【JCCS2025】ディズニーファン必見! 車内いたるところにシンバやミッキーがいるキャンピングカー
超実写映画『ライオン・キング:ムファサ』も絶賛公開中、ディズニーの名作『ライオン・キング』。プリンセスが活躍するファンタジー物語とはまた違う、アフリカの自然美や民族的な音楽が大人のファンをも魅了する。
実はキャンピングカーの世界にも、『ライオン・キング』をテーマにした特別な車がある。トイファクトリー社の「BALEIA <LION KING> EDITION(バレイア ライオン・キング エディション)」だ。
・「バレイア ライオン・キング エディション」
ハイエースやNV350キャラバンなどの商用バンをベースに、おもに内装を加工したキャンピングカーを「バンコンバージョン」と呼ぶ。「バレイア」は同社の人気バンコン。
ディズニーの公式ライセンスを得てデザインされた特別なモデルが「ライオン・キング エディション」だ。
シートのファブリックから、すでにアフリカン・テイスト! 草木の緑、水の青、土のベージュ、太陽のオレンジ黄色が表現されている。カラフルだけれど、調和のとれた落ち着いた色合い。生地は高級素材として知られる尾州織だ。
ふかふかのフロアカーペットには、シンバ、ティモン、プンバァ、ザズーの足跡が! パークでヒドゥン・ミッキーを探すように、ついつい床を隅々までチェックしてしまう。
キャンピングカーではあまり見ない、不規則な曲線を描く家具。地平線から昇る朝日を間接照明で表現している。
ベッドマットは明るいオレンジ。太陽の光で照らされた大地を表現しているという。頭の中では『サークル・オブ・ライフ』が朗々とエンドレスリピートだ。
かなり個性的なのが、キッチン家具。一般的にはそのまま窓の開口部がある部分に、あえてパーティションが配置されている。緩やかな曲線で地平線と太陽が表現され、窓から本物の陽光が入れば気分はアフリカ!
キャラクターの可愛らしさを前面に押し出すのではなく、エッセンスとして要所要所に配置しているのが好印象。メインアートは「背中で語る」ムファサとシンバで、しかもシンプルな線画なので車内が子どもっぽくなりすぎない。
アート上部の、ユニークな形のハンガーラックにも注目。ラフィキの住むバオバブの木がモチーフになっている。
成約に至ったオーナーには、あの印象的なシンバ誕生シーンが描かれたオリジナルグッズもプレゼント。ぬいぐるみでラフィキごっこをしたことのある人も多いだろう。このほか、各所にあしらわれた公式グラフィックやロゴプレートなど、こだわりポイントが多数!
4名乗車・5名就寝とファミリーユースにも対応し、価格は820万円~(消費税込・諸費用別)。冷蔵庫、電子レンジ、シンク&外部シャワー、サブバッテリー、ベンチレーターなどが標準装備され、オプションで冷暖房やソーラー発電システムなどを追加できる。
・「ダ・ヴィンチ ディズニー ドリームトラベラー」
トイファクトリー社のディズニーデザイン・キャンピングカーはこれだけではない。ミッキー&フレンズと一緒に旅ができる「DA VINCI 5.4 <Disney> Dream Traveller(ダ・ヴィンチ5.4 ディズニー ドリームトラベラー)」も必見だ。
ベース車両はFIAT DUCATO(フィアット デュカト)で、前述のハイエースよりはだいぶ背が高い。内部はボディサイズを活かした広々空間。室内カラーはイエローベースの「with Pluto(プルートバージョン)」と、ブルーベースの「with Donard(ドナルドバージョン)」がある。
道路標識のグラフィックや、ロードサイドのダイナーカフェがイメージされたテーブルなど、コンセプトは “ロードトリップ”。カーペットはアメリカンダイナー風のチェック柄、上部戸棚につづられた名前はメニューボードを模したもの。
古き良きアメリカに、映画スターのミッキー、ベッドごと移動できるマイホーム……筆者はハリウッド映画撮影でスターが待機する豪華なトレーラーを連想した。
ミッキーシェイプのくり抜き窓が、ディズニーリゾートラインみたい!
ミッキーシェイプのヘッドボードクッションなど、特別な小物も付属。
シンク&バーナー、シャワー、トイレ、大型冷蔵庫、ベンチレーター、サブバッテリーなど、ほぼフル装備と呼べる状態で、価格は1748万円~(消費税込・諸費用別)だ。
・いつかは乗りたい夢のキャンピングカー
自分の車にいながら、ディズニーホテルに滞在しているような気分になれるトイファクトリー社のディズニーモデル。いずれも限定販売で、規定の台数に達し次第、受付終了となる。
こんな車で車中泊をしながらパークに向かえたら……。あるいはパークから帰ったときにこんな車が出迎えてくれたら……いつまでも夢と魔法の余韻を味わえる、ディズニーファンの最高到達点と言えるだろう。
参考リンク:株式会社トイファクトリー
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.