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愛された居場所と伝統を引き継ぐ!リニューアルオープンした『萩原珈琲店 まるもの“あし跡”』 神戸市

Kiss

5月17日、長く愛されてきた喫茶店を引き継ぐ形でリニューアルオープン!神戸市灘区の『萩原珈琲店 まるもの“あし跡”』に行ってきました。伝統を守りながらも「地域の居場所」としてしなやかに進化を遂げる、同店の魅力とその想いを取材しました。

場所は阪急電鉄・王子公園駅より歩いておよそ3分。同店はこれまで30年間『まるも珈琲店』として営業を行っており、このたび同じく灘区に本社を構える萩原珈琲株式会社が店を引き継ぐことになりました。

30年に渡り、珈琲豆の取引があったという同社。萩原さんは店について「地震の際に倒壊した家屋が多かった中、こちらの店は自分にとって“街のランドマーク”のような存在でした」と話します。

「喫茶店で過ごす時間を、自分はよく“無駄で有意義で豊かな時間”と表現します。長きに渡り、何万人という人がそんな時間を過ごしてきたこの店を、丸ごと残したいなと思ったんです」とのこと。なんと素敵な表現でしょうか…。

本が読めるカフェとして愛されてきた形そのままに、本も残されています

設備はできるだけそのままを使用。そんな中でも、さらに幅広い人に店を利用してもらいたいと変更を加えた点が何点かあるのだとか。そのうちの1つが営業時間です。

「ピザトースト」1,000円(税込)※コーヒーまたは紅茶つき

「ウォーキングついでに寄ってもらいたい」と、13時から21時までだった営業を8時から18時に変更。モーニングの提供もスタートしたのだとか。今回いただいたのはモーニングメニューの「ピザトースト」!

ボリューム満点のトーストは、トマトの酸味とバジルの香り、とろけるチーズが本格的で量も味わいも“ほぼピザ”!こちらはなんと14時まで注文が可能なので、ブランチ感覚でも楽しめそうですね♪

同店には直営店からパティシエやバリスタがやってくる仕組みになっているそうで、デザートも店で1から手作りしたものが提供されるのだとか。

さらに15時からは「子どもたちが宿題をできる場所」として店を開放。「“大人が寄り沿い、子どもたちを地域で育む”という気持ちの中で運営される喫茶店であれたら」とのこと。

今後の展望について、「子どものうちから喫茶店で有意義さを感じられる時間を過ごしてほしい。地域の集会所みたいな感覚で子どもも大人も自由に出入りができる店になれたらいいなと思います」と話してくれました。

「無駄で有意義で豊かな時間」を過ごせるのは幸せなこと。同店はこれからも、そんな時間を誰もが安心して過ごせる場所になっているなぁと感じた記者なのでした。


場所
萩原珈琲店 まるもの“あし跡”
(神戸市灘区城内通4-3-6)

営業時間
8:00~18:00

定休日
日曜日


オープン
2025年5月17日(土)

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