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犬が寝ているときに飼い主がしてはいけない『絶対NG行為』7つ 今すぐにやめるべき行動とは?

わんちゃんホンポ

1.大きな音を立てる

犬が寝ているときに大きな音や声を出すのは、睡眠を妨げてしまうためNGです。犬は聴力が優れているため、私たちにとっては何気ない行動でも不快に感じてしまうことがあります。

犬が寝ているときに掃除機やドライヤーなど大きな音が出るものを使用するのは控えるようにしましょう。

また、寝ている愛犬の「名前を呼ぶ」のもあまりよくありません。気にしない子もいますが、なかには呼ばれるたびに目を覚ましたり駆け寄ってきたりする子もいます。大好きな飼い主に呼ばれたから側に行かなきゃと、敏感に反応してしまうのです。

とはいえ、全くもの音を立てずに生活することはできないので、愛犬の寝床を静かな場所に設置したり、ドーム型のハウスなどで音が遮断できるようなものを使用してみたりと工夫をしてあげてください。

2.無理やり起こす

気持ちよく寝ているときに無理やり起こされるのは、私たち人間にとっても非常に不快な行為ですよね。これは犬も同じです。

睡眠を邪魔されることはストレスになりますし、何度も繰り返すことで警戒して深い眠りに付けなくなるかもしれません。

睡眠不足はさまざまな不調を招く原因にもなるので、寝ている愛犬を無理やり起こすような行動はしないようにしてください。

3.おやつやご飯を与える

犬は嗅覚も優れているので、ニオイには非常に敏感です。特に食いしん坊な性格の子であれば、寝ているときに食べ物のニオイがすると反応して起きてしまうことがあるようです。

また、最近ではSNS上で寝ている犬におやつを近づけて反応を見る動画などもあげられています。食べ物に夢中になる犬の姿もとても可愛らしいですが、何度も繰り返すのはよくありません。

愛犬の睡眠を妨げるだけでなく、食事のルールを混乱させてしまう危険性もあります。寝る時間と食事の時間はキッチリと分け、メリハリのある生活をするようにしましょう。

4.体に触れる

寝ている愛犬に対してよくしてしまうのが、体や頭を撫でてしまう行為です。スヤスヤと気持ちよさそうに寝ている愛犬を見ていると、可愛らしくてつい触れてしまいたくなりますよね。

熟睡している状態であれば、多少触れても気づかないかもしれません。しかし、眠りが浅いときや、まだ愛犬に警戒心が残っているときは注意が必要です。

ウトウトしている状態を起こしてしまうだけでなく、睡眠という無防備な姿のときに急に触れられるということは、動物にとっては恐怖を感じるものです。

愛犬との信頼関係がまだ築けていない状態のときは、なるべく静かな環境で眠れるようにしてあげましょう。

5.他の動物や子供を近づける

愛犬が寝ているときに他の動物や子供が近づくことで、睡眠を妨げてしまうことがあります。同居している他の犬や猫などの動物との関係性によっては問題ないかもしれませんが、明らかに睡眠を邪魔しているようであれば対策をとる必要があります。

また、子供は声や足音が大きく、寝ている犬に急に触れてしまうこともあるので注意が必要です。犬の中には人間の子供をきょうだいや自分の子供のように思い接してくれる子もいますが、予測できない行動をするので苦手に思う子も少なくありません。

予期せぬ事故や怪我を防止するためにも、寝ている愛犬にむやみに近づいたり触ったりしないように教えてあげるようにしてくださいね。

6.生活リズムを乱す

犬も人間と同じように、ある程度一定の生活リズムを保つことでストレスを感じにくいと言われています。そのため、飼い主と同じ時間に起床や就寝をする子も多いのではないでしょうか。

この生活リズムが乱れてしまうと、犬が体調を崩す原因になる可能性があるので注意が必要です。寝る時間、起きる時間、ご飯の時間、散歩の時間など、毎日同じ時間に行うことが大切です。

7.夜中まで起きている

愛犬が寝ている横で飼い主がいつまでも起きていると、熟睡できなかったり気になって起きてしまったりすることがあります。

また、電気を付けた明るい状態で深夜までスマホやテレビを見ていると、光や音が気になって眠れなくなる子もいます。飼い主が起きているならと、遊びたくなってしまうことも。

夜更かしは飼い主だけでなく、愛犬の生活リズムも乱すきっかけになります。睡眠不足になる原因にもなりますので、夜更かしをするときは愛犬の眠りを妨げないように配慮するようにしましょう。

まとめ

生き物にとって、睡眠はとても大事です。特に家の中では、愛犬が安心して眠れるような環境を整えなければなりません。

寝ている姿もとても可愛いので、ついちょっかいをかけたくなってしまう気持ちはとてもよくわかります。しかし、それが原因で体調を崩してしまうのは困りますよね。

愛犬が毎日ぐっすりと眠れるように、過ごしやすい環境作りを意識していきましょう。


(獣医師監修:寺脇寛子)

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