<登園しぶり>見学せずに幼稚園を決めた結果子どもと合わず、後悔と罪悪感。転園してもいいもの?
引っ越しなどの事情で保育園や幼稚園を転園することは珍しくありませんよね。なかには「入園してみたら園の方針と合わなかった」という理由で転園した方もいるかもしれません。先日ママスタコミュニティのあるママから選んだ幼稚園を間違えたのではないかとこんな投稿がありました。
『自由保育と一斉保育のバランスがいいこと、自然豊かな園庭があることくらいで行事などは一般的な普通の幼稚園を選びました。これといった特徴もあまりありません。行事もそれほど多くないし、遠足や園外保育も少ないです。近くの幼稚園は毎月園外保育に行っていると聞いて驚きました。家から1番近くて徒歩で行けて毎日給食が出て、のびのび過ごせそうという理由だけで入れてしまいました。他のママたちは、何件も見学に行って情報収集を徹底してから選びますよね? 私もそうすればよかったです。息子の登園渋りが半年くらい続いているため、今の園が合っていなかったのかなと罪悪感があります』
大きな特色があるわけではないものの、のびのびと過ごせそうで家から1番近い幼稚園を選んだ投稿者さん。しかし入園してから息子さんの登園渋りが続いているそうです。見学や情報収集をせずに幼稚園を選んだことを後悔する投稿者さんに、ママスタコミュニティの他のママたちからはどのようなコメントが寄せられたのでしょうか。
入ってみてわかることもある。単なる結果論では?
『結果論じゃない? お子さんが普通に通ってたら園選び失敗なんて思わなかったでしょ』
『違う幼稚園だったら行き渋りがなかったという明確な理由があるわけじゃないよね? 今さらそんなこと言ってもしょうがないじゃん』
投稿者さんの「幼稚園選びを失敗したかもしれない」という悲観的なコメントに、他のママたちからさまざまなコメントが寄せられました。投稿者さんは入園前は家からの近さやのびのび過ごせそうなど、それなりに考えて入園させたはずです。しかしそれにもかかわらず息子さんが登園渋りをしていることから、「やっぱりもっと行事が多い園の方がよかったかな」「他の幼稚園はいろいろとやっているのに」という心境なのでしょう。他のママたちからは「そもそも登園渋りがなければそんな考えにならなかったのでは?」という指摘がありました。他の園に入れていれば息子さんの登園渋りがなかったという確証もありません。お子さんが今の幼稚園に合わなかったというの結果論で、罪悪感を抱く必要はないのではないでしょうか。
幼稚園に求めているものは合っているのでは?
『転園経験が3回あるけれど、行事が多い園は親も必ず振り回されます。あと、教育に特化している園はお受験する子も多いのでなんとなく空気がギスギスしていますよ』
実際に何度か転園をしてさまざまな園を経験したママからは、経験に基づくコメントも寄せられていました。どんな幼稚園や保育園にも特徴やある程度の懸念点があるのは仕方のないことです。投稿者さんの幼稚園は家からの近さはもちろんのこと「のびのび過ごせる」という大きな魅力があるのですから、そこを前向きに捉えることが大切ではないでしょうか。ライフスタイルとの兼ね合いやお子さんをどのように育てたいのかといった点を考慮したときに、「今の幼稚園でもいいか」と思えるのであれば転園の必要はないように思いますね。
今できるのは、登園渋りの理由を知ることでは?
『登園渋りの理由は聞いた? うちの子はお友達に意地悪されるから行きたくないって言ってたよ。先生に相談してその友達とうまくやり取りがいってないときにサポートしてもらうようにしたよ。そういうことを嫌な顔せずやってくれる園なら当たりだと思うよ』
『私は情報収集しまくったのに幼稚園選びに失敗しました。勉強園にすればよかった。大人しい娘にはのびのび保育が合わなかったみたい。下の娘は勉強園に入園して楽しく学んでいた。運もかなりあると思う。そのときの人とのめぐり合わせとか担任とか』
投稿者さんのお子さんは登園渋りをしています。投稿者さんが幼稚園選びを失敗したと思う理由として幼稚園の特色や特徴を挙げていましたが、登園渋りと本当に関係があるのかを慎重に考える必要があるでしょう。友達に嫌なことをされたということであれば園の特色は関係ないはず。またそもそも「幼稚園に行く」こと自体が嫌なのかもしれません。お子さんの登園渋りを幼稚園側に相談し、親身になって対応してくれるのであればいい幼稚園と考えてよいでしょう。また園の見学を何件もして熟考してから決めたものの、入園してから「うちの子には合わなかった」と後悔して転園したママもいました。いくら見学しても入園してみないと分からない部分もありますし、親にとって理想的な園が子ども本人にとっても居心地のいい園かどうかは別の話です。入園後に転園するのは決して珍しくありませんから、そこまで自分自身を責める必要もないでしょう。投稿者さんはまずお子さんの登園渋りの問題を幼稚園側と一緒に解決できるか、模索してみてほしいですね。転園はそのときの幼稚園の対応次第で決めても遅くはないのではないでしょうか。