Yahoo! JAPAN

8月13日よりプライムビデオにて見放題独占配信開始! 『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』をさらに楽しむための注目ポイント&TVアニメのオススメ回を解説!

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

2024年公開の大ヒット映画『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』(以下、『最強の軍師』)が、2025年8月13日よりPrime Video(プライムビデオ)にて見放題独占配信がスタート。

本作は、忍術学園の先生である土井半助に焦点を当て、彼と深く関わってきた人たちとの絆や繋がりを描く物語。多層的にキャラクターの感情を描きながら、忍たまたちやプロ忍者の活躍、本格的なアクションシーンも圧巻の忍者作品です。

本稿では、『最強の軍師』をさらに楽しむための注目ポイントを解説! 予習なしでも楽しめますが、併せて視聴すると本作を深く味わえるTVアニメのオススメ回もご紹介していきます。

 

【写真】『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』注目ポイント&アニメのオススメ回を解説

『忍たま乱太郎』

『忍たま乱太郎』は、室町・戦国時代を舞台に、忍術学園で勉強中の乱太郎、きり丸、しんべヱをはじめとした忍たまたちの賑やかな日常を描く作品。尼子騒兵衛先生の漫画 『落第忍者乱太郎』を原作としたTVアニメ『忍たま乱太郎』が1993年より放送中です。

TVアニメは、現在第33シリーズ(前期)まで放送されており、各配信サイトにて第16、17、21、29、30、31、32、33シリーズが配信中です。(配信サイトによって配信されているシリーズは異なります。)

『忍たま乱太郎』配信情報まとめ

 

『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』あらすじ

 

『土井半助』失踪、『天鬼』襲来。
タソガレドキ忍者・諸泉尊奈門との決闘に向かった後、消息を絶ってしまった土井先生―

山田先生と六年生による土井先生の捜索が始まる中、担任不在の一年は組では、タソガレドキ忍軍の忍び組頭・雑渡昆奈門と、尊奈門が教壇に立つことに!

そんな中、きり丸は偶然、土井先生が置かれた状況を知ってしまうのだった。

一方、土井先生捜索中の六年生の前に突如現れたのは、ドクタケ忍者隊の冷徹な軍師・天鬼。

その顔は、土井先生と瓜二つで―
忍たま達に立ちはだかる最強の敵を前に、今、強き「絆」が試される。

果たして乱太郎、きり丸、しんべヱたちは、土井先生を取り戻すことができるのか―??

(公式サイトより引用)

 

『最強の軍師』を楽しむための注目ポイント

ファンの間で高い人気を誇ってきた『小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師』(原作・イラスト:尼子騒兵衛/小説:阪口和久/朝日新聞出版刊)が、『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』のタイトルで映画化。本作は、TVアニメ第1シリーズからキャラクターデザインを手がける藤森雅也監督作品です。

『最強の軍師』の魅力は語り尽くせず、何度も何度も深い感動に包まれるほど。月の描写や季節の移ろいにも魅せられながら、キャラクターの掘り下げや土井先生を演じる関 俊彦さんのお芝居の深みにも心が震えるばかり。ここからは、そんな『最強の軍師』の注目ポイントを解説していきます。

2013年に発売された原作小説は、2024年に「復刻版」、さらに2025年7月には書き下ろし「軍師の帰還の段」収録の「完全版」が刊行されました。映画に魅了された方は、原作小説を読むのもオススメです。

 

土井半助の人物像

 
『最強の軍師』で特に注目したい人物は、忍術学園の土井先生こと土井半助。一年は組の教科担当教師であり、火薬委員会の顧問を務めています。

面倒見が良くて生徒からの信頼も厚い先生で、練り物が苦手。乱太郎、きり丸、しんべヱをはじめ、は組の生徒は授業で教えたはずの内容を忘れていることが多々あり、土井先生が「教えたはずだ!」と叫んだり嘆いたりするのもお馴染みの光景です。

は組で巻き起こるドタバタに加えて学園長先生の突然の思いつきに日々振り回され、神経性胃炎に悩まされていますが、「は組のよい子たち」を大切にしながら誠心誠意で向き合って熱心に指導しています。

そんな『忍たま乱太郎』の長い歴史で描かれてきた彼らの日常が、『最強の軍師』で私たちの心を揺さぶる装置となっており、長年“初恋泥棒”と言われてきた土井先生は我々をさらなる沼へと引きずり込んでくれるのです。

