さぁポケモンの世界へ!「ポケモン✕工芸展ー美とわざの大発見ー」/熱海・MOA美術館
ポケモン✕工芸展、青木的見どころを紹介!
アローラ!最初の3匹はだいたい炎タイプを選んでいるSBSアナウンサー青木隆太です。
9月9日(月)まで熱海市のMOA美術館で開催される「ポケモン×工芸―美とわざの大発見—」に行きました。ポケモン好きなら大満足間違いなし、あまりポケモンを知らない方でも楽しめる最高の展覧会だったので、青木的見どころを3つご紹介します。
リアルすぎる!現実世界にポケモンがいたら…?
「自在トランセル・バタフリー 満田晴穂」
「ポケモンが実際にいたらなぁ…」幼いころ誰もが思ったことでしょう。
この展覧会では金属・土・木…様々な素材から呼び起こされたポケモンたちが確かに存在します。アニメやゲームで描かれるポケモンたちはどちらかというとツルツルとしていそうな感じ。名探偵ピカチュウはふさふさとしていましたね。
では工芸の技で表すとどうなるのか。ザラザラ・バリバリ・ツルツル。それぞれの素材が生かされ、より「生き物」としての味わいが深くなったように私は感じました。
かっこよさやかわいさといったそのポケモンらしさはありつつも、別世界の生き物なんだなと心のどこかで思わせるような仕上がりです。
一見すると美しく青い壺、しかし、この文様は一体?
近くで見るとポケモンたちの姿が! 500匹を超えるポケモンが描かれているとのこと。全部数えるとなると、それだけで日が暮れそうですね(笑)。
芸術として表現されたポケモンの世界観!
この展覧会の題名には「わざ」という言葉が入っています。工芸における「わざ」は技、技術のことですよね。ポケモンでいう「わざ」とは「かえんほうしゃ」「たいあたり」「なきごえ」といったポケモンが繰り出す攻撃のことを指します。
ゲーム内でポケモンのわざはアニメーションで表現されますが、工芸が表現したらどうなるのか。この視点で楽しむことができます。
思わずうぉぉと驚いたこの作品。ポケモンのゲームで遊んでいる人ならそこそこ馴染みのあるわざを表現しています。ヒントは威力40です。
実体のないものを実材で表そうという挑戦。2mを超える大きな作品だからこそ、誰が誰に使ったのだろうと思いを巡らせるのも楽しかったです。
こんなグッズがほしい!暮らしのなかのポケモン。
「カップ ピカチュウ」 桑田卓郎」
皆さんの生活にも欠かせないカップ。数多く量産される工芸品であるからこそ、ポケモンを象徴する「ピカチュウ」があしらわれています。この展覧会では、生活に根付いた道具や工芸品とポケモンのコラボレーションも数多くあります。
人気のあるリザードン。ほのおタイプだからこそ「焼き物」とのコラボレーション。信楽焼の赤や迫力のある造形に力強さを感じます。
この展覧会ではグッズコーナーも!マグネットやサコッシュ、ハンカチ、Tシャツ…全部欲しくなりました(笑)。限定ピカチュウをお持ち帰り!
曜日によっては、着物姿のピカチュウと写真が撮れる日もあるとのこと。
ポケモンと職人のわざの熱いぶつかり合いーバトルーを味わえる展覧会、新たなポケモンの世界へ一歩踏み出そう!
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■ポケモン✕工芸展
会場:MOA美術館
住所:熱海市桃山町26-2
開催期間:2024年7月6日(土)〜 9月9日(月)