打ち切りの「ウエストワールド」出演者、「続きを語れる世界があるかも」と復活を熱望
全5シーズンが計画されていたにもかかわらず、視聴率の低迷によりシーズン4で打ち切りとなった「ウエストワールド」(2016-2022)。シーズン3からケイレブ・ニコルス役で出演していたアーロン・ポールは、今もシリーズ復活への希望を抱いているようだ。
米のインタビューに応じたポールは、幻のシーズン5が実現する可能性について「なんとなく予感がしているんですが、物語の続きを語れる世界があるかもしれない」として、自身の考えを次のように説明した。
「僕から何か言うつもりはないけれど、時間がほしいですね。僕は今も、あの物語を完結させることができると考えています。とてもよく練られていましたから。大まかな流れは把握していて、本当に素晴らしい内容だったんです。」
1973年の同名映画に基づく「ウエストワールド」は、富裕層向けの体験型テーマパークで来場者をもてなす“ホスト”と呼ばれるアンドロイドが自我に目覚め、反逆を起こす物語。4シーズンを通して視聴者数は1200万人から400万人まで減少し、シーズン4の放送終了から約3か月で打ち切りが。その後、シリーズはHBOの配信サービスMaxからも削除されて大きな話題となった。
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シーズン5での完結を強く望んでいたのは、ほかの出演者たちも同じだ。テディ・フラッド役のジェームズ・マースデンは、突然の打ち切りで迎えた結末について「失望していないと言えば嘘になる」と述べ、「どうにか完結させられる世界があるのかもしれない。自分たちが望む形で完結させる計画があったことを知っている」と。アシュリー・スタッブス役のルーク・ヘムズワースも「打ち切りは残念」と心情をしていた。
なお、ポールと同じく製作者のジョナサン・ノーラン&リサ・ジョイもシーズン5の実現を諦めていないようだ。2024年4月の時点で、ノーランは「シリーズの設計図はあるし、それらを完成させることに重きを置いている。僕たちの希望は、いつかあの物語を再訪する機会を得ることです」といた。いつか実現する日が来ることを期待したい。
Source:Collider(, )