【もはや伝説】松屋の「ごろチキ」復活の裏で起きていたとんでもない奇跡について
松屋が誇る全知全能の神メニュー「ごろチキ」こと『ごろごろ煮込みチキンカレー』が先日、ついに……ついに……復活を果たした!
今年下半期における最大のニュースにして、最大の朗報であることは間違いないはずだが、実はその裏でとんでもない事件が起きていたためお伝えしたい。取り急ぎ私(あひるねこ)から言えることは一つである。
奇跡も魔法もあるんだよ──。
・序章
2024年10月29日(火)、ついに松屋に帰ってきた絶対神「ごろチキ」。今回はいつもの期間限定販売ではなく、まさかのレギュラーメニュー化であることは前回の記事でもお伝えした通りだ。
過去、「ごろチキ」帰還のたびに粉骨砕身、臣下の礼を尽くしてきた私。ある時は生まれて初めて丸一日断食を敢行し……
View this post on Instagram
A post shared by あひるねこ (@ahiruneko24)
またある時はテイクアウトして沖縄の海で食し。
創業1号店までお祝いに参上したこともあった。
どれも良き思い出である。さて、今度は何をしようかと考えつつ、ふとカレンダーを見た私は……まさに想像の埒外。とんでもない奇跡が起きていることに気付いてしまった。
おいマジかよ、10月29日(発売日)って……
俺、有給取ってるやん!!!!
・これぞ運命
そう、実はその日は娘の保育園の運動会予備日で、本番当日が雨だった場合に備え、あらかじめ有給を取得しておいたのだ!
といっても2カ月ほど前の話である。10月で有給を取っているのはこの日だけだ。その有給日と「ごろチキ」発売日がピンポイントで一致するなんて……そんな偶然があるか!? これを奇跡と呼ばずに何と呼ぶ!?
ま、まさか私のGoogleカレンダーに侵入……?
これが神の御業か……!!
幸い、運動会は予定通り開催され、29日は何も予定がない状態に。こうして私は「ごろチキ」と日がな一日、ごろごろすることになったのである。
運命の発売当日……
溢れる感情が、一つの言葉に収斂(しゅうれん)した。
おかえり──。
・そしてありがとう
約半年ぶりの再会であるが、気分的にはほぼ半世紀ぶりの邂逅である。「ごろごろ」を体現するかのようなこの圧倒的ルックス。復活したオリジナルカレーが醸し出す、強く気高き芳香。
すべての “ごろチキ信者” よ、歓喜せよ。我らの王が帰ってきた。
さあ、約半世紀ぶりの(気分的には)「ごろチキ」の味は? みんなが必死に働いている時間に食べる「ごろチキ」のお味は!? いざ、ごろごろっと一口!! 結果はこうだ。
勝てねぇ……!
・全面降伏へ
ちょ、ちょっと待ってくれ。「ごろチキ」って……こんなに濃かったか? それはただ味が濃いという単純な話ではなく、もっとこう、生命としての色彩が濃い。
松屋のオリジナルカレーはいつ食べても唯一無二だが、そのポテンシャルを最大限発揮するのはやはり「ごろチキ」というフォーマットなのだと再確認した次第である。
このチキンの超物量、たまらねぇ……! もはやチキンの流星群!!
気が付いたら皿が空になっていてビビったが……なに、焦ることはない。せっかくの有給だ。
じっくり行こうや──。
・第2ラウンド
店内で「ごろチキ」を食べながら「ごろチキ」をテイクアウトで注文したため、店員さんが一瞬「え?」みたいな表情を浮かべたがすべて私の「ごろチキ」である。
数時間後、胃に神を受け入れるスペースができたことを確認した私は……
今から3年前に賜った神の器を用意。
そこへ……
神をお通しした。
・「ごろチキ」の特徴:2杯目でもウマい
よりリラックスした状態で食べる「ごろチキ」もまたいとをかし。いや、むしろ店内とテイクアウトの両方を味わい尽くして初めて「ごろチキ」を理解したと言えるだろう。こうして……
伝説の有給は終了したのだった。
・有給史上最高
いや「ごろチキ」食っただけじゃねーか! と言われそうだが、そんなバカはごっろごろにしてやんよ。
何をするワケでもなく、ただ無為に「ごろチキ」とごろごろ過ごす。これ以上贅沢な時間が他にあるだろうか? いや、ない。
あなたもぜひ真似してみてほしい。焦る必要はない。なぜなら「ごろチキ」はもう、どこへも行かないのだから。
執筆:ごろチキ信者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:Google カレンダー(iOS)