目を引くあれは一体?帆船『日本丸・青雲丸』についた「猫の目印」の謎を調査した件 神戸市
先日、神戸港周辺に足を運んだところ、見慣れない立派な帆船が停泊しているのを発見!
帆が張られてはいないもののかなり大きく、「日本丸」と書かれています。こちらは1984年、50年余りにわたって海の若人を育ててきた練習船「初代日本丸」の代替船として建造され、日本最大・世界でも有数の高速帆船なのだとか。
その見た目から、別名“太平洋の白鳥”とも呼ばれているという「日本丸」。白い船体に入る青いラインが美しく、しばらく眺めていると…。
ん?ロープについた丸いものに猫の柄が描かれています。かわいいけどあれは一体なに?!
調べてみたところ、こちらは船舶を岸壁や海底に繋ぎとめるロープからネズミが侵入するのを防ぐ「ラットガード(ネズミ返し)」と呼ばれるもの。今回見た猫柄のものは、神戸開港150周年の記念に贈呈されたそうです。
ネズミも思わず引き返してしまいそうな、なんとも鋭い猫の眼光。これは効果がありそうだと感じた記者なのでした。
さらにこの日、別の場所には同じく練習船の「青雲丸」も停泊。こちらのラットガードも確認してみたところ、正面部分には同じく猫の柄が描かれたものがつけられていました。
正面以外はいたってシンプルなものがついており、「猫柄の場所とシンプルな場所で、効果に違いがあったりしたら面白いのにな…」などと、つい想像が膨らんでしまいました。
これら練習船の行動予定は「独立行政法人 海技教育機構」のホームページに記載があり、神戸港には年に数回寄港・停泊しているようです。もしも次に見かけた際には、かわいいラットガードにご注目あれ♡
備考
※一般の方の立ち入りが禁止されている場所に停泊している場合があります。撮影や見学の際にはご注意ください