兵法に詳しい実力派の忍者

土井先生は優秀な教師であると同時に、非常に高い実力を有している忍者であることも重要なポイント。火薬や兵法に詳しく、豊富な知識に加えて鋭い観察眼・洞察力も持ち合わせており、そんな土井先生の稀有な能力を前提として『最強の軍師』は描かれています。

土井先生の主な武器は出席簿やチョーク、手入れの悪い黒板消しなど。チョーク投げは百発百中の腕前であり、これが例えば殺傷力の高い武器で、もしも殺意を持って攻撃するならば敵は無傷ではいられないでしょう。

土井半助の解説まとめ

 

土井先生の過去&山田家との関係

 

『最強の軍師』を鑑賞するにあたり、土井先生の出生と過去、山田家との関係も知っておくといいと思います。土井先生は地方豪族の出身ですが、幼い頃に敵の襲撃で家が滅んで天涯孤独に。忍者として身を立てていた土井先生は、所属していた忍者隊から抜け忍として追われて崖から落ちたところを、ピクニック中の山田伝蔵先生一家によって保護されました。

それが土井先生と山田家との縁の始まりであり、この運命の出会いが土井先生の人生の転機となったのです。今回の映画においてこのあたりの経緯は重要。そして、奇しくもとある崖のシーンを境に物語は大きく動いていきます。

当時、山田家は怪我を負った土井先生を保護したあと、家族の一員として匿っており、土井先生は山田先生の息子・利吉とキャッチ手裏剣をしたり小川へカニをとりに行ったりと兄弟のように仲良く過ごしていました。その様子を見守っていた山田先生の奥さんは、土井先生が教職に向いていると見抜き、土井先生は教師の道へと進みます。

 

一流の忍者・山田伝蔵

 
山田先生こと山田伝蔵は、乱太郎たち一年は組の実技担当教師。厳しくて優しい、みんなの父親みたいな先生です。覚えの悪いは組の生徒と根気よく向き合い、土井先生と同じく日々熱心に指導。忍術学園のベテランの教師であると同時に、一流忍者としても知られる元戦忍で、火縄銃の名手であり印地打ちの達人でもあります。

本作では、山田先生自ら土井先生の捜索にあたり、六年生と五年生を指揮。山田先生の一流の忍者としての実力が光り、さらに家族の視点で利吉や半助を心配する姿も見られます。

 

土井先生を兄のように慕う山田利吉

 
利吉は山田先生のひとり息子であり、フリーの売れっ子忍者として大活躍。火縄銃の名手であり、変装の達人。忍たまたちの憧れの存在です。

利吉は忍術学園の卒業生ではなく、忍術を最初に習ったのは元くの一である母からなのだとか。その後は、つてを頼って外に師を求め、一時期山田家で匿われていた土井先生にも教えを受けたといいます。

もともと人気のあるキャラクターでしたが、実は『最強の軍師』で観客を大いに狂わせてしまった利吉。その主な理由としては土井先生への思慕が関係しています。今でも土井先生のことを兄のように慕っており、映画では彼の行動から想いの深さを思い知らされるはずです。

山田家の解説まとめ

 

土井先生ときり丸

 

今作では、土井先生と一年は組・摂津のきり丸の関係性にも焦点があてられています。戦で家を焼かれて家族を失い、天涯孤独となったきり丸ですが、戦乱の世でたくましく生き抜き、アルバイトをしながら忍術学園の入学費や学費を払っています。忍術学園は全寮制ですが長期休みのあいだは忍たま長屋(寮のこと)が閉まるため、土井先生の家に居候することに。

土井先生は自身と似た境遇のきり丸のことを気にかけており、二人はいつしか親子や兄弟のような関係になっていきます。土井先生が着ていた着物を、きり丸のために縫い直したりすることも。

戦争孤児であるきり丸ですが、忍術学園で大切な友達がたくさんできて、土井先生という家族もいる。土井先生の家がきり丸の帰る場所であり、二人の居場所です。もう、ひとりぼっちじゃないんですよね。作中では土井先生だけでなく、きり丸の過去と現在が落とし込まれており、そのコントラストも印象的です。

