AIR WINGSら、Wingcopter198を活用したドローン輸送と新幹線で高速輸送の実証事業を実施
新潟スマートロジスティックアイランド推進協議会(以下、本協議会)は、「令和6年度スマートアイランド推進実証調査業務」の一環で、 佐渡島・粟島と本土を結び都心と共栄するDX物流および医療・防災プロジェクト実証事業を実施する
本協議会は、新潟県佐渡市、粟島浦村、新潟市にてドローン運用の社会実装に向けた調査飛行を(以下、本調査)を11/5(火)・6(水)に実施する。
新潟スマートロジスティックアイランド推進協議会
協議会組織図
協議会各役割
所属団体種類業務内容パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社代表・コンソーシアムのとりまとめ
・調査業務全体のとりまとめ
・事務局との連携窓口
・調査業務におけるコンソーシアム各社窓口との連携佐渡市地域振興部地域産業振興課産業振興係構成団体・地域が抱える課題の調査・情報提供
・関係公共機関や地元組合等との調整
・実証時の情報共有や周知対応粟島浦村総合政策室構成団体・粟島浦村の鮮魚買い付け及び医療体制の構築新潟市産業政策・イノベーション推進課構成団体・経発着場などの調整
・PR活動の支援
・実証時の情報共有や周知対応AIR WINGS合同会社構成団体・ドローンの運航、飛行申請、各種調整
・協力企業・機材との調整
・調査業務計画支援株式会社ジェイアール東日本企画新潟支社構成団体・粟島浦村の産物販路開拓の調整
・新潟県首都圏情報発信拠点点
・銀座・新潟情報館「THE NIIGATA」との連携窓口
・新幹線を活用した列車荷物輸送サービス「はこビュン」の調整
・都市部総合飲食店への海鮮物取り扱い連携
本プロジェクトにおける協力企業
新潟県漁業協同組合連合会佐渡島の海産品選定サポートJR東日本新潟シティクリエイト㈱「銀座・新潟情報館 THE NIIGATA」での販売連携伊藤忠商事㈱Wingcopter 198機材提供および運航支援
スマートアイランド推進実証調査 取組の紹介
本プロジェクト概要
マルチモーダル物流による地域産業活性化今回のプロジェクトではドローンと新幹線を連携した物流ルートを開設。
【今回の事業での取り組み】
海産物限定受発注の実証実験
① 佐渡島(佐渡市)
佐渡島<ドローンによる高速発送>→西海岸公園→新潟駅<上越新幹線を活用した荷物輸送サービス「はこビュン」>→東京駅→
■11/5(火)銀座_新潟情報館「THE NIIGATA」■11/6(水)都内飲食・販売店等
② 粟島(粟島浦村)
粟島<ドローンによる高速発送>→岩船港→新潟駅<上越新幹線を活用した荷物輸送サービス「はこビュン」>→東京駅→
■11/5(火)銀座_新潟情報館「THE NIIGATA」■11/6(水)都内飲食・販売店等
【今後の構想】
JREMALL等Webサイトを通じてふるさと納税返礼品への反響→島の漁業活性化ドローンによる離島本土間配送と海岸漁場監視【今回の事業での取り組み】
海岸漁場監視
粟島浦村周辺(定置網・養殖場)→粟島アプリ『しらせあい』による情報共有
【今後の構想】
医薬関連品配送:島内の診療所⇔本土の医療機関の構築ドローンによる島内ホテルベース物流【今回の事業での取り組み】
特産品・高付加価値サービス食品配送
佐渡島内ホテル⇔キャンプサイト
【今後の構想】
防災備蓄配送:佐渡島内ホテル⇔市役所等
将来像イメージ図
スマートアイランド推進実証調査 飛行ルート
飛行ルート
使用機材
諸元サイズ幅1.98m × 長さ1.67m × 高さ0.66m機体重量10.0kg最大離陸重量24.9kgペイロード4.5kg飛行可能時間50分(最大離陸重量時)巡航対気速度90km/h飛行可能風速10m/s
今回、ドイツWingcopter社製のVTOL型ドローン「Wingcopter198型」(伊藤忠商事所有機体)を利用する。
独自特許のプロペラ・ローターの可変機構や冗長システムが備わっており、飛行効率と安全性の向上を実現している。また離陸から着陸まで完全自動飛行が可能なため、運航に必要な人員を最小化することができ、運航コストの低減につながっている。
海外メーカーとして日本で初めて第一種型式認証を国土交通省に申請しており、越佐海峡の厳しい飛行環境にも耐え得る飛行性能を証明することで、物流ドローンに求められる安全性、定時性、採算性を確保し、社会実装を加速するとしている。
AIR WINGS