良質なもので満たされる幸せランチ!垂水にオープンした『ゆずの実ダイニング』 神戸市
垂水に、モーニング、ランチ、カフェとさまざまなシーンで利用できる新店がオープンしました。垂水駅から「マリンピア神戸」へ向かう途中の道沿いにできた『ゆずの実ダイニング』(神戸市垂水区)。さっそく取材しました。
垂水駅周辺は多くの人が行き交う賑やかな場所ですが、駅近でたくさんの人が入れるお店は少ないです。
同店は、入ってみてびっくり。外からは想像できないような広々とした空間が広がっています。
座席数はおよそ50席。座席間も広めにとってあるため、ゆったりと過ごすことができます。
さらに注目すべきは店内の雰囲気。シックなグレーの壁には絵画が掛けられ、洋館を思わせる棚に木目調のテーブルと椅子が上品です。この辺りではあまり見ないような洗練された雰囲気です。
同店では、地元の新鮮な食材や農家から直接仕入れる無農薬野菜などを使ったお料理をいただくことができます。
今回は、シェフイチオシの「パスタランチ」をいただくことにしました。
まず運ばれるのは前菜とスープのセット。「これが前菜?」と思うほどのボリュームです。
近くの垂水漁港で水揚げされたカンパチを使ったカルパッチョは、香草のスパイシーさと新鮮な魚の風味のコラボレーションが楽しめる一品。お刺身とは違った調理方法で鮮魚が味わえるのは同店ならではです。
鶏ハムはプリプリでしっとりと柔らか。白身魚&赤玉葱のエスカベッシュは酸味が食欲を刺激します。前菜プレートだけで本格的なイタリアンを味わえて大満足です。
この日のパスタは「淡路鶏と菊菜のクリームパスタ」。具沢山でボリューム満点です。
食べてみると、ぎゅっと凝縮した鶏の旨みに菊菜の爽やかな香りがアクセントとなって“大人贅沢”なお味。優しくまろやかなチーズの風味も、うまく調和しています。クリーム系のパスタなのにピリ辛というのも意外性があり、最後まで美味しくいただけました。
珍しい組み合わせに思える食材を、それぞれの特徴を活かしながらまとめ上げるのはさすがプロ。
「パスタとの一体感を大切に、具材の味や食感のバランスを考えています」と語る真さんは、老舗ホテルやレストランで経験を積んだ料理人です。
なるべくシンプルな調理方法で質の良い食材を活かし、季節感を大切に調理する。食材選びからテーブルに届けるところまで、妥協を許さないプロとしてのプライドを感じました。
訪れてみて印象的だったのが、お客さんの年齢層が広いこと。年配のご夫婦が「これ美味しいな」と語り合いながらランチしている様子が、このお店を表しているようで素敵でした。
「カフェで気楽に本物を食べる楽しさを感じてほしいです」と真さん。お洒落な雰囲気でありながら、地域の人が気軽に訪れ、交流の場となることを願っているそうです。
ランチ以外にモーニング、カフェタイムも営業しています。広々とした空間を活かして結婚式の二次会などで使用することも可能なのだとか(要相談)。
垂水の新店は、これまでにない雰囲気のお洒落なお店でした。ゆとりのある空間で、良質なもので満たされる感覚、味わってみませんか?
場所
ゆずの実ダイニング
(神戸市垂水区宮本町1-28 ジョイビル1階)
営業時間
モーニング 8:30~11:00
ランチ 11:30~14:00
カフェ 14:00~17:30(L.O.16:30)
定休日
不定休
オープン日
2025年2月2日(日)