【韓国で人気爆発】辛ラーメン新作『トゥーンバ』が日本に上陸したので食べてみた → 「焼きそばという名のパスタっぽいお菓子」だった(?)
みんな大好き辛ラーメンの新商品『辛ラーメン トゥーンバ』が、昨年から韓国で人気爆発しているらしい。日本では去る2月21日に発売が開始され、新大久保あたりは現在さながらトゥーンバ祭り状態になっている。
辛ラーメンは大・大好物なのでさっそく飛びついた私であるが、私の知っている辛ラーメンとあまりに違いすぎて思わず「マジか」と声が出てしまった。これはトゥーンバが辛ラーメンの亜種であることを一旦忘れ、トゥーンバ本人と直接向き合ってみるべき案件である。
・トゥーンバとは
なお先ほど「韓国で人気爆発」とお伝えしたが、理由は新大久保のコンビニの張り紙に「韓国で人気爆発」と書かれていたから。
新大久保の人がそう言うなら「韓国で人気爆発」とみて間違いないよね!
こちらが『辛ラーメン トゥーンバ』(税込257円)。トゥーンバとは、韓国で人気のパスタの名称(ナポリタンとかペペロンチーノ的なノリ)らしい。しかしパッケージには「焼きそば」とキッパリ記されている。結局パスタなのか、焼きそばなのか?
作り方は一般的な袋焼きそばと同様、フライパンで麺を煮込む。
そして付属の液体ソースと粉末スープを……
「火を止めてから」投入し、混ぜる。これは初めて見るスタイル!
・焼きそばでないことだけは確定
そんなこんなで完成したトゥーンバがコレ。
「チーズの匂いがエグいなぁ」という以外に、これといった変哲は見当たらないが……
パッケージの完成図と比べると、見栄えが違いすぎて軽く絶望をおぼえた。まず見本は粉末スープが後乗せ状態なのと、麺がやや浸る程度に水分が残っているように見える。従順に作り方を守ったつもりだったが、一体どっちが正解だというのか?
しかし作り方を若干ミスっている可能性を一旦無視すると、これ、とってもおいしい。麺がモッチリしていて生パスタみたいというか、もはや生パスタそのものである。味は「うまい棒のコンポタ味」と「カラムーチョ」の中間くらい。なんともジャンクな食い物であり、これがパスタかお菓子かは判断に困るところだが、少なくとも焼きそばでないことは確かだ。
……というのが個人的な感想。ついでに編集部の面々にも意見を求めてみることにした。なお、この日いた全員が普通の辛ラーメンを「辛い」と感じるほど辛いものが苦手らしい。みんな意気地がないな。
砂子間「ああっ、辛さが後からくる……けど、麺がモチモチしててアリ。味が濃いから、量的にこれくらい(1袋の4分の1ほど)で十分かな。おいしいけど、腹一杯食べたくはない。みんなでシェアするくらいがちょうどよさそう」
中澤「一口食べた瞬間、新大久保の光景が浮かびました。いかにも韓国っぽい食べ物ですね。個人的には麺があまり好みじゃないんだけど、味はカラムーチョみたいでおいしい。この程度の辛さなら僕は大丈夫です」
個性的な食い物ゆえ好みは分かれたが「パスタっぽい」「スナック菓子っぽい」「焼きそばではない」という点に関しては意見が完全に一致した。日本のメーカーには真似できない味なので、人生経験として一度は食べてみることをオススメする。
(※ 『辛ラーメン』の辛さを2.5とすると、『トゥーンバ』の辛さは2だそうです)
・こんなのもあるよ
それから新大久保で『辛ラーメン ライト』なる商品も見つけたので、ついでにご紹介しておこう。
ノンフライ麺を使用し「オリジナル辛ラーメンより低カロリー」をウリにしているようだ。
ただしコレ、そもそもの量が少なめである。オリジナルの「120グラム・500カロリー」に対して「97グラム・356カロリー」。あまり気にするほどの差じゃないのでは……? と個人的には思う。
ああ、これはもう見るからにノンフライ麺の顔ですね。
私はノンフライ麺にはノンフライ麺のよさがあると思っているので、これはこれでとってもオイシイと思う。ただ、やはりオリジナル辛ラーメンと比べると、主に麺の部分がほぼ別モノだ。
“オリジナルの代替品” という趣旨であれば、たかだか100カロリー程度の差など気にせずオリジナルを食えばいいと思う。でも「オリジナルよりこっちのほうが好き」という人もいると思う。こちらも好みが分かれるところなので、気になる人は新大久保へ……元も子もない結論でスマン。
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.