土井先生が置かれた状況を知ったきり丸はどうしようもないほど不安に襲われ、“土井先生に会いたい”という気持ちをずっと抱いています。そんなきり丸のいつもと違う様子に気づいた乱太郎やしんべヱら一年は組の仲間たちは、きり丸に寄り添い、共に動き始めるのです。

 

忍術学園の忍たまたち

 
忍術学園は忍者を目指す子供たちが集う全寮制の忍術学校。「にんたまの友」をもとに授業が行われており、一年生から六年生までの忍たま(=忍者のたまご)たちは、担当教師から教科と実技の教えを受けています。ちなみに、本作用の設定として、忍術学園の全景が作られたそうです。

上級生になると学園外で実践的な「忍務」を遂行することも。一年は組は補習や追試で実戦に巻き込まれることが多々あり、一年生にしてはものすごく実戦経験が豊富なのも特徴であり強みとも言えます。

また、忍術学園は忍たまを六年間で一流の忍者に育てあげ、優秀な忍者を輩出しているため、周囲の城から一目置かれる存在。特に六年生はプロ忍者に負けないほどの実力を備えており、五年生の能力も非常に高く、さらに彼らを指導してきた教師陣は一流の忍者揃いです。

 

六年生と五年生

忍術学園六年生

 

『忍たま乱太郎』で特にファンの多い六年生ですが、『最強の軍師』を機にその人気ぶりは凄まじいものに。

忍術学園では、六年い組に潮江文次郎と立花仙蔵、六年ろ組に中在家長次と七松小平太、六年は組に善法寺伊作と食満留三郎が在籍。切磋琢磨しながら絆を深め、今年度の六年生の能力の高さは歴代でも上位であるといいます。

土井先生が消息を絶ち、学園長先生の命により密かに捜索を開始する六年生。普段は見られないような彼らの表情や言動、鮮やかな連携で謎の軍師に挑む戦闘シーンの一連の流れも見どころ。

土井先生といえば一年は組や山田家との繋がりが印象的ですが、六年生もまた一年生の頃に土井先生と出会っており、彼らのただならぬ様子から、これまで積み重ねた時間を窺い知ることができます。

忍術学園六年生の解説まとめ

 

忍術学園五年生

 

五年生もまた多くのファンを虜にしている学年。五年生は一人一人が優秀かつ団結力の強い学年で、下級生たちから頼りにされるお兄ちゃん的な存在です。五年い組に久々知兵助、尾浜勘右衛門、五年ろ組に不破雷蔵、鉢屋三郎、竹谷八左ヱ門が在籍。

『最強の軍師』では、六年生が前線で忍務にあたっているのに対し、五年生は主に諜報を任されており、5人それぞれの特徴がよく出ているのも注目ポイントです。豪華版パンフレットに収録されているスピンオフ小説「受け継ぐ者の段」では、六年生が五年生の能力を高く評価している場面も。今後の活躍にも期待したい学年ですね。

 

忍術学園五年生の解説まとめ

 

忍術学園の卒業生も登場

 

今作のオリジナルキャラクターである桜⽊清右衛⾨と若王寺勘兵衛は、忍術学園の卒業生であり、フリーの忍者として利吉と共に行動しています。

現在の六年生たちの一年先輩で、清右衛⾨は前・体育委員会委員長、勘兵衛は前・図書委員会委員長。清右衛⾨は優男風ですが武闘派で、勘兵衛は快活で頭脳派というギャップもたまらなくて、卒業生と在学生との先輩後輩の関係性が垣間見えるシーンは何度も噛み締めたくなるはずです。

 

忍術学園とタソガレドキ城の関係

 
タソガレドキ城に仕えるタソガレドキ忍軍は、『忍たま乱太郎』の世界において最強の忍軍とも言える存在です。

そんな忍軍の忍び組頭・雑渡昆奈門は、以前合戦場で敵味方の区別なくケガの手当てをしてくれた忍術学園六年生の保健委員会委員長・善法寺伊作に恩義を感じていて、これがきっかけで忍たまには好意的。最近は忍術学園に対して中立的な立場をとっており、とりわけ雑渡は伊作を筆頭に保健委員とは仲が良く、その保健委員の一年生・鶴町伏木蔵とも特に親しい間柄です。

