干す。時間にして7～8時間。
焼く
干し終わったら、グリルで焼けば完成。口に運んだ瞬間、凝縮したうま味が広がる。「少し干すだけで、こんなに違う……」。ちょっとした裏ワザだ。
＜松田正記／TSURINEWSライター＞