「真実はいつもひとつ! 膝はふたつ!」──チョコプラ松尾駿さん、津田美波さん、主題歌を担当するanoさん登壇「まもなく公開!劇場版『僕とロボコ』スペシャルステージ」レポート【AJ2025】
「まもなく公開!劇場版『僕とロボコ』スペシャルステージ」が、2025年3月22日(土)「AnimeJapan 2025」BLUE STAGEにて開催されました。
ステージには、ロボコ役の松尾駿さん(チョコレートプラネット)、ボンド役の津田美波さん、そして本作の主題歌を担当するanoさんが登壇。
劇場版『僕とロボコ』の魅力を語る中で、笑いあり、脱線あり、さらには「AIロボコ」あり……!? 名探偵もびっくりの、爆笑&予測不能なステージとなりました。さらに最後には、松尾さんからのサプライズが……?
【写真】『僕とロボコ』スペシャルステージレポ【アニメジャパン2025】
ロボコで『紅白』も?
『僕とロボコ』は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載中の、昨年累計発行部数150万部を突破した宮崎周平氏による人気漫画を原作とするTVアニメ。某名探偵の映画と同日の4月18日(金)に公開される劇場版では、バミューダ町を襲うかつてない危機に、ロボコと様々な世界線から集結した“マルチバースロボコ”が立ち向かっていきます。
その“マルチバースロボコ”を演じるのが、田中真弓さん(王道バトルの世界線)、千葉繁さん(本格SFアクションの世界線)、上坂すみれさん(ラブコメの世界線)、野沢雅子さん(昭和ギャグマンガの世界線)という豪華面々。ロボコに扮して登場した松尾さんは、キャスト陣について絶賛し、共演の喜びを興奮気味に語ります。
津田さんも、共演に際してどこか夢見心地な様子で、今から完成した映像を見るのが楽しみだと目を輝かせました。
また、同日に公開となる国民的人気を誇る某名探偵の劇場版最新作について「ロボコを見て、名探偵を見て、もう一度ロボコを見てほしい。そしたら興行収入を上回れるはずなので!」と笑いを誘います。
さらに、anoさんの歌う主題歌「ロりロっきゅんロぼ♡」が流行れば、相乗効果で『ロボコ』が流行るはず……と考えた松尾さんは、anoさんとバラエティー番組で共演したときに“頼むよ、とにかくお願いね”と念押ししたそう。
それに対しanoさんは「楽曲づくりは楽しかったんですけど、松尾さんにそう言われてプレッシャーでした(笑)」と制作を振り返り、ロボコに寄せつつ、自分がやりたい音楽ができたと語りました。その話を聞いて、すごくいい曲だと称えつつも、今度は「紅白頼むよ」とさらに圧をかける松尾さん。
「ご主人様、おまたせ!」まさかのAIロボコ爆誕
大きなどよめきに包まれたのが、「AIロボコ」の存在が発表されたイベント中盤。ロボコと“実際に会話ができる”というコンセプトで開発されたAIロボコは、テレビアニメ『僕とロボコ』の台本に加えて、ロボコ役・松尾さんの音声データまで学習しているという本格仕様。
ステージに設置された巨大スクリーンが除幕すると、そこにはロボコが……! 松尾さん、津田さんが実際に会話を交わします。松尾さんはそのクオリティに感動しつつも、音声データが使用されていることをこの場で知ったようで、驚きを隠せない様子でした。
そして、AIロボコ爆誕を記念して、「AIロボコに言わせよう!」という企画も開催。キャスト陣がAIロボコに向かって質問を投げかけ、指定されたセリフを“ロボコらしく”引き出せるかを競っていきます。
用意されたお題は「ご主人さまあ!」「どんだけ〜」「海賊王に俺はなる」の3つ。それぞれをロボコに言わせるために、松尾さん・津田さん・anoさんの3人が知恵を絞りながら順に質問を繰り出します。
「どんだけ〜」以外は、見事ロボコが指定の言葉を回答! 少し言い回しを変えるだけで全く異なる反応が返ってくるという、AIロボコの機転の利いたリアクションに、「頭の回転早すぎる!」と驚きを隠せない様子でした。
ちなみに、AIロボコは「LINEエンタメアカウント」を通して会話できる他、今後、映画のイベントにも登場するとのことです。「どんだけ〜」を引き出せなかったと名残惜しそうに津田さんがお話されていたことも印象的でした。
そしてイベント後半は、この日何度も話題に上がった某名探偵風のロボコが表紙を飾った『僕とロボコ』最新刊(21巻)についてなど、最新情報をアナウンス。
最後に、3人から劇場公開に向けてメッセージが送られるなか、松尾さんの「4月18日、真実はいつもひとつ! 膝はいつもふたつ! それで帰ってください!」という身体を張ったメッセージに、大きな拍手と笑いが巻き起こりました。
笑いの最強スタッフ&超豪華キャスト陣で贈る「観るエナジードリンク系映画」『僕とロボコ』は、4月18日(金)全国ロードショー!
[取材・文/逆井マリ]