【菅野美穂・赤楚衛二・白石監督が登壇】映画『近畿地方のある場所について』近畿プレミアに参加してきた
Web小説サイト「カクヨム」の原作小説が2300万PVを超えるヒットを記録し、単行本の発行部数も70万部を突破した話題のホラー作品『近畿地方のある場所について』の実写映画が、いよいよ8月8日から全国の劇場で公開!
全国での公開に先駆け、“世界最速上映”となる「近畿プレミア」が7月16日に“近畿地方のある場所”で行われたので、その模様をお届けします。
今回のプレミア上映は、「謎を解き明かした88人だけが参加できる」というユニークなもので、謎の難易度の高さから、SNS等でも話題となっていました(記者も挑戦しましたが30分で断念…。メディア取材で訪れました)。
プレミア上映の前に舞台挨拶が行われ、本作のメガホンを取った白石晃士監督と、W主演を務める菅野美穂さん、赤楚衛二さんの三人がステージに登壇。
司会者に完成版を観た感想を聞かれた菅野さんは、「ものすごく怖いです。でも、怖すぎて笑っちゃいました。人は怖さが臨界点に達すると笑いに転じるんだなという、他の作品ではない経験をしました」と話し、本作の注目ポイントについて、“人が怖い、お化けが怖い、超常現象が怖いなど、色々な怖さのツボが詰まった『怖さの幕内弁当』みたいなところ”だと教えてくれました。
そんな菅野さんが演じるのは、オカルト雑誌の編集者の失踪事件を調査する女性記者の瀬野千紘(せの・ちひろ)。赤楚衛二さんが演じる、失踪した同僚を探す編集部員・小沢悠生(おざわ・ゆうせい)とともに調査を進める中で、二人は恐るべき事実に気付いていきます…。
赤楚さんは作品について「本当に怖かったんですけど、ただ怖いだけじゃなく、気持ちの悪さとか、陰鬱とした感じだったりとか、びっくりする怖さもあって、色々なジャンルの怖さが楽しめる」とコメント。菅野さん同様、一括りでは表せない“ホラー描写の多彩さ”が本作の魅力だと語ってくれました。
主役二人の感想を聞きながら、ニヤニヤとご満悦な表情を浮かべる白石監督(笑)。
菅野さんと赤楚さんをキャスティングした理由は?という質問には、「菅野さんの明るさ、赤楚さんの愛嬌のある、母性本能をくすぐる感じ。このお二人の親しみやすさというのが、ホラーなんですけど、この作品に非常に合っていると思いました」と回答。そう聞くと、ホラーが苦手な人も少しは安心して?観ることができそうですね(怖いのは間違いありません)。
最後は、難問をクリアした来場者の皆さんと一緒に記念撮影。白石監督が惚れ込んだ、菅野さん・赤楚さんの親しみやすさを十二分に感じさせる、ほんわかとした舞台挨拶でした♪
映画『近畿地方のある場所について』
2025年8月8日から全国の劇場で公開
兵庫県内の上映劇場は、ページ下部の詳細情報をご覧ください。
<STORY>
行方不明になったオカルト雑誌の編集者。彼が消息を絶つ直前まで調べていたのは、幼女失踪、中学生の集団ヒステリー、心霊スポットでの動画配信騒動など、過去の未解決事件と怪現象。彼はなぜ消息を絶ったのか?いまどこにいるのか?同僚の編集部員は、女性記者ともに彼の行方を探すうちに、恐るべき事実に気がついた。すべての謎は「近畿地方のある場所」へとつながっていたのだった…。
「行方不明の友人を探しています。」…から始まる衝撃展開の連続!これは、あなたを“ある場所”へと誘う、禁忌の物語。
作品情報
『近畿地方のある場所について』
<公開日>
2025年8月8日(金)
<原作>
背筋「近畿地方のある場所について」(KADOKAWA)
<出演>
菅野美穂、赤楚衛二
<監督>
白石晃士
<脚本>
大石哲也 白石晃士
<脚本協力>
背筋
<音楽>
ゲイリー芦屋 重盛康平
<主題歌>
椎名林檎「白日のもと」(EMI Records/UNIVERSAL MUSIC)
<配給>
ワーナー・ブラザース映画