京都に任天堂の歴史と遊び心が詰まった新感覚ミュージアムがオープン
任天堂は、2024年10月2日(水)に「ニンテンドーミュージアム」を開館することを発表した。新たにオープンするこの博物館は、かつて玩具の生産拠点だった宇治小倉工場跡地に設置される。
同ミュージアムでは、任天堂が長年にわたり築き上げてきた娯楽の歴史と、独創性を重んじたものづくりへのこだわりが、訪れる人々に「知る」「体験する」「つくる・あそぶ」の3つのセクションを通して伝えられる。
任天堂の歴史を体感する
展示ブースには、任天堂がこれまでに発売してきた歴代のハードやソフトが並び、スーパーファミコンをはじめとする家庭用ゲーム機の歴史を振り返ることができる。さらに、家庭用ゲーム機事業以前に販売されていた「花札」や「百人一首」などの懐かしいボードゲームも展示されており、任天堂の長い歴史と玩具の進化をじっくりと辿ることができるだろう。
遊びながら学ぶ
展示ブースに加え、訪問者が実際に遊んで体験できるインタラクティブなコーナーも用意。例えば、任天堂の原点ともいえる「花札」を自分でつくり、ルールを学んだ後、実際にプレイできる。また、巨大なコントローラーを使ってファミコンやスーパーファミコン、NINTENDO 64、Wiiなど、さまざまなゲーム機の名作を楽しめるコーナーもあり、80種類以上のゲームから好きなものを選んで楽しめる。
さらに、同時に最大20人で遊べる巨大版百人一首「しぐれでんSP」も注目の一つだ。専用スマートフォンが上の句を読み上げ、足元に広がる取り札から対応する下の句を探すというもので、札を取る際はスマートフォンをかざすという仕組みになっている。
これらの体験コーナーを楽しむには、入館時に配布される「コイン」が必要となるが、展示によって必要なコインの枚数が異なるため、全ての展示を体験することはできない。詳細は、事前に公式ウェブサイトで確認しておくとよいだろう。
限定グッズやオリジナルハンバーガーも
併設されたカフェ「HUNTER BURGER」では、スペシャルドリンクや、27万通り以上の組み合わせが可能なオリジナルハンバーガーを味わおう。また、ショップ「BONUS STAGE」では、任天堂のゲームやキャラクターをテーマにした公式グッズに加え、ミュージアム限定の商品も販売される。
ゲームに詳しい人も、そうでない人も、誰もが楽しめる内容となっている。チケットは抽選販売。公式ウェブサイトで10月から11月分の予約を受け付けている。応募締め切りは8月31日(土)まで。ぜひチェックしてほしい。