困り事ラップ、市長視聴 市民チームが動画制作
気候変動対策の推進を求めて活動する市民チーム「#6年後も本当に住みやすい街大賞1位とるぞ藤沢プロジェクト」のメンバーらは22日、市役所を訪れ、市内で感じる不満をラップで表現したミュージックビデオ『こんなことに困っている歌』を鈴木恒夫市長に視聴してもらった。
藤沢市市政運営の総合指針改定に合わせ、同チームは「藤沢のミライどんな街にしたい?」をテーマに困り事をラップにするワークショップを先月2度、藤沢市労働会館で開催した。親子連れなど35人が参加。「制服高い」「夏が暑い、給水スポットもっとほしい」「災害時ペットとの避難に対する不安」など市民の生の声をリリック(歌詞)にしたため、皆が歌う姿を動画に収めた。
チームメンバーが持ち込んだ映像を時折笑みを浮かべながら見ていた鈴木市長は「行政がキャッチできなかった困り事が集約されている。藤沢の未来のため、皆さんと協力しながら解決していきたい」と感想を述べた。チームリーダーを務める藤法淑子さんは「藤沢に対するラブレター。まちづくりを考えるヒントになれば」と語った。
音楽動画は今後、インスタグラムで配信予定。