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本人は気づきにくい「スマホの見過ぎ」による自律神経の乱れと対策

saita

本人は気づきにくい「スマホの見過ぎ」による自律神経の乱れと対策

電車の時刻を調べようとして手に取ったスマホに通知が来ていると、ついそちらを先にチェックしてしまいますよね。そうしているうちに届いたニュースに気を取られたり、SNSをつい覗いて無限のループに……。 実は、このような生活を続けていると、脳の疲れから自律神経を乱す原因になることもあるのだとか。

脳の疲れと自律神経の乱れ

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冒頭に書いたように、何か必要なことのために手に取ったはずのスマホで、つい家族や友だちに返事をしてしまったり、気になるニュースの見出しをタップしたり……といった行動が続いてしまうことはありませんか?
挙句の果てには、調べるはずの電車の時刻や待ち合わせのお店の地図を確認することなくスマホを手から離してしまい、後から大慌て! という経験をした人もいるかもしれません。

現代では平安時代の一生分の情報を1日で得ている、と聞いたことがあります。莫大な情報が溢れているということです。

スマホを「見る」ことは、短い見出しだけでも脳にとっては刺激となり、それが1日に何度も何度も繰り返され続けていると、情報量が増えると同時に「脳の疲れ」が増してしまいます。脳の疲れが酷くなると、自律神経にも影響を及ぼすことも多いのだとか。

デジタルデトックスのススメ

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そこで近年注目されるようになったのは、「デジタルデトックス」。つまり「スマホ断ち」です。夜間、スマホやPCの画面からの光刺激と同時に情報からも脳と心に刺激を受けてしまうと、車で言うところのアクセルの役割を担う交感神経が優位になり、ブレーキ役の副交感神経が働きにくくなります。この状態は、私たちの脳を常に興奮状態にさせてしまい、自律神経のバランスを乱す可能性があります。デジタルデトックスは、私たちの健康を操る「自律神経」を整えるのに有効な手段です。

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ここで言う「刺激」とは、ネガティブな話題や悲しいニュースだけでなく、ワクワクと気持ちが高揚するような情報も含まれます。つまり推しの情報を集めたり、見逃したドラマの結末を堪能することも、脳を興奮状態に陥らせ、自律神経を乱す可能性がある、ということです。

寝る前に充電しながらスマホ片手にドラマタイム……は、入眠に時間がかかるだけでなく、浅い睡眠が続いてしまうことにも繋がり、体調を崩す原因となります。

SNSから受けるストレス

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仲の良い人の楽しい様子や、幸せな日々が切り取られたSNSは、微笑ましいものです。しかし逆に、よく知らない人のキラキラとしたマウント志向のSNSにモヤッとしたことはありませんか?

他者に対する嫉妬心は、心の疲れ、ストレスにつながってしまいます。当然、自律神経へも悪影響を及ぼします。Instagramで流れてくるものを、つい見てしまうことも多いかと思いますが、スマホを寝室に持ち込まないなど、小さいことから対策を講じて、余計な情報で疲れを心にため込まない工夫をしましょう。

スマホを手に取ると無限の世界が!

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デトックスと言っても、完璧に1日中スマホから離れた生活というのは、現代人にとっては現実的ではありません。使うべき時には利用して、無駄なループ使いにならないようにすることが大切です。とにかく手に取ってしまうと、ゲームにメッセージ、お天気、地図、音楽にニュースに映画……と、無限に情報と娯楽の世界が広がるのがスマホ、無意識に長い時間を取られてしまう、ということを理解しておくべきでしょう。

アナログ活用でプチデトックス

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「何度も同じことを検索してしまうので、手帳にまとめることにした」という声を聞いたことがあります。
また、SNSを長く見続けることは、他人の生活を垣間見ているだけで、自分の世界が広がることには直接は繋がりません。
ゼロにしてしまうことは難しくても、手帳を活用したり、考え方を変えることで手のひらのスマホから無限の世界へ飛び出す機会を減らすことは可能です。

ハードルの高い本格デトックスでなくても、自分時間と心を守るためのちょっとしたメソッドを自分なりに考えてみるのも良い時間かもしれません。

◆取材協力:まくらくま  関西カイロプラクティック医学院卒業 一般社団法人KCS会員
KCSセンター武蔵小杉セラピスト
「背骨をやさしく動かして不調を改善します。キレイな身体はキレイな脊柱から。」
KCSセンター武蔵小杉

みやむらけいこ/ライター

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