『最強の軍師』では、雑渡や諸泉尊奈門をはじめとしたタソガレドキ忍軍も登場。尊奈門との決闘後に土井先生が行方知れずとなり、雑渡や尊奈門が忍術学園の教壇に立つ場面も。諜報に力を入れているというタソガレドキ忍軍の動き、雑渡の思考や戦闘シーンも見どころです。雑渡は状況によっては容赦のない行動をとる存在にもなり得る、ということを改めて痛感することになるでしょう。

基本的に雑渡は忍たまに対しても部下に対しても優しく、なぜ忍たまに加勢するのかと聞かれた際に、「忍たま…つまり子供というのは可能性だから」と答えています。彼の人柄の良さは、部下に慕われていることや日頃の言動からも充分すぎるほど伝わるだけに心苦しい部分も。

聡明な雑渡は物事を冷静に見通しており、これは山田先生もそうかなと思いますが、何かあれば自分一人で背負うという意思は胸に迫るものがあります。

タソガレドキ城の解説まとめ

 

ドクタケ城と周辺の城

 
忍術学園の宿敵であり、『忍たま乱太郎』ではいわゆるメインの“悪役”ポジションのドクタケ城。策謀を巡らせてあちらこちらの城に戦を仕掛けては領土を拡張し続けており、よその城を仲違いさせて疲弊したところを攻撃することが多いため、非常に評判が悪い城です。

タソガレドキ忍軍が非常に優秀であるのに対し、ドクタケ忍者隊は全体的に実力が低め。原作・アニメともに登場回数はかなり多く、ギャグ要素が強いのも特徴で、ドクタケ忍者隊首領・稗田八方斎を筆頭に、乱太郎たち一年は組の生徒と度々関わってきました。

敵ながら愛されキャラでお茶目な言動が目立つ八方斎ですが、本作の“冴えた”八方斎は普段と様子が異なり冷酷です。

周辺の城との関係

ドクタケ城と敵対する城は多く、本作で関連のあるチャミダレアミタケ城も仲の悪い城のひとつ。チャミダレアミタケ城は戦に強いため、邪魔に思う城は多いといいます。ドクタケ城と同じく戦好きの悪い城であるスッポンタケ城もまた、チャミダレアミタケ城の城主・茶乱網武の暗殺を企んできました。

タソガレドキ城の領地からはドクタケ城、チャミダレアミタケ城、スッポンタケ城は近いため、これらの城に怪しい動きがあれば、タソガレドキ城は警戒せざるを得なくなります。

雑渡いわく、ドクタケ城の兵力の大きさはかなりのものですが、力だけのドクタケはさほど恐ろしい存在ではない。しかし本作では、ドクタケ城に新たな軍師の“知恵”が加わったことで緊張感が高まっていきます。

この状況において雑渡が軍師の正体を知った上でどんな行動に出るのか、山田先生や利吉がどう動くのかも含めて物語のカギとなっています。

ドクタケ城の解説まとめ

 

『最強の軍師』と併せて鑑賞したいTVアニメのエピソード&劇場版

第30シリーズ第35話「思い出した手当ての段」

 

原作者の尼子先生がプロット(原案)を制作したエピソード。土井先生が利吉や山田先生と出会った時のことを思い出すなか、利吉の回想形式でその出会いや共に過ごした日々が明かされます。利吉が土井先生に心を開き、兄のように慕うようになった過程も描かれるオススメ回です。

また、第20シリーズ第90話「おかえりなさいの段」でも土井先生の回想で山田家との出会いが語られており、一年は組と共に山田先生の家に向かう途中、かつて山田家と出会った場所でそっと微笑む土井先生の姿があります。

 

第32シリーズ第61話「イライラするの段」

 

尼子先生プロット回。利吉のようなプロ忍者になりたいという忍術学園事務員の小松田さんは、利吉がどこで忍術を習ったのか聞きたがり、利吉が母や土井先生から教えを受けたこともあるという過去が語られています。

 

第30シリーズ第66話「利吉の教材攻撃の段」

 

「忍たま30ベストコンビ投票」の結果をもとに制作された5つのお話のうちのひとつ。土井先生の教材攻撃に興味を示す利吉が、その技を見せてほしいと土井先生にお願いするなど楽しそうな二人のやりとりが見られます。

 

第19シリーズ第90話「土井先生ときり丸の段」

 

