【ダイソー】全面カバーでほこりシャットアウト!『コンセント安全カバー』でトラッキング火災対策!
「毎日の買い物はまず『ダイソー』から」をモットーにする筆者が発見した気になるアイテム。今回紹介するのは『コンセント安全カバー』。火災の原因となるほこりからコンセントを守ってくれる防災アイテムをレビューする!
湿気の多い時期にも起きやすいトラッキング火災。防ぐにはこまめな掃除とほこりカバーが大切!
乾燥する季節は火災が起きやすいということは周知の事実だが、実は湿気の多いこの時期も火災も起きやすい季節。コンセントのプラグにほこりが溜まり湿気によって通電する、いわゆるトラッキング現象が起こりやすくなるからだ。
時間が経つとここにすき間が! 危ない!
東京消防庁によると、令和5年に発生した電気コード等を出火原因とする住宅火災は377件発生。うち、トラッキングは43件と、3番目に多い原因であった。
これを防ぐために、コンセント類のこまめの掃除が推奨されているのだが……ただでさえ目につきにくい場所だし、かつ多忙な日々に追われていると、なかなか手が回らないのが現状だろう。
ダイソー『コンセント安全カバー』(7×12.6×6.5cm・希望小売価格 税込110円・発売中)は、ほこりからコンセントをガードし、ほこりが溜まりにくいようにしてくれるコンセント専用カバー。さっそくその使い勝手をたしかめてみよう。
安全第一! ちょっと大きいけどがっちりガードで安心
付属品は粘着テープ2枚とネジ2本
見た目はツルッとした凸凹のないデザインだが、サイズは7×12.6×6.5cmとかなり大きい。スマートというにはやや不恰好な印象だが、安全第一なのでデザイン性に言及するのはお門違いといもの。
ただ、上面がななめになっていて、ほこりが溜まりにくいように(または少しでもスマートに見えるように)工夫はされているようだ。
本体はベースとカバーに分かれていて、ベースをコンセント側に取り付け、カバーを被せるという構造。コードを下から出せるように穴が空いている。側面には穴がない。
取り付けてみた
それでは取り付けてみよう。取り付けるコンセントによって若干取り付け方が違うようだ。ネジが見えているタイプは粘着テープで、ネジが見えていないタイプはネジで取り付けるとのこと。筆者宅は後者だった。間違えないよう注意。
まずはコンセントカバーを取り外す。こちらも製品によって外し方が異なるので、詳細は調べてほしい。筆者宅はやや古いタイプだった。
カバーが外れたら、ネジを外す。外したネジやコンセントカバーは捨てずに保管しておくこと!(賃貸の場合、退去時は現状復帰が求められる)
ベースにカバーを取り付け、カバーを開けた状態で付属のネジを使い、本体を取り付ける。
コンセントカバーが固定され、開閉できれば完成だ。
差し込んで使ってみた
カバーを開くには、両脇の矢印部分を指で押さえながら開けるだけ。簡単に開けられないので、小さなお子さんやペットのいたずら防止にもぴったりだ。
特に干渉もなく、スムーズに差し込めた。
カバーを閉める。飛び出しているのでスマート感はないものの、コンセントやプラグが見えないのでスッキリはしている。安全性はもちろん、スッキリ感重視のために使うのもありかもしれない。
開口部が下にしかないので、ほこりは溜まりにくそうだ。むろん、絶対に溜まらないわけではないので注意は必要。定期的な掃除を心がけよう。
ちなみに、USB用ACアダプタータイプや三口タップは、筆者の手持ちの物では使えなかった。口数を増やすには、電源タップで一度外に出す必要があるが、トラッキング現象対策として正しいかは不明だ。
閉まらないし、左右の差込口は使えない。
気になったのはすき間!
少し気になった点は、ベースと壁の間にすき間ができること。プラグの方は安心できるが、逆にこのすき間からほこりが入りそうでちょっと怖い。
ダメもとで元のカバーのベースの上から取り付けてみるときれいに取り付けられた(たまたまかもしれない)。この方がすき間が無くて安心感は強め。
110円防災に取り組もう! なお販売コーナーにご注意を
コンセントで発生するトラッキング現象。たった110円でその危険性を軽減できるので、積極的に取り入れてほしい対策だ。火災だけでなく、小さなお子さんやペットのいたずら防止にも大いに役立つはずなので、ぜひ検討してみてほしい。
なお、筆者の購入した店舗では、商品は電気コーナーではなく、ベビーコーナーにあった(けっこう探した)。見つからない場合はこちらも探してみて。