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食べやすく食感の楽しい、あげ焼きパンが味わえる「Cafe PAON」。

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食べやすく食感の楽しい、あげ焼きパンが味わえる「Cafe PAON」。

油で揚げたコッペパンに砂糖やきな粉をまぶした揚げパンは、小学生のときみんなの人気の的でした。給食に揚げパンが出るとテンションが爆上がりしていた方も多いのではないでしょうか。そんな揚げパンを、焼くことで食べやすく仕上げた「あげ焼きパン」が新潟に初上陸。JR白山駅前にオープンした「あげ焼きパン専門店 Cafe PAON(カフェ パオン)」へお邪魔して、チーフの齋藤さんからお話を聞いてきました。

あげ焼きパン専門店 Cafe PAON

齋藤 里奈 Rina Saito

1999年新潟市中央区生まれ。四年制の専門学校で管理栄養士の勉強をした後、食品メーカーで商品開発の仕事に就き、コールセンター勤務を経て、2024年にオープンした「あげ焼きパン専門店 Cafe PAON」のチーフとなる。「櫻坂46」を応援するBuddiesで、推しメンは的野美青。

象の耳みたいな形の「あげ焼きパン」とは?

——「あげ焼きパン」というのは聞き慣れない名前なんですが、普通の揚げパンとは違うんでしょうか?

齋藤さん:はい、普通の揚げパンとは違って、あげ焼きパンは世界初の「フライベイクド・ゲラチニゼーション」という独自製法でつくられているんです。

——ゲラチニ……一度では覚えられなそうな名前ですけど、具体的にはどんな製法なんでしょうか?

齋藤さん:パンを揚げた後に焼くことで油が蒸発して、脂っこさのない、ヘルシーで独特な食感のパンが出来上がるんです。揚げパンの美味しさを残しながら、より食べやすくなっています。あと材料についていえば、卵、乳製品、マーガリン、ショートニング、保存料、トランス脂肪酸、着色料、漂白料といった、アレルギー成分や添加物はできるだけ使用していませんし、ExV Oliveオイルを少量練りこむことで、生地が油を吸うのをできるだけ防ぐようにもしています。

——美味しさではなく、健康にも気を使っているんですね。ちなみにその製法はどこから?

齋藤さん:東京で「象の耳」というあげ焼きパン専門店を立ち上げた創始者が、アメリカで出会った「エレファント・イヤー」という揚げパンをモデルに、19年かけて1,300回以上もの改良を重ねてつくり上げたそうです。

——その「象の耳」が、あげ焼きパンの最初のお店なんですね。

齋藤さん:全国に「象の耳」の特約店があって、「あげ焼きパン専門店 PAON」は新潟初の特約店になります。昨年の11月にオープンしました。私はオープニングスタッフとして参加して、今、チーフとして営業を任せていただいています。

チーフおすすめの、斬新なあげ焼きパン。

——ところで、齋藤さんはどうして「あげ焼きパン専門店 PAON」で働こうと思ったんですか?

齋藤さん:コールセンターで働いていたときに、求人情報サイトで「あげ焼きパン専門店 PAON」オープニングスタッフの募集を知ったんです。もともとパンが好きだったし、何もないところからお店を立ち上げる経験もしたかったし、何より食に関わる仕事をしたかったので申し込みました。

——食に関わる仕事をしたいと思った、というのは?

齋藤さん:学生時代、人を喜ばせることができる仕事をしたいと思っていて、思いついたのが「食」に関わる仕事だったんです。そのなかでも「お菓子」がすぐ頭に浮かんだのでパティシエを目指していたんですけど、甘いものばかり食べていては身体に良くないと思って、四年制専門学校で管理栄養士の勉強をすることにしました。

——身体のことを考えて、パティシエより管理栄養士を選んだんですね(笑)

齋藤さん:そうなんです(笑)。卒業後は、卵焼きや茶碗蒸しを製造している食品メーカーで商品開発に携わっていました。

——「あげ焼きパン専門店 PAON」のオープン準備で大変だったことはありますか?

齋藤さん:東京の「象の耳」本店へ行ってトッピングのやり方やオーブンの使い方を勉強してきました。プレオープンのときは8種類のあげ焼きパンしかなかったんですけど、それでも覚えるのは大変でしたね(笑)

——今はさらに商品の種類が増えたんですよね。人気のあるパンを教えてください。

齋藤さん:初めて来られる方も多いので、スイーツ系ではベーシックな「プレーン」や「シナモンシュガー」が人気ですね。惣菜系では「マルゲリータ」や「焼チーズ欧風カレー」が人気です。

——齋藤さんの個人的なおすすめ商品も教えてもらえますか?

齋藤さん:私は「磯のり焼チーズ」が好きですね。海苔の佃煮の上からチーズをかけたあげ焼パンなんですけど、意外と相性がいいんです。ただ斬新過ぎるのか、美味しいのにあまり人気がないんですよ(笑)

——もっと人気が上がるといいですね(笑)。調理の際にこだわっていることはあるんですか?

齋藤さん:でき立てを5分以内に食べてもらいたいので、早く提供できるように心掛けています。添加物を使用していないので、時間が経つと固くなって食感が変わっちゃうんですよ。お持ち帰りのお客様には、必ずレンジで温めてから食べていただけるようお伝えしています。

——レンジで温め直すことによって、味が変わったりはしないんでしょうか?

齋藤さん:焼きたてはサクサクした食感、レンチンするとふかふかした食感になるので、2種類の食感をお楽しみいただけるんです。同じパンなのに、まるで別なパンを食べているような違いに驚かれると思います。

——食べ比べも楽しめるんですね。焼きたてを提供するとなると、お客さんが多いときは大変ですね。

齋藤さん:基本はひとりで営業するワンオペなので、お客様を何組もお待たせしているときはプレッシャーを感じますが、とにかく間違いがないよう気をつけながら準備しています。そういうときはお時間をいただいて申し訳ないのですが、ご理解いただけると嬉しいですね。

新潟にちなんだ、オリジナル商品も充実させたい。

——店内のBGMには、齋藤さんの好きな「櫻坂46」の曲を流していないんですね(笑)

齋藤さん:最初はJ-POPを流していたんですが、ご来店されるお客様の年齢層に合わせて、サロンミュージックを流すようになりました。

——どんなお客さんが多いんでしょう?

齋藤さん:お昼は主婦の方や年配のお客様が多いですね。地元の方はもちろん、お店の前の道を通る方が気になって来られることもあります。駅前にあるので、夕方には部活帰りの学生も団体で寄っていきますね。

——白山駅はいろんな学校の生徒さんが利用していますもんね。

齋藤さん:広めのイートインスペースをご用意しておりますので、電車の待ち時間なんかに寄っていただいたり、勉強や仕事のワーキングスペースとして活用していただいたり、ぜひ気軽にご利用いただきたいですね。メニューを見にくるだけでもオッケーです(笑)

——そんな感じでも大丈夫なんですか(笑)

齋藤さん:よく店の外からガラス越しにメニューを見ていくお客様がいらっしゃるので、遠慮なく店内に入って、メニューをじっくり見ていっていただきたいです(笑)

——今後はどんなことにチャレンジしていきたいですか?

齋藤さん:新潟産のフルーツを使ったあげ焼きパンをはじめ、当店のオリジナル商品を開発したいですね。軌道に乗ったら店舗を増やして、もっとたくさんの方に「あげ焼きパン」の魅力を伝えていけたらと思っています。

あげ焼きパン専門店 Cafe PAON

新潟市中央区白山浦2-198

050-8883-8041

11:00-18:00(日曜は16:00まで)

不定休

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