回顧　ずし・はやま2024　掲載記事から振り返る今年の出来事

12/27(金) 8:00配信

逗子市制70周年、そして葉山町制１００周年を翌年に控えたプレミアムイヤーだった２０２４年。記念行事なども数多く行われた両市町の主な出来事を掲載記事から振り返る。

逗子市スズキヤが移動スーパー

逗子市内をはじめ県下にスーパーマーケットを展開するスズキヤ（中村洋子代表取締役会長）が、１月15日から逗子・葉山エリアで移動スーパーを開始した。軽トラックに果物・野菜・肉・惣菜・日用品など約４００品目を積み、逗子市・葉山町内を巡回。11カ所から始まった販売場所は11月時点で30カ所まで拡大した。同社は逗子市や葉山町、警察署などと地域見守り活動に関する協定も結んでいる。

延命寺仏涅槃図市重要文化財に

逗子市逗子の延命寺（神田宜優住職）が所蔵する『絹本著色仏涅槃図』＝写真【1】＝が１月24日、逗子市重要文化財に指定された。室町期、15世紀前半に描かれた作品。釈迦の入滅を描いた仏画で、縦１４３センチメートル、横１２４・８センチメートル。市重要文化財としては22件目、延命寺では１９７３年に指定された銅造阿弥陀三尊像（彫刻）に続き２件目。

逗子市制70周年記念式典

逗子市制70周年記念式典が４月21日、逗子文化プラザなぎさホールで開催され、市民、来賓ら約２５０人が参加し節目を祝った。桐ケ谷覚市長や来賓のあいさつのほか、逗子広報大使のタレント・石原良純さん、プロスキーヤーで登山家の三浦豪太さん、双子ソプラノデュオ・山田姉妹らによるトークショーが行われた。

サルの赤ちゃん誕生

披露山公園（逗子市新宿）の猿舎で５月19日、７年ぶりにサルの赤ちゃん＝写真【2】＝が誕生した。赤ちゃんはメスで、10月には公募により「アヤメ」と名付けられた。これで同園のサルはオス８頭、メス９頭の17頭になった。

海の家夜９時まで時間延長

逗子市は８月１日から18日までの期間限定で、海水浴場の営業時間を夜８時から９時までに延長した。日中の暑さを避け、夕涼みとしてのニーズの高まりを受けた施策。一定の効果は見られたが、地元住民からは慎重論もあり、来年の実施はまだ未定。

神武寺十一面観音像市重要文化財に

逗子市沼間の神武寺（土屋慈恭住職）が所有する『木造十一面観音菩薩坐像』＝写真【3】＝が10月23日、逗子市重要文化財に指定された。観音像は高さ54・５センチメートル、材質はヒノキ材で鎌倉時代（14世紀前半）に作られたとみられる。同観音像は非公開。

米軍池子住宅地46年ぶり一部返還

米軍池子住宅地区に隣接する逗葉地域医療センター・逗子市保健センターへの進入路（約０・25ヘクタール）＝写真【4】＝が11月30日、国に返還され、12月１日に逗子市に譲与された。米軍から逗子市に土地の返還は第一運動公園（約０・13ヘクタール１９７８年12月返還旧池子弾薬庫マイクロ通信施設）以来、46年ぶり。

葉山町湘南漁業協同組合が発足

相模湾沿岸の藤沢〜横須賀にまたがる３市１町に４漁協が合併した「湘南漁業協同組合」が１月４日に発足。旧葉山町漁業協同組合は、湘南漁業協同組合葉山支所となった。

ミューシーＰＲ大使就任

葉山生まれのアオウミウシのキャラクター、「Ｍｙｕｓｙ（ミューシー）」＝写真【5】＝が３月１日、「葉山町制１００周年ＰＲ大使」に就任した。町内で行われる各種イベントにひっぱりだこ。しゃべったり、尻からシャボン玉を出したりして、子どもばかりでなく、大人からも大人気だった。

葉山で初のビーチキャンドル

（一社）ＬＯＣＡＬＩＮＮＯＶＡＴＩＯＮ（沼田宏之代表理事）は町制１００周年記念事業として５月18日、森戸海岸でビーチキャンドル＝写真【6】＝を行った。５０００本のキャンドルが並び、約１万３０００人が砂浜に集まった。

イノシシ初の人的被害

葉山町、逗子市、横須賀市にまたがる二子山山系で２０１３年から確認されはじめたイノシシ。今年になってからは三ヶ岡山や大楠山でも確認されている。今年度の捕獲数は73頭（12月24日時点）、約11年半にわたる総捕獲数は５９５頭。７月には二子山山頂付近でランニング中の大学生がイノシシと遭遇し、格闘する事態も起きている。