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2025年 夏の展覧会 おすすめ10選 ― 東京版 ― [6月・7月・8月]

アイエム[インターネットミュージアム]

暑さを忘れさせてくれる静謐な空間、美に浸るひととき。ルネサンスの素描から宇宙探査、浮世絵の裏側まで──。感性を刺激する展覧会が、東京の美術館に勢ぞろい。6月・7月・8月に開催される注目の10展を厳選してご紹介します。全国版はこちら。


素描が語る美

7月、スウェーデン国立美術館の素描コレクションが、初めて本格的に日本で展示されます。「素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで」は、デューラー、ルーベンス、レンブラントら巨匠による、ルネサンスからバロック期の名品約80点を紹介。芸術家の技量と構想力のすべてが注ぎ込まれている素描の魅力を間近で堪能できる貴重な展覧会です。

国立西洋美術館「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで」


宇宙を体感せよ

日本科学未来館では、日本が開発する有人月面探査車の実物大模型を世界初公開する「深宇宙展~人類はどこへ向かうのか」を開催。前澤友作さんが搭乗したソユーズ宇宙船(実機)の展示や火星ツアーなど最新の宇宙探査技術と成果を体感できます。

日本科学未来館「深宇宙展~人類はどこへ向かうのか」


神話×デザイン=中国古代の想像力! [PR]

神話や天文、七夕、神仙への憧れ――中国古代の不思議な世界観を、美しく洗練されたデザインからひもときます。泉屋博古館(京都)所蔵の青銅鏡の名品を中心に、幻想的なモチーフや造形をじっくり紹介。さらに、現代鋳金作家と古代青銅器のコラボ作品も東京初公開!「死と再生の物語(ナラティヴ)―中国古代の神話とデザイン」は、6月7日から泉屋博古館東京で。

泉屋博古館東京「死と再生の物語(ナラティヴ)―中国古代の神話とデザイン」


3つの視点で紐解く藤田嗣治

東京ステーションギャラリーでは、「写真」をキーワードに藤田嗣治(1886-1968)の作品を紹介。メディア戦略としての肖像写真や自画像、絵画制作に活用された写真資料、自らが撮影した旅のスナップまで、3つの視点からその関係をひもとく「藤田嗣治 絵画と写真」は7月5日から。

東京ステーションギャラリー「藤田嗣治 絵画と写真」


色が語る、釉薬の世界 [PR]

戸栗美術館では、夏~秋にかけて「古伊万里カラーパレット」を開催。7月11日から開催される「釉薬編」では、透明釉や青磁釉、瑠璃釉、銹釉などの多彩な釉薬表現に注目し、古伊万里約80点を紹介します。白い磁肌に映える色鮮やかな絵付けの美しさに注目した秋開催の「絵具編」(10/10~12/21)と合わせての鑑賞もおすすめです。

戸栗美術館「古伊万里カラーパレットー釉薬編ー」


建築家・藤本壮介の建築を体感

「大阪・関西万博」の会場デザインプロデューサーを担当し、いま、最も注目される建築家の一人、藤本壮介。森美術館では、藤本の初めてとなる大規模な回顧展「藤本壮介の建築:原初・未来・森」を開催。模型や図面、インスタレーションが並び、初期から最新作まで25年にわたる活動と建築思想を紹介。

森美術館「藤本壮介の建築:原初・未来・森」


大奥に秘めた情

東京国立博物館では、華やかなイメージの裏にある「大奥」の知られざる実像に迫る特別展「江戸☆大奥」を開催。将軍の世継ぎを担うという重圧と、厳格なしきたりの中で生きた女性たち。歴代御台所や御殿女中たちの栄枯盛衰をたどり、彼女たちの喜怒哀楽を描き出します。江戸時代の“裏歴史”としての大奥を、史実と物語の両面から味わえます。

東京国立博物館 特別展「江戸☆大奥」


絶滅動物が蘇る

国立科学博物館では、現在よりもはるかに寒かった4万年前の氷河期にタイプスリップ。マンモスやオオツノジカ、ケサイ、ホラアナグマなどの動物はどのような世界で暮らしてきたのか。当時生きていたネアンデルタール人とクロマニョン人の関係性など、氷河期の世界を追体験できる特別展「氷河期展」は7月12日から。

国立科学博物館 特別展「氷河期展 〜人類が見た4万年前の世界〜」


大正の夢と色彩

SOMPO美術館ではフランス語の「イマジュリィ(imagerie)」をテーマに、大正から昭和初期の大衆的な図像文化を紹介。挿絵や絵葉書、ポスター、写真など、多彩な複製図像が若者たちの心をつかんだ作品、竹久夢二や高畠華宵の作品を通じて、明治末期から昭和初期までのイメージ世界の変遷をたどります。「大正イマジュリィの世界」は、7月12日から

SOMPO美術館「大正イマジュリィの世界」


原宿でも蔦重展

江戸時代、浮世絵を支えた絵師や職人を統括し制作・販売を担った「版元」たち。大河ドラマでも話題の蔦屋重三郎は、歌麿や写楽を世に送り出した敏腕プロデューサーとして知られます。太田記念美術館で開催される「蔦屋重三郎と版元列伝」では、版元たちの役割とその功績を通して、浮世絵の舞台裏に迫ります。

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