金洲でのコマセカツオ釣りで4kg級頭にホンガツオ7匹キャッチ【静岡】
8月3日、金洲のカツオを狙って静岡県の御前崎港から出船した。釣果はカツオ2~4kg級7匹、当日の釣行の様子をレポートしよう。
金洲の瀬でコマセカツオ釣行
金洲は国内でも屈指の好釣り場。マダイをはじめシマアジ、メイチダイ、オナガダイ、クエと釣れる魚種が豊富で、伊豆諸島でしか釣れない高級魚もターゲットとして狙うことができる。
そしてカツオがオキアミで釣れるようになると専門に狙う。年によって時期は変動するが、今年は7月中旬くらいから始まったようだ。カツオの魅力は強烈な引き。水面近くで激しく暴れるためスリリングで面白い。
くじ引きで決まった釣り座は右舷胴の間。午前4時30分に出船し、1時間30分くらいでポイントに到着。釣り開始の6時を待つ。
小型ながら本命カツオゲット
やがて投入の合図が出た。指示ダナは表層から25m。表層では時折ナブラが起こり、カツオとおぼしき魚影が飛んでいるのが見える。活性は高いようだ。
2回目の投入でアタリがあり、サバのようにぐいぐい引くが重量感がなく、すぐに上がってきてしまった。船長はムロだと言うが、表層に上がった途端に左右に暴れだす。型は小さいが本命のカツオだ。
少々てこずりながらハリスを持って一気に引き抜いた。小型とはいえ一年ぶりのカツオ。うれしいが、小型なでやはり物足りない。
生きているカツオはきれいな魚で、釣り上げた直後は青みを帯びている。このきれいなカツオを見ることができることも釣り人の特権だろう。
4kg級カツオキャッチ
その後は表層にナブラは出ているが爆釣とはいかず、1流しで2、3匹上がる程度。しばらく粘って移動というパターンを繰り返した。
そのような状況で2匹目のチャンスが訪れる。右隣り人のヒットに続けと待っていると、ドスンと穂先が海中に突き刺さった。
待望のカツオに違いないが、本当によく引く。面白い。電動リールのフルパワーで一気に巻き上げ、リーダを手繰る。あとは仕掛け分だが、なかなか寄せられず苦戦していると、船長が華麗なタモさばきでカツオをすくってくれた。
本当によく引いた。少々てこずったけれど、やはりカツオはこうでないと。達成感とうれしさが込み上げる。配慮してくれた両隣りの釣り人と船長にありがとうと言葉を掛けた。気づくとものすごい汗をかいていた。キャッチしたカツオは4kg級。きっとおいしい。
五目狙いでキハダもヒット
午前11時ごろ群れが遠ざかり五目狙いに変更となった。指示ダナは60m。五目仕掛けを送り込むと直後にアタリがあり、ほぼ100%ムロアジが上がった。
30分ほどすると遠方でナブラを発見。再びカツオを狙うため全速力でナブラが起きた場所へ直行する。やがて左舷で大きなアタリがあり、5分ほどの格闘の末に5kg級のキハダが上がった。
見に行こうとした私のサオにも大きなアタリ。強めのドラグ設定をしていたがラインが止まらない。船長は「これもキハダだよ。引いている間は手が出せないから、止まったらすぐに巻いて」とアドバイスしてくれた。
ラインが止まったのでファイト開始。ラインが出たり入ったり一進一退を繰り返したが、5分後にハリが外れた。掛かりが良くなかったのか。久米島のキハダマグロとの格闘を思い出させるファイトを味わった。
最終釣果
そして正午時すぎに納竿となった。あっという間の釣行だったが、あー面白かった。釣果はカツオ7匹、ムロアジ10匹(2匹キープ)となった。
<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年8月23日号に掲載された記事を再編集したものになります。