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津軽のおこもり宿、「こもる五所川原」にこもってみた

まるごと青森

津軽のおこもり宿、「こもる五所川原」にこもってみた

津軽の雪深い冬を満喫できる「こもる五所川原」

今年の青森は雪がとにかく多い!
青森市では例年の2倍という豪雪っぷり。

外出も一苦労ですが、どうせなら心と体をゆったり休める素敵な「おこもりステイ」はいかがでしょうか。

自分と向き合う時間を大切にしたい方におすすめのお宿「こもる五所川原」を訪れました。
私が体験して感じたおこもりポイントをご紹介します!

おこもりポイント①観光地から離れた静かな立地

五所川原駅に到着して待合室に座っていると、宿のスタッフさんが車で迎えに来てくれました。
「こもる五所川原」は駅から車で20分ほど、住宅地の中にある一軒宿です。
建物自体が雪に埋もれるように位置していて、早くもおこもり感が漂っています。

のれんをくぐるとそこは土間。外観とは裏腹にモダンな空間が広がっています。
そう、「こもる五所川原」は古民家をリノベーションしたお宿なのです。

周囲にあるのは小さな酒屋さん、お寺、そして民家…

観光地にアクティブに出かける旅とは全くちがう、雪深い津軽の風景を楽しむ静かな時間が流れています。

おこもりポイント②最低限+αのシンプルな客室

通していただいたのは8畳ほどの広さでシンプルなお部屋。テレビやトイレ、お風呂はなく、部屋の中央に座布団と茶器の入った台が置いてあるのみの空間です。
代わりに、部屋と同じくらいの広さの土間と坪庭があります。
土間にセットされた椅子に座ってしんしんと降り積もる雪を眺めながらぼんやりと考え事をしたり、時間を忘れて読書をしたり…といった過ごし方がぴったりです。

たまにはSNSの情報から離れて、デジタルデトックスするのもいいかもしれません。

庭の周りは壁で囲われているので、視線を気にせずブラインドを開けっ放しにしておける上に、部屋は高さのある吹き抜けになっています。
すっぽりと包まれたプライベートな空間ながら、解放感も味わえるような造りです。

天井が高くて開放感のあるお部屋

坪庭に面した土間。ゆっくりくつろぐのにぴったり

おこもりポイント③一軒まるごと貸切可能

「こもる五所川原」で現在客室として使用している部屋は、3部屋のみ。
食事は基本的に共通のダイニングでいただきますが、別のグループのお客さん同士で仲良くなってしまうこともあるのだそうです。

ちょっと変わったこの宿をチョイスする者同士、フィーリングが合うということなのでしょうか。

「いや、やっぱり私は身内だけでこもりたいな」という方のために、一棟貸しのプランもあります。
一棟貸しは8名程度まで受け付けているそうですので、ご家族・ご親戚や、気の置けない仲間同士で、まるでおうちのようにプライベート空間で心ゆくまでリラックスできますね。

「こもる五所川原」の貸切プランは海外の方にも人気が高いそうです。

おこもりステイ体験をご紹介

さて、簡単におこもりポイントをご紹介したところで、「こもる五所川原」の具体的な過ごし方を、お宿の魅力とともにご案内します。

「おこもりステイ」というからには放っておかれるスタイルなのかなと思いきや、実は随所にホスピタリティをひしひしと感じるステイが楽しめるんです。りんごジュースのウェルカムドリンク

まず到着時にいただいたウェルカムドリンクが、なんとりんごジュース3種飲み比べ。
左から、果肉まで赤いことで知られる「御所川原」、「つがる」、そして「弘前ふじ」でした。
3種類、味わいが全く違うのでびっくりすると思います。同じりんごジュースとひとくくりにしてしまうのが憚られるほど。

特に「御所川原」のキリッとした酸っぱさはかなりレアな味わい!

