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日本映画界で活躍する俳優・内藤剛志が選ぶ「洋画ベスト3」に共通するテーマは?

文化放送

野村邦丸アナウンサーが大将を務める「くにまる食堂」(文化放送・毎週月~金曜9時~13時)。1月30日(木)のオープニングでは、内藤・邦丸がお互いが好きな、または影響を受けた「洋画」の作品について語った。

野村邦丸アナ「こんなニュースがあります。去年、日本で上映された映画の興行収入。総額でいうと前の年と比べて6.5%減りました。それでも2069億円でした。これ洋画・邦画を合わせた金額です。このうち邦画の興行収入が1558億円。総額の75.3%を占め、過去最高となりました。一方、日本以外で作られた洋画ですが、一昨年アメリカで起きた俳優・脚本家のストライキの影響で3割のマイナス。入場者数は前の年から7.1%減って1億4444万人。これ、洋・邦合わせた数ですが、ここのところ傾向としては洋画の興行収入がずーっと減り続けてるんですよ。これは一方でサブスクのネトフリとかU-NEXTなんかで観るっていう方もいらっしゃるでしょう。映画館で映画を観ることよりも、という」

内藤剛志「なるほどね。映画館で観る、つまりサブスクで観ないっていうことは、もう少し価値の高いもので観るっていう意味ですか?」

邦丸「そうですね、あとはでっかいスクリーンで、大音響で楽しみたいという。だって映画館ってまわりにいっぱいお客さんいる中で、映画館独特の雰囲気というか、これは映画館で観たいな~っていう。なんかどっかで大事にしていきたいな~っていうか」

内藤「ちょっと違うことになるかもわからないですけど、僕は、俳優をやってましてね(笑)、その俳優になる前の話をしますけど、『みんなで観るために映画館に行く』っていうのがあったんですよ。僕らの世代だと声かけて良かったんです、スクリーンの高倉健さんに。『健さん、危ない!後ろッ!』とか。そういうみんなで楽しむというのも映画館の魅力。例えば泣く映画だとしたら劇場内の空気がそうなるじゃないですか。その一体感を楽しむために映画館に行くというならば、そういうのが洋画に少なくなったって僕は思えるんですね」

邦丸「今日のメッセージテーマは『洋画』ということで、本番前に内藤剛志さんに『この映画は良かったなあ~』っていうベスト3を挙げてくださいってお願いしたんです。1位2位3位じゃなくていいです。3つ挙げるとすると内藤さんは何ですか?」

内藤「うーん……『大脱走』。スティーブ・マックイーンの。俳優関係無いですよ。オートバイ……自立してたら、走らないと倒れるっていうことを覚えたんですよ」

邦丸「『大脱走』で!」

内藤「覚えたっていうより感じたんです。捕虜たちが収容所の壁をオートバイの大ジャンプで超えて逃げ出すんですけども、オートバイってことだけじゃないですよ。何か走り続けるっていくことの、大本にあるんです」

邦丸「俺も『大脱走』はテレビで観たなあ。あと2つ」

内藤「まずは『イージー・ライダー』ですよ。これはね、ロックです。ロックですよ、これを観てからの俺は! この映画にはたくさんの音楽が出て来ますけど、アメリカのシティ文化っていうのかな? オートバイで走り続けていって、その先には……っていう、何かこう『自由に向かって走るって、どういうことなの?』っていう映画です、これは」

邦丸「アメリカが揺れ動いている、日本も揺れ動いていた時代、音楽の世界では『ウッドストック』というイベントもありました。さあ、もう1つ挙げるとすれば?」

内藤「いわれてしまいました。『ウッドストック』です」

邦丸「『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』という映画がありましたね!」

内藤「音楽ということだけではなくて、大きな力を違う形で持てるのではないかという。何かうまく言語化出来ないんですよ! 観たことが自分の中で未だに残っているという映画となると、この3本になりますね」

邦丸「わかりました。『大脱走』『イージー・ライダー』『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』ですね!いかにもその時代の世相を反映するような、名画の数々でした」

ちなみに、邦丸アナの選んだ3本は「ある愛の詩」「フォロー・ミー」「80日間世界一周」だった。これ以外にも、2人の思い入れがたっぷり詰まった熱い洋画談義が冒頭から展開した。気になる方は、ぜひradikoのタイムフリーでお楽しみください!

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