<ボッチじゃダメ?>娘の言葉にドキッ。もっと社交的になるべき!?1人が楽だけど…【まんが】
私(アヤカ、30代)は夫(ショウゴ、30代)と長女(レイ、中学2年生)、次女(リン、小学3年生)との4人暮らしです。次女のリンは週2回スイミングスクールに通っています。お友達と遊ぶのが好きなリンは、スイミングスクールでもお友達と楽しそうに泳いでおり、泳ぎも上達してきました。私はそんなリンを見るのが好きで、毎回観覧席からリンを見守っています。しかし先日、リンがスクールの後に「ママはもう見に来ないで」と言ってきたのです。
リンが通うスイミングスクールにはガラス張りの観覧席があり、そこから子どもたちの泳いでいる様子を見られます。私はリンが楽しそうに泳いでいる姿を見るのが好きなので、「来ないで」と言われてショックでした。どうして急に「見に来なくていい」と言われたのかが気になり、私はあれこれリンに声をかけます。
リンの言いたい内容がわかりました。リンは私が他のママたちと一緒にいたり、話したりしていないのが気になっていたようです。私が1人ぼっちに見えて、哀れに思えたのでしょうか。
私が他のママと交流しないせいで、スクール後にお友達親子と楽しい時間を過ごせないと思っている様子です。つまりリンは、私のコミュニケーション力のなさに嫌気がさしていたのです。
娘たちの学校で仲良くしているママ友なら数人います。相手からのアプローチで仲良くなれたので、きっと私はママ友と打ち解けるのに時間がかかるのでしょう。 私はママ友となかなか深い仲になれないし、ママ友トラブルに巻き込まれるのも面倒なので、無理をしてまで交流したくないと割り切っていました。しかしリンの気持ちを聞いて、少し考えさせられます。 私の態度がリンに影響を与えていると気付いて、悩み始めました。
人付き合い苦手!ママ友付き合い疲れる……でも娘のためにガンバル
私がリンに1人ぼっちを憐れまれているだけなら、「ママは寂しくないから大丈夫」と言えば、わかってもらえそうです。でもスイミングスクールのお友達と立ち話をしたり、ご飯を食べたりしたいとなると話は別です。
リンはスイミングスクールのあと、お友達親子と立ち話をしたり、ご飯を食べに行ったりすることを期待しているはずです。それぞれいろんな地域からスイミングスクールに来ているため、子どもたちだけでは約束が成立しないのはたしかです。
私は普段から無理をせず自然体でいるのを大切にしています。でもリンの気持ちを考えると、少しくらいスイミングスクールのママ友と新しい関係を築いてもいいかもしれないと考え始めました。 久しぶりにママ友づくりをするのは緊張するけど、リンの期待に応えるためにも、しばらく避けてきたママ友付き合いに少しだけ踏み出してみようと思ったのです。 私は1人でいるのが気楽でとくに不満はありませんが、リンのためにもう少し社交的になってみようと思います。
「本当に?やった~」習い事のあと食事会へGO!娘の笑顔にホッ
私はいつも空いている観覧席に座っています。でもこの日は少し早めにスイミングスクールへ行き、リンとよく話す子のママたちのそばに座りました。すると、以前挨拶したことのあるママ(サラママ、30代)が声をかけてくれました。サラちゃんとリンは同じ小学3年生です。好きなキャラクターが同じなど、気が合うらしく、ずっと一緒にいるようです。
マミカママはスイミングを教えていた経験があるらしく、毎回熱心に観覧しているママです。他のママたちが、マミカママに相談しているのをよく見かけていました。マミカママとサラママの娘さんは同じ小学校で、以前から交流があるそうです。マミカママたちとの食事は緊張しますが、リンのよろこぶ姿を見ると、もう少し頑張ってみようと思えます。
リンのために少しずつママ友との関係を築こうと決めてから、最初の一歩を踏み出せた気がします。リンがよろこんでくれる姿を見ると、もう少し前から、ママ友付き合いを頑張るべきだったかなとも思いました。 もちろんサラママにも多少は気を遣うけど、私はサラママとの会話を楽しんでいます。スイミングスクールではママ友付き合いを避けていましたが、新しいつながりをもつのも悪くないと感じました。 マミカママたちともうまく付き合えるか心配ですが、まずは食事に行ってみようと思います。
ニコニコの娘!私は……興味のナイ話に気疲れし「やっぱり疲れる」
5組の親子が大人同士、子ども同士で席に座り、それぞれ盛り上がります。大人の席では、予想通りマミカママを中心に話が進みました。ちなみにマミカちゃんは、赤ちゃんが入れる親子クラスからスイミングスクールに通っていて、スイミング歴は8年。一番上の級にいます。その下にリンとサラちゃん、さらにその2つ下の級に、今日食事に参加しているママたちの子がいます。
楽しかったかと聞かれれば、終始興味のない話ばかりで微妙でしたが、リンは満面の笑み。やっぱりママ友付き合いは疲れるなと正直思ったけど、リンがこれまでにないくらい楽しそうにしてくれたし、帰宅後、夫にいかに楽しかったかを話していたので、勇気を出して食事会に参加してよかったと思いました。
私も少しずつママ友付き合いになじんできましたが、正直マミカママを中心に繰り広げられるスイミング談義や噂話には、どうしてもついていけない部分があります。 それでもリンの笑顔を思えば、ママ友付き合いの疲れもガマンできると思っていました。 しかし、リンが選手コースに誘われたことをキッカケに、ママ友たちとの関係にも微妙な変化があるのではと思ってしまいます。そう思うと、ママ友付き合いの煩わしさを感じてしまいました。
イヤ~な予感……!リーダーママに疎まれ仲間はずれ。再びボッチ?
選手コースに進むと、週5はスイミングスクールに通うことになってしまいます。スケジュールも場所も難しいということが、断る理由としては大きかったです。しかしマミカママから、選手コースのテストを断るのは悪のような言い方をされてしまい、なんだかすごくイヤな予感がします。
やっぱり、無理してママ友付き合いをするのは間違いだったかなと、少し後悔しています。習い事は学校よりも優劣がつきやすい気がするため、習い事でのママ友付き合いは近すぎないほうがいいと実感しました。でも一方で、サラママのようなママ友ができたことはありがたいことだなとも感じています。
リンは成長していくなかで、私がそれほど社交的ではないと気付くでしょう。それも個性だと思ってくれるといいなと思います。 私は今回ちょっと頑張ってママ友付き合いをしてみましたが、私にはどんなママ友ともうまく付き合う、ということは難しいです。親だからといって完璧な存在である必要はないと思いたいです。 少し大げさだけど、娘には自分らしく生きることの大切さを伝えていけたらいいなと思っています。 塾ではもちろん、新しいママ友を作る予定はありません!