お風呂もおこもり感たっぷり

爽やかな津軽の味でお出迎えいただいたあとは、お部屋で過ごしてもいいし、お風呂に入ることもできます。
お風呂は交代制。このときはたまたまほかにお客さんがいなかったため、「何度でも入っていいですよ」と言っていただきました。
広々としていますが重厚感があり、洞穴を思わせる浴室になんだかうきうき…
小さな窓から入る雪灯りが雰囲気あります。ついお風呂でもおこもりしてしまいたくなるほどです。

津軽のいのしし鍋に舌鼓

午後7時、待ってました。夕食の時間です!
ここではなんと、「奥津軽いのしし牧場」のいのしし肉を使った「津軽猪鍋」を提供しているのです。
いのししの飼育をしている牧場は全国的にも珍しく、その味わいはクセがなく低カロリー高タンパク。
出汁は津軽みそに地酒の酒粕をブレンドしていて、まろやかで五臓六腑に染みわたる味わいです。
野菜もたっぷり摂れて最高です。
(津軽猪鍋については過去にも記事になっていますので、ぜひ併せてご覧ください→一度食べたら忘れられない味「津軽猪鍋」)

更に嬉しいのが、「こもる五所川原」はオールインクルーシブステイだということ。
つまり…飲み物が頼み放題なのです!
地酒や猪鍋に合うよう厳選されたウイスキーなど、お酒が好きな方ならあれこれ楽しみたくなってしまうこと間違いなしのラインナップです。

快適な眠りを提供する高級寝具

「こもる五所川原」のホスピタリティはこれに留まりません。
「寝心地を追求したくて、寝具もかなりこだわっているんです」と、宿の方にご説明いただきました。

それがこちらのマットレス。
ウン十万円(もしかしたらそれ以上)もする高級品なんだそう!
寝そべるとスプリングが効いていて、畳の上なのにベッドで寝ているよう。
これでしか眠れなくなってしまうお客さんもいるのだとか…!?

薄いのにベッド並みの快適さ 朝の癒し、曲げわっぱのお弁当

さて、高級マットレスで快適な睡眠をとった翌朝。
朝の楽しみ、朝ごはんは…

曲げわっぱのお弁当!
きれいに詰められたおかずは一つ一つが愛おしいです。お米は県産米「はれわたり」とのこと。

ただ起きて用意されたご飯を食べているだけなのに、丁寧な暮らしをしている気分になっちゃいます。
りんごジュースとともに添えられたりんごは、「コスモふじ」という変わった名前の希少品種!ふじよりシャキシャキ感が強くておいしいです。

ご飯をいただきながら土間の大きな窓から外を見ると、今日もものすごい雪です。
雪に閉ざされた空間で快適にこもっているだけの過ごし方、なんて贅沢なんでしょうか。

スタッフの方が一生懸命雪かきをしてくれています…感謝が溢れて止まりません!

帰りも五所川原駅まで車で送っていただき、今回のおこもりステイは終了です。

ほかのお部屋はどんな感じ?

さて、お宿はすみずみまでこだわってリノベーションされていてどこもとても素敵なのですが、やっぱりおこもりステイ的に特筆すべきはお部屋の造りですね。

今回泊まったお部屋以外の2つのお部屋も少しご紹介します。

こちらは30平米の広いお部屋。50年以上の歴史ある床の間つきで、障子の繊細な細工が見事です!
このお部屋なら二家族くらいでわいわい食事を楽しむことも可能です。
こちらも土間と坪庭つきで、とても風情があります。

もう一部屋は二階にあります。
小上がりつきで、窓から庭園を見下ろすことができます。
洗面所やお風呂などの共有スペースから離れているので、ほかのお客さんの存在を気にせず過ごしやすいのが特徴です。
お部屋ごとに造りが異なるのは、元々の民家の設計を活かしているからですね。

2階から外を見たところ。お隣のまえだストアの看板が輝いています

津軽での特別なひとときを

ということで、「こもる五所川原」は、その名の通り静かにこもる時間を満喫できる宿として、自分自身と向き合う贅沢なひとときを提供してくれました。

ここまでおこもりステイのお話だけしてきましたが、実はバリバリ観光したい方も結構宿泊にいらっしゃるそうです。
ウィンタースポーツを楽しむために海外からマイボードとともにやってくるお客様もいるそう!
また、夏の五所川原立佞武多を見にきたお客様は、スタッフの方が祭会場である市街地まで送迎してくれるそうです。
都会の喧騒から離れたい方はもちろん、お宿の丁寧な対応のおかげで、津軽をアクティブに楽しみたい方も快適に過ごせそうです。

ぜひ「こもる五所川原」で非日常的な時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?

By ぺすか

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