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伊豆の春エギング「2024年のXデーを予測」 釣り方問わず広く情報をチェックしよう

TSURINEWS

エギングで2kg級アオリ確保(提供:TSURINEWSライター野中功二)

伊豆では、例年水温が上下していたものが安定する時期をXデーがそろそろでは?と盛り上がりますが、ネットでの外洋水温15度~18度の潮の接岸を目安にしている所です。近年、水温の上昇で方程式が変化している春イカの動向を想像してみましょう。春の大型といわれるサイズにどのようにして巡り合うことができるのか、この時期の1kg強から2kg級のアオリイカに釣果をいかに結び付けるのか解説してみます。

早期から大型が狙える

ポイント選択については、この時期早々に交接跡が確認されるなどの、今まで産卵に関係する16℃~の水温の安定で意識し始めると言われているものが、一概にそうとは言えない状況に。早生まれの個体は既に2kgを越える個体もいます。

一般的には、産卵を意識したアオリイカを釣るためには深い水深から、ミドルレンジに移動しその後シャローなどの藻場に異動し最盛期を迎えると言われてきていました。

2kg超えのアオリイカ(提供:TSURINEWSライター野中功二)

しかし近年は温暖化も手助けし産卵時期もバラバラとなり、現時点で大きな個体が早々に顔を出しています。潮通しのいい場所で、タイミング的にではあるもののエギの届く範囲にアオリイカが入ったり出たりを繰り返し、堤防、磯でもこの早時期ではあるがチャンス到来している状況です。

私も2月の釣果、2kgオーバーと言う春烏賊と言えるサイズの個体を手中に収めkg後半のアオリイカも釣れています。SNS上で春烏賊サイズのアオリイカの釣果が出ており2kgオーバーの確保は数が多いと思います。

待ちの釣りに軍配

このサイズのシュチュエーションはまさに、産卵場所に隣接する場所と思っていますが今の時期産卵場所という場所ではなく、そこに行くための通り道に場所を陣取ることをお勧めします。海水温がエギの届く範囲では東海岸は16~18度台、西、南海岸線は18度以上の場所も存在します。

中木港(提供:TSURINEWSライター野中功二)

湾奥より湾口で待ち構える方が良く、回遊してくるのを待ち構える形が有効です。この事から、ラン&ガンより待ちの釣りに軍配が上がります。

良型アオリイカキャッチ(提供:TSURINEWSライター野中功二)

海藻を探す

近年、3月頃から起こる、「ナッパ潮」近年徐々に薄い潮色になっている状況です。生育した海藻が高水温の海水により、海藻が溶け出しているという説もあり、海藻が生えない事から「濁らなくなってきている」気もします。

下田の磯デブの鼻(提供:TSURINEWSライター野中功二)

冬に季節風の西風が吹く期間が短く、水温の低下が無くなっているのも海藻の生育に影響しているとも言われています、海藻も減り磯焼けの状態が目につき、海藻の有るところを探すのも今後、春イカに遭遇するには必須と言えます。

30cm超えアオリイカゲット(提供:TSURINEWSライター野中功二)

情報収集も重要

もちろんSNSなどでの他のアングラーの釣果も参考にしたい所です。

近年のインターネットの普及にリアルタイムに出てくる莫大な情報量を精査し自身の釣行に利用することも大切といえます。

釣れ方も大切で、日中より今はまだナイトで釣れるといった釣果パターンがあり、産卵場所を意識しての回遊と言えます。

田子港(提供:TSURINEWSライター野中功二)

アオリイカも産卵に向けて移動を開始しだすタイミングと言えます。餌釣り師の動向にも注目したいところですが、まだまだ3月ということもありアオリイカの餌釣りの方は活発に動いておらず、今後は釣れる場所に居る事が多い餌釣り師に着目するのも必須となります。餌釣りの方のネットワークも侮れない情報網です。

36cm1799gのアオリ手中(提供:TSURINEWSライター野中功二)

大型のアオリイカの接岸はいつでしょうか?「Xデー」は月齢、潮、釣果、風を目を凝らし見ていることでしょう、だらだらと大型のイカが釣れる感じが続き、4月の前半にはXデーが訪れていると推測します。

ルールを守って安全な釣りを

大型のサイズなので取り込み用具のギャフや、ランディングネットは用意していきましょう。取り込む際に追尾してくるイカを確認するために偏光サングラスも準備したいです、目の安全保護も兼ねます。

4月1日からは静岡県伊東市が資源保護の観点から堤防周辺のイカ類の禁漁期間に入ります。事前に禁漁区間を確認して釣行してください。

4月から禁漁の伊東・富戸港(提供:TSURINEWSライター野中功二)

近年伊豆も立ち入り禁止や釣り禁止が増えてきている状況。地域に配慮しこれ以上、釣り場が減らないように1人1人の協力が必要です。釣行の際にはライフジャケット等の救命胴衣着用しましょう。

<野中功二/TSURINEWSライター>

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