上越市初の公共屋外スケートパークの開設目指し7月末までCF実施 目標額600万円
新潟県上越市で市所有地を使った初の公共屋外スケートパークやバスケットコートなどの複合型公園の開設を目指し2025年6月6日、整備費用の一部を募るクラウドファンディング( https://camp-fire.jp/projects/792942/ )（CF）がスタートした。プロジェクトの代表を務める一般社団法人「上越アクティブスポーツ協会」の小竹潤代表理事（36）は「間違いなく今後の上越市民のためになるものだと信じている」と支援を呼び掛けている。
《画像：上越みらい公園の完成イメージ図（上越みらい公園プロジェクト準備委員会提供）》
CFは同市内に公営のスケートパーク開設を目指して活動している同協会とバスケットボール大会の主催などを行っている理容コバヤシ（仲町2）、ダンススクールのS.O.Pエンターテイメント（富岡）による「上越みらい公園プロジェクト準備委員会」が実施している。
上越みらい公園の場所は、同市富岡の上越ウイングマーケット内にある商業施設「パティオ」東側の市所有地。面積は約4000平方ｍで、準備委員会が市から無償で土地の使用許可を得て整備する。スケボーやBMXができるスケートパークとバスケットボールコート、ダンスや音楽イベントに使用できる屋外ステージ、遊具を設置した緑地広場があり、無料開放する。
《画像：上越ウイングマーケット内に開設予定の上越みらい公園》
CFは7月31日までで、目標額は600万円。寄せられた支援金は市内外約40社から集めた企業協賛金と合わせ、公園の地盤補強や安全柵の設置のほか各設備の設置費用などに当てる。リターン（返礼品）はスケートボードやBMX、ダンスの体験レッスンや上越産コシヒカリ、看板への名前掲載、記念植樹などを用意した。
プロジェクトの中心となっている同協会は、スケボーやBMXなどの競技愛好家らで2016年に任意団体として設立され、2020年に法人格を取得。市にパーク開設の要望を行う傍ら、競技人口の把握や競技普及のため、空き商業施設を借り、自ら屋内パークを運営した。2016年12月から2024年6月末までの約7年半で2万人以上が来場した。
《画像：中川幹太市長（中央）にプロジェクトを説明する小竹代表（左）》
公園は当初、2024年秋の開設を計画していたが、公有地を利用することから市との協議に時間を要したという。CFが終了する7月下旬にはオープンを予定している。将来的にはコンクリート製セクションの設置（今回は木製）や屋根の設置などを目指す。
5月23日には小竹代表らが上越市役所を訪れ、中川幹太市長にプロジェクトの趣旨を説明した。
小竹代表は「アクティブスポーツは挑戦と失敗の繰り返しで、何度も繰り返し挑戦することで人を成長させてくれる。上越市に挑戦していく人材が育っていくと活性化していくと思う」と語った。
•クラウドファンディングページ( https://camp-fire.jp/projects/792942 )
•上越みらい公園Instagram( https://www.instagram.com/joetsu.mirai.park/ )
《画像：上越みらい公園の場所》