【全日本大学駅伝】國學院大學・前田康弘監督「初の日本一にチャレンジするつもりで名古屋に乗り込んできた」~前日監督会見
――今大会のテーマ、目標を教えてください。
「私どもの今年のテーマは勝ち切ること。これは学生が1年間掲げてやってきました。 出雲は勝ちましたが、またこの全日本、本当に強い大学がいっぱいありますので、簡単に勝てるものじゃないという風には分かっていますけれども、もちろん初の日本一にチャレンジするつもりでこの名古屋に乗り込んでます。出雲勝ってからもチームは順調に練習を消化して、選手たちも自信を持ってスタートラインに立てるんじゃないかなと思っています。今回の私どものスローガンが『歴史を変える挑戦~EP.3~』ということで、國學院はまだ全日本、箱根を勝ったことがないです。 この全日本を勝つというのは新チーム発足当初から、私もそうですし、選手もここで日本一を獲ろうという気持ちでやってまいりましたので、今のところ順調に来ていますから、しっかりそれを、明日結果で証明していきたいと思いますし、多くの応援して支えてくれる方がいてチームは成り立ってますので、その方々にも堂々と日本一になるところを見てもらいたいと思ってます」
――出雲で勝って、選手たちのコンディションはいかがでしょうか?
「やはり気持ちの方も乗ってるのもありますけれども、体の方も充実してますし、自信を持って8人を送り出せる状況です」
――各校のオーダーをご覧いただいて、レースの展望、今年の戦い方、鍵になるポイントを教えてください。
「オーダーはやはりバランス良くというか、隙のないオーダーが組めたんじゃないかなと思っております。もちろん前半の流れ、あと後半の締めの7、8区ここは最重要ポイントだと思うんですが、やはり私どもは層の厚さというのは、今年出雲の戦い方見ても、4区と5区で区間賞を獲って流れを引き寄せたっていうところを考えると、やはりつなぎ区間でしっかり勝負できる選手がおけるっていうのが1つのストロングポイントかなと私は捉えてますので、もちろん前半の流れにしっかり乗っかって、5~8区の後半が勝負どころになってくるっていうようなオーダーを組めましたので、バランスよく隙のないオーダーが組めたという状況ですね」
――平林(清澄、4年)選手、上原(琉翔、3年)選手、高山(豪起、3年)選手といったあたりも補員に入っております。このあたりの狙い、オーダーの意図はいかがでしょうか?
「後半区間に投入することになりますし、問題なければ3枚替えする予定にしてますので、他のチームのオーダーを見ながらというところで、平林をどっちに置くかというところを考えていました」
――平林選手というのは強さはどこに?
「注目されればされるほど力が発揮できる選手かなとは思います。彼はキャプテンでもありますし、 今回チーム戦でもあるので、彼個人のマラソンのレースとは違った意味の、駅伝の難しさというか、どこでもらうかもわかりませんし。ただ、どういう状況であっても自分がすべてひっくり返すつもりでいると思いますから、ほんとに心の強い、ブレのない選手だと思いますので、そこが彼の強いところでマラソンでも成功した1つのポイントじゃないかなと思います。ただ、主将という部分が変な重さにならなければ、彼の普段の走りでやってくれれば。今、学生の中でハーフマラソン以上の距離はナンバーワンだと思ってますし絶対的に信頼してます。そういう信頼のおけるランナーです」