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「新派の子」と「玄狐」が手を組み、合同公演を開催 『千里眼の女』と『わが家~或る作家とその妻そして女中の記~』を上演

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新派の子×玄狐 合同公演

「新派の子」と「玄狐」という二つの団体が手を組み、2週間に渡り「合同公演」を開催することが発表された。

「新派の子」は、劇団「新派」の劇作家・演出家であり、大劇場を中心に数々の作品を生み出し「読売演劇大賞」も受賞した齋藤雅文が立ち上げた演劇ユニット。

新派の子『新編 糸桜』(2023年)波乃久里子

新派の子『新編 糸桜』(2023年)波乃久里子と石橋直也

新派の子『さろん・ど・まろん』(2023年)波乃久里子と出演者たち

「玄狐」は、脚本家・演出として数々の作品を生み出し、俳優としても活躍する石橋直也が立ち上げた劇団。

玄狐『わが家~或る作家とその妻そそいて女中の記~』(2022年)

玄狐『偽語り眉間尺』(2023年)

玄狐『舞姫~盟星座の住人達~』(2025年)

本舞台は、石橋直也と齋藤雅文、古き良き日本の美をこよなく愛する二人の主宰が互いの脚本を交換し、互いの手によって新たな命を吹き込む、意欲的且つ浪漫的な公演。

新派の子×玄狐 合同公演 出演者

今回、合同公演で上演されるのは、『千里眼の女』(2025年10月23日(木)~27日(月)サンモールスタジオ)。作・齋藤雅文、演出・石橋直也が務める。

【あらすじ】
十世紀の黎明、明治四十四年。日本中が千里眼という能力の発見に沸いていた。これは科学かそれとも迷信なのか。御船千鶴子の千里眼能力の実験に帝大教授福来友吉は没入してゆく。事態は新聞というメディアの力で国中を熱狂させるショーとなった。千里眼の発見という名誉に狂する人々。激しく対立する利害。二十世紀の曙に燃え上がる炎は日本国の行く末を左右する大問題へと発展してゆく。千里眼は存在するのか。齋藤雅文が問う国家と個人の未知なる能力の物語。

そして、『わが家~或る作家とその妻そして女中の記~』(2025年10月30日(木)~11月3日(祝・月)サンモールスタジオ)。作・石橋直也、演出・齋藤雅文が務める。

【あらすじ】
いまだ戦後の混乱の残る昭和二十五年、金沢。
一世を風靡した小説家、阿玖村幸篤が行方不明となってから六年。
その屋敷を保存するために四人の愛読者が集められた…まるで彼の遺作「わが家」に予言されていた通りに。一同は長く仕えていた女中愛子から驚きの真実を聞く。阿玖村と妻妙子の壮絶な日々を。
これは石橋直也自身が生死の狭間で病魔と闘った体験から生まれた作品だ。自分が自分でなくなるという病の恐怖。その地獄から紡ぎだされたあまりに純粋な結晶、石橋ワールド!
齋藤雅文 メッセージ

齋藤雅文


石橋直也 メッセージ

石橋直也

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