現在は配信されていませんが、本エピソードでは土井先生がきり丸を自分の家に居候させている理由が描かれており、“ただいま”と“おかえり”を言い合う土井先生ときり丸の心温まる関係が見られます。ある日、きり丸が「先生はどうして僕のことを気にかけてくれるんですか?」と聞いてみると、土井先生は「同じような育ち方しているからかな」と答えています。

 

第32シリーズ第63話「若い人の段」

 

尼子先生のプロット回で、土井先生の回想による忍術学園で教師を始めた頃のお話。土井先生はある事情により自分の名前を名乗れず、他の先生たちから「若い人」と呼ばれていました。そして、当初の土井先生は殺伐とした空気を纏っていたといいます。山田先生が土井先生に「半助」と名付けたことや、土井先生と一年生の頃の六年生たちの出会いも描かれる注目回です。

 

第32シリーズ第62話「嫌われる理由の段」

 

タソガレドキ忍者の諸泉尊奈門は、また土井先生に勝負を挑んで負けてしまい、忍術学園の医務室で手当てされていました。そこへ、山本陣内と高坂陣内左衛門が尊奈門のお迎えに。こちらは尼子先生プロット回で、尊奈門はじめ部下たちが上司である雑渡昆奈門を慕う理由など、タソガレドキ忍軍の貴重なエピソードが詰まっています。

 

第21シリーズ第5話「雑渡昆奈門を守れの段」

 

一年ろ組の保健委員・鶴町伏木蔵が医務室の当番をしているところへ、タソガレドキ忍軍忍び組頭・雑渡昆奈門がやって来ます。傷を負っている雑渡を伏木蔵は一人で手当てをし、医務室で休ませてあげようと邪魔が入らないように奮闘。雑渡が部下である尊奈門を身を挺して守る姿、さらに雑渡と伏木蔵の愛らしい絆が見られるエピソードです。

 

第16シリーズ第6話「怪しい老人の段」~第10話「屋敷を爆破するの段」

忍者らしき怪しい老人に出会ったことをきっかけに、一年は組や土井先生たちは怪しい屋敷へと辿り着きます。実はドクタケ忍者が忍術学園や他の城への攻撃を企んでおり、攻撃をやめさせるために伝子さんと利子さんは屋敷を爆破することに。

こちらのエピソードでは、実戦に強いは組らしい描写をはじめ見どころが様々ありますが、爆破された屋敷を見て「もったいない」と嘆くきり丸に対して、土井先生が返す言葉も心に残るものです。

“いくさとはもったいないものさ 浪費と破壊と消耗 そこからはなにも生み出すものはない”

 

『劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段』(2011年)

 

『最強の軍師』の鑑賞前に特にオススメしたいのが、2011年公開の『劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段』。

『落第忍者乱太郎』第37巻と第42巻がベースとなっており、“全員出動”のタイトル通り、忍術学園の生徒や先生をほぼ網羅できるというのも魅力のひとつ。ギャグ要素が多めでありながら、戦乱の時代における合戦のリアルのなかで、教師陣も連携した忍術学園総動員の作戦や助け合う姿を描く作品です。

お馴染みのキャラクターが多く登場し、『最強の軍師』で注目を浴びる土井先生や山田先生をはじめ、忍術学園六年生、山田利吉、雑渡昆奈門の人物像にも触れることができます。また、タソガレドキ忍軍が忍術学園に対して中立の立場をとるようになった経緯も見どころです。

〈ストーリー〉
一年生から六年生の宿題がごっそり入れ替わってしまい、夏休みが終わった忍術学園は大騒ぎ。一年は組の山村喜三太が当たったのは、六年生用の「オーマガトキ城主のふんどしをとれ」という難易度の高すぎる宿題でした。姿を見せない喜三太は、どうやらオーマガトキ城に捕まってしまったのだといいます。

現在オーマガトキ城はタソガレドキ城と戦のまっただ中。まずは忍術学園の特命選抜チームが喜三太の救出に向かい、さらに二つの城の戦に巻き込まれた園田村から依頼を受けた忍術学園は、全員出動の大作戦で忍務にあたります!

