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うなぎにうるさい浜松市民が「日清謎うなぎ丼」の再現度を確かめてみた

おたくま経済新聞

謎うなぎ丼をお湯注いだところ

 うなぎの産地として知られる静岡県浜松市では、町中あちらこちらに多くのうなぎ屋も存在しています。ともない、市民にとって「うなぎ」とはソウルフードといっても過言ではない存在。

 そんな浜松市民の筆者としては見逃せない商品が、日清から登場しています。商品名は「日清謎うなぎ丼」です。

【拡大してみると、本物ではないことがよくわかる】

 うなぎを一切使わず、うなぎ丼を再現したということですが、いったいどのような味わいなのか、さっそく試食してみました。

■ 日清謎うなぎ丼とは

 関東甲信越、中部、近畿地区限定で発売された「日清謎うなぎ丼」(369円:税別)は、「日清カレーメシ」を中心とした「日清のカップメシ」シリーズのひとつ。お湯をかけるだけで、カレーが出来上がるという人気シリーズですが、そのうなぎ丼バージョンという位置づけです。

 実は昨年、日清から動物由来原料を一切使用せず「大豆たんぱく加工技術」を駆使した、「プラントベースうなぎ 謎うなぎ」が発売され大きな話題となりました。本物の「うなぎの蒲焼」に近い食感と見た目、風味を再現した商品で、2024年も発売されましたが即完売しています。

 この「日清謎うなぎ丼」は、それをカップメシにした商品。つまり、先にネタバレすると、謎うなぎの成分は「大豆」ということです。

■ 日清謎うなぎ丼の原材料は?

 さて、原材料を見てみますと確かに「大豆たんぱく加工品」との記載があり、「うなぎ」は一切入っていないことがわかります。ただし、うなぎの風味を出すために「鰻調味料」や「山椒」などが入っている模様。

■ 日清謎うなぎ丼の中身

 では、さっそくふたをあけてみますと、見た目はほぼ「カレーメシ」と同じく、粉末状の「米」や「謎うなぎ」が入っているのがわかります。サラサラとしており、これにお湯を注ぐことで「丼」ができあがります。

 ということでお湯を注いでいきます。

■ 日清謎うなぎ丼にお湯を注いでみる

 お湯を注いで蓋をして5分経過。その後「特製甘辛たれ」をいれて完成です。

 正直「カップラーメン」や「カレーメシ」とおなじ作り方なので、手順をみていないのですが、それぐらい作り方が楽ちんなのは良い。

 パッケージのような「丼」とは違い、水分量の多い見た目はほぼカレーメシ。ただし香りはすでに「うなぎ丼」の香りです。このへんの再現性はさすがだと思います。この時点でとにかく食欲と興味がめちゃくちゃ湧いてきます。

■ 日清謎うなぎ丼の「謎うなぎ」拡大

 気になる謎うなぎを拡大してみますと、明らかに本物とは異なるものの、うなぎの「皮」を模したものがついていたり、見た目はそれっぽく寄せています。

 そして香りはまさしく「うなぎ」。ただしこれは「大豆」ですので、うなぎではないのです。不思議すぎます。

■ 謎うなぎの味は?

 では、実際に食べてみます。

 まず、米の味は完全に「うなぎ丼」の味わいで、うなぎのタレごはんが好きな人には、ハマるかと思います。

 そしてメインの「謎うなぎ」の食感は……明らかに「うなぎ」ではありません。どちらかといえばカップラーメンの「謎肉」に近い食感です。ただ、香りと山椒の風味が、脳内にある「うなぎ丼」の記憶をよびさまし、まるで「うなぎ」を食べているかのように錯覚を誘ってきます。目を閉じて食べてみると、うん、うなぎだ!

 「うなぎ」にうるさい浜松市民からしても、この「謎うなぎ」の再現度は非常に高いものと感じました。とはいえ当たり前ですが、本物の「うなぎ」ではないので、劣る部分は多少あります。

 ただ食べてみた感想をまとめると、「謎に不思議な気持ちになった」ということ。うなぎの味だけど、うなぎじゃない……。すごく複雑な気持ちです。

 ということで、400円弱で「うなぎ丼」の風味を味わえる「日清謎うなぎ丼」。特殊な体験としては正直アリだとおもうので、品切れになる前に是非とも試してもらいたい商品です。

<参考>
新開発! 昨年話題の「プラントベースうなぎ 謎うなぎ」がカップメシ具材に! 「日清謎うなぎ丼」を2024年7月15日(月)に新発売(日清食品)

(たまちゃん)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By たまちゃん | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024072603.html

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