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カシオの中間決算は最終利益が2倍超と増益転換 「G-SHOCK」が減速も高級モデル完売で収益改善

セブツー

カシオ計算機は8月1日、2026年3月期の中間期決算を発表した。売上高は1326億5100万円(前年同期比3.1%減)、営業利益は94億8800万円(同8.2%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は80億5000万円(同124.9%増)と、わずかに減収ながら大幅な増益となり、収益性の改善が進んだ格好だ。

主力の時計事業は依然として全体の約6割を占める柱で、売上高は857億円(同0.4%増)とほぼ横ばいで、営業利益は108億円(同11.3%減)だった。7〜9月は日本や北米、欧州などが増収を達成したものの、中国市場の売上高が前年同期から20%減と苦戦し、グローバルでの成長を押し下げた。

カシオ計算機は、「G-SHOCK」のブランド価値再構築に注力している。その一環として、K-POPガールズグループ「XG」をグローバルアンバサダーに起用。若年層や海外市場に向けた再ブランディングを進めている。第2四半期には約175万個を販売したが、前年同期比では15%減とやや勢いを欠いた。それでも、最上級ラインMR-G「MRG-B5000HT」は、93万5000円と高額にも関わらず、限定数が早々に完売するなど、プレミアム市場での存在感は高まっているようだ。

電卓や電子楽器などのコンシューマ事業は、売上高424億円(同4.8%減)、営業利益26億円(同1.2%減)と微減にとどまった。

カシオ計算機の通期業績予想は、売上高は2700億円(前期比3.1%増)、営業利益は210億円(同47.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は150億円(同86.0%増)を見込む。

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