◆こちらもオススメ!
『全員出動』の土台となっているTVアニメシリーズのエピソードもオススメ。第16シリーズ第36話「急ぎの老人」~第39話「園田村へ急げ」は4話連続のエピソードで、第46話「再び園田村への段」~第50話「燃える逆茂木の段」へと続きます。

 

『映画 忍たま乱太郎』(1996年)

 
『忍たま乱太郎』初の劇場版。八方斎率いるドクタケ忍者の悪役ぶりが際立つ作品であり、女装して潜入する山田先生(伝子さん)と土井先生(半子さん)、さらに利吉も活躍。仲間のために立ち上がる一年は組らしい救出劇も見られます。

ドクタケ忍者に盗まれた巻物を取り戻す忍務のためにドクタケ忍者に扮した利吉のイケメンっぷりは是非とも観ていただきたいですが、半子さんとの共闘や仲睦まじいやりとりも注目です。

〈ストーリー〉
忍術学園は夏休みを迎え、学園長の頼みで硝石の運搬を手伝っていたしんべヱと団蔵。その道中で極悪非道の稗田八方斎率いるドクタケ忍者隊に襲われ、硝石を盗まれてしまいます。

団蔵が八方斎の後を追ったためしんべヱは団蔵がさらわれたと勘違いし、忍術学園一年は組の仲間とともに八方斎の潜むドクタケの出城へ。乱太郎、きり丸、しんべヱの三人組は、そこで八方斎が硝石を火薬として使うのではなく、中国の秘薬・軽身剤の材料に使うことを知ります。その軽身剤とは飲めば空を自在に飛ぶことができるという幻の薬で──⁉︎

 

その他のオススメ回

◆土井先生ときり丸
・第21シリーズ第4話「笑ってお別れの段」
・第29シリーズ第29話「楽しみなお休みの段」
・第32シリーズ第59話「一緒に帰るの段」

◆タソガレドキ忍軍
・第29シリーズ第17話「伊作先輩と諸泉尊奈門の段」
・第29シリーズ第73話「伊作のぬり薬の段」
・第30シリーズ第37話「タソガレドキの演習の段」
・第30シリーズ第65話「伊作の調合の段」
・第33シリーズ第16話「文房具への恨みの段」

◆その他
・第16シリーズ第26話「委員会活動停止の段」~第29話「保健委員会ののろしの段」
・第30シリーズ第54話「いつから知ってた?の段」
・第31シリーズ第40話「知る事は困難だの段」~第44話「魔界之先生の真実の段」
・第33シリーズ第6話「委員会委員長会議の段」~第10話「委員会委員長会議開催!の段」

忍たまたちはそれぞれ何かしらの委員会に所属しているため、委員会を知ると『忍たま乱太郎』をより楽しめると思います。委員会活動では授業や課外活動の補佐、学園内施設や道具の管理などを行っており、各委員会の委員長は六年生が務め、六年生不在の委員会は五年生が委員長代理に。全学年仲の良い忍術学園ですが、委員会活動を通してより絆は深いものとなっています。

忍術学園「委員会」の解説まとめ

 

尼子先生プロット(原案)回

尼子先生のプロット回は本稿でいくつかご紹介しましたが、他のエピソードも『忍たま乱太郎』のキャラクターたちを深掘りした内容となっています。

【第30シリーズ】
第31話「鍛練のはじまりの段」
第32話「籠城の記憶の段」
第33話「無口なわけの段」
第34話「同室の思い出の段」
第35話「思い出した手当ての段」

【第31シリーズ】
第65話「七松家への家庭訪問の段」
第66話「金吾と喜三太の段」
第67話「ゴローとコージの段」
第68話「久々知の豆腐の謎の段」
第69話「竹谷の一人部屋の段」

【第32シリーズ】
第60話「一緒に帰るの段」
第61話「喜八郎と滝夜叉丸の段」
第62話「イライラするの段」
第63話「嫌われる理由の段」
第64話「若い人の段」

 

「同室」「アルバイト」「厳禁」エピソード

六年は組の同室の善法寺伊作先輩と食満留三郎先輩、猪名寺乱太郎をめぐる「同室」エピソードや、摂津のきり丸、潮江文次郎先輩、中在家長次先輩、七松小平太先輩が奮闘する「アルバイト」エピソード、立花仙蔵先輩が福富しんべヱと山村喜三太のドタバタに巻き込まれる「厳禁」エピソードもオススメです。

 

【関連記事】

おすすめの記事