北海道は「2日おきの短い周期で天気が変わる」 25度以上の夏日のところも/天気予報&気象予報士解説・2025年9月22日更新
北海道のあす23日(火)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
女心、男心と秋の空…今週の天気傾向は?
この時期「一雨ごとに季節が進む」と言いますが、土日の雨で一段と涼しくなりました。
きのう21日(土)は昼間でも上着が欲しくなるくらいでしたね。そして札幌は今朝、この秋一番低い10.7度まで気温が下がりました。今週は季節の歩みは足踏みです。
札幌の予想気温を見ると、平年より高く、最低気温はあす23日(火)以降15度くらいです。日中は25度近くまで上がり、過ごしやすい日が多くなるでしょう。昼間は半袖で過ごせても、やはり朝晩は羽織る物が必要です。服装選びに気を付けて下さい。
天気の傾向はどうなのでしょうか。
きょう22日(月)は札幌でもにわか雨がありましたね。寒気の影響で局地的に雨雲が発達しました。今後の天気をイラストにしてみました。アキさんが「女心、男心と秋の空よ」と言っているように雨を降らせる低気圧と晴れをもたらす高気圧が交互に通過して、短い周期で天気が変わりそうです。
あす23日(火)火曜と水曜は高気圧に覆われ、カラッと秋晴れ、にわか雨もなさそうです。ただ、木曜と金曜は低気圧や前線が通過し、曇りや雨。特に木曜は雨や風の強まるおそれがあります。2日おきの短い周期で天気が変わりますが、気温は高めの状態が続き、25度以上の夏日のところもありそうです。
台風が気になります。南東海上の非常に強い勢力の台風19号は、今後も南東海上で動きが遅くなります。すぐに近づいてくることはないですが、今後も台風情報に注意して下さい。
23日(火)の天気と気温
旭川です。大雪山系では雪の便りも届きましたね。
ロープウェイを運行する「りんゆう観光」の独自の観測によりますと、黒岳できのうの早朝に初雪が降ってうっすら積もったとのことでした。
あす23日(火)の天気と気温です。
各地で晴れるでしょう。最低気温はけさと同じか3度ほど高いですが、北見は6度と冷えます。日中は23度くらいで過ごしやすいでしょう。
釧路川は穏やかそうですが、土日は大雨になりましたね。
きのう21日(日)の午前3時過ぎ、釧路と十勝地方に線状降水帯が発生しました。引き続き、危険な場所には近づかないで下さい。
あす23日(火)の時間ごとの天気。道央・道南からです。
朝は雲が広がりますが、日中はよく晴れて、お墓参りなど外出にも良さそうです。気温は倶知安や千歳で朝は一ケタ、日中は20度超えと差が大きくなります。
道北・空知です。
多少が雲かかる程度で、風も弱く穏やかに晴れるでしょう。最高気温は20度を超えますが、屋外でのレジャーは調節しやすい服装が必要です。
道東・オホーツク海側です。
午前中は道東を中心に雲が広がりますが、天気の崩れはないでしょう。日中の気温は20度以上で日ざしも強いので、大雨の片付け作業などは帽子や汗拭きタオルが必要です。
23日(火)からの週間天気予報
札幌大通公園で行われているオータムフェストは10月4日(土)までです。
今後も気温は高めで、外でご飯を食べるにもいい陽気の日が多くなりそうです。
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
水曜も晴れて、朝晩と日中の気温差が大きくなります。木曜は日本海側を中心に雨や風が強まるため、最新情報を確認して下さい。金曜も日ざしが少ないでしょう。
太平洋側です。
水曜も晴れますが、木曜は雨の量が多くなるおそれがあります。金曜と土曜は晴れて、函館や帯広などで夏日になるでしょう。季節の歩みは足踏み状態です。
23日(火)の札幌の朝昼晩の天気
あす23日(火)の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
秋のお彼岸、もんすけはお墓参りをしてます。
晴れて風も弱く穏やかです。洗濯日和で、行楽の秋、食欲の秋も満喫できます。昼間は半袖で過ごせますが、朝晩は羽織る物が必要です。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月~金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。
※22日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU