「トイレ」と言うだけで、動こうとしない義母。全体重を支えるのはキツイ! #頑張り過ぎない介護 188
一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。
義母が急きょデイケアを休むことになったため、まる子さんは昼食の準備をしなければなりません。しかし、そんな日に限ってやる気が起きず……。それでも、義母からはいつものように細かいリクエストが届き、仕方なく冷凍庫の中の材料を眺めていると、そこに思いがけないヒントがありました。まる子さんは自分を奮い立たせ、なんとか義母のリクエストに近いオリジナル料理を完成させたものの、夫はその料理を酷評……。まる子さんは不安を抱えながら義母に提供しますが、しばらくして食器を下げに部屋へ行くと、義母はしっかり完食! 義母の口に合ったようで、まる子さんもひと安心でした。
力を入れてーーー!
まる子さんに代わって、仕事が休みだった夫が義母を内科に連れて行ってくれた日。道中、義姉のことやデイケアのことについて愚痴った義母に、夫はお説教をしてくれました。すると、翌朝から義母は「何もしなくていいです」と言うように……。まるで人が変わったようで、まる子さんは戸惑いましたが、夫のお説教による変化だと受け止めました。しかし、それもたった1日だけのこと。結局、義母はいつものようにまる子さんに食事の用意を任せるようになり、残念ながら負担が軽くなることはありませんでした……。
デイケアに行くため、準備を整えて玄関でお迎えを待っていた義母。「トイレ」と言うので、施設の人が来たら伝えると言いましたが……。
ジーッとしたまま動こうとしない義母を見て、先日の転倒が原因で恐怖心が芽生え、動けなくなっていると気付いた私。
仕方なく脇の下に手を入れて義母の体を支えますが、腕に全体重がかかってキツい……。
というわけで、後ろから体を支える作戦に変更です。
しかし今度は、まったく自分で動こうとしない義母の全体重がかかったことで、私の体が反る体勢になってしまい……。
嫌な音とともに、腰に激痛が走ります……。
手を離すわけにはいかないので、心の中で叫びながら、なんとかそのまま耐えます。
無事、義母をトイレに送り届けることができましたが、私の腰は大ダメージです……。
今日は、義母がデイケアに行くつもりになってくれたようで、玄関に座って送迎車のお迎えを待っていました。そのとき義母が「トイレ」と私に声をかけてきて、そのままジッとしたままで動く気配がありません。しばらくして、私はようやく先日の転倒が原因で、精神的に立ち上がれなくなったことに気が付きました。
そうなると、私がサポートするしか方法がなく、義母の脇の下に手を入れると……義母はそのまま私にもたれかかってきて、私は腕だけで必死に義母の全体重を受け止めることに……。
とにかく義母は自分で動こうとせず、体勢を変えるたびに全体重がかかってきます。そして、グキッという嫌な音とともに私の腰に激痛が走り……。手を離すわけにもいかず、心の中で「力、入れろやー!」と叫びつつ、義母に「力入れて。足あげて!」と懇願し、なんとか介助を終えました。すぐさまコルセットを巻くことになったのは、言うまでもありません……。
--------------
先日の転倒は、義母にとっても大きなショックだったのかもしれませんね。でも、だからといってまったく動かないとなると、まる子さんの負担は増す一方……。徐々に恐怖心が薄れてくれることを願うばかりです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。