「パフォーマンスアート」で世界的に知られる霜田誠二さんが上越市で初の個展
自らの身体を素材にして表現する「パフォーマンスアート」で世界的に知られる長野市のアーティスト、霜田誠二さん(71)の個展が、2025年5月10日から、新潟県上越市仲町2のもと山静堂で開かれる。土日曜にはパフォーマンスアートのワークショップや霜田さんのパフォーマンスなどが行われる。18日まで。
《画像:展示作品と霜田さん》
1953年に長野市で生まれた霜田さんは、大学在学中の1975年からパフォーマンスを始めた。その後は海外でも発表し、50年間でアジアやヨーロッパなど60か国以上の芸術祭などでパフォーマンスを披露。2000年には優れた舞台芸術などに贈られる米国のベッシー賞を受賞した。また訪れた国のアーティストを日本に招いた日本国際パフォーマンス・アート・フェスティバル(通称ニパフ)を1993年から2020年まで主宰した。
2022年から開催している絵画とパフォーマンスの個展「レッドフェイス」はコロナ禍を経て生まれた。「フェイクニュースで何が本当かうそなのか分からないことや、世界の紛争や戦争を考えた時、自分がアーティストとして何ができるのか。現代社会への怒りや戸惑いを表現した」と霜田さん。
《画像:絵は大小100枚を展示》
絵は95cm四方や縦150cm、横95cmの長方形の白い布を洗い、しわを入れた後、白い下地材の上にアクリル絵の具で猫と月、豚、キリン、ゴジラ、4本の角がある赤い顔などを描いた。パフォーマンスはこれらの作品の前で上半身裸で顔を赤く塗っていく。
霜田さんは「パフォーマンスは人前で何かをやるけれど、人を楽しませるエンターテインメントではなく、自分の詩の世界をアクションで表現する。ぜひワークショップに参加してほしい」と話している。
《画像:会場のもと山静堂》
会場は築約150年の町家を改修した多目的スペースで、絵画の見学は無料。時間は平日午後1〜7時、土日曜午前10時〜午後6時。パフォーマンスアートのワークショップは10、11日が午後1時から、17、18日は午後2時からで受講料は1200円。ワークショップ参加者の発表、霜田さんのトークとパフォーマンスは10、11日が午後3時から、17、18日は午後4時からで2200円。通し参加は3200円。
問い合わせ、ワークショップの申し込みはもと山静堂090-3573-8731( tel:09035738731 )。
▽霜田誠二さんのInstagram( https://www.instagram.com/seiji_shimoda/ )
《画像:「もと山静堂」の場所》
PAK presents - もと山静堂( https://sites.google.com/view/pak-dai4/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/%E3%82%82%E3%81%A8%E5%B1%B1%E9%9D%99%E5%A0%82#h.bi2mu1b